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kinju no madousho
BLを嗜好している腐女子の中には、時にはBがR(凌辱)されるのが見たーい!となるタイプの方もいることと思います。
そんな人に胸を張ってお勧めできるのがこちらの作品です!!男性向けエロの表現でBがRされます!!!触手多めで対人有り、ねちっこいです!!
私はいじめられっこ×いじめっこのような、かつていじめられていた側が優位に立ち攻めに回る話が大好きです。なので呪術師×盗賊には萌えました。
BRではあっても全然BLではないので、セッしててもラブ要素がないのは残念ではあります。が、呪術師さんが盗賊にかける催眠が自分のことをどんどん好きになるというものだったり、積極的に相手として盗賊を選んでいるような気がするようなしないようなみたいな、ちょっとしたところにL要素を見出して萌えを感じました。一次創作BLなのに、まるで二次創作BLを見るような特殊な楽しみ方ですね…。
完堕ちはあまり好みではないのでオチにはウーンとなってしまいましたが、それ以外にどう終わらすのかみたいなところもありますし、めちゃくちゃ男性向けR18なノリなのでこれで良かったのかなとも思います。
あ〜でも完堕ちせず最後まで抗ってほしかったし理性を取り戻して呪術師に叛逆の姿勢を見せてほしかったな……これはもう完全に好みの問題ですね。
男性向けBRを求めている方にはお勧めです!
とにかくエロいです。よく催眠を扱うBLは甘いレベルで止まってしまいますが、この作品がかなりディープです。悪・快楽堕ち、バッドエンド、トラウマなど、初心者向けではないですが、そんなテーマでも平気ならしっかり嗜めると思います。
男性向け作品のような雰囲気がありますので、もし切ないストーリーなどを求めるならもしかしたら読まない方が良いかもしれません。あと、個人的な感想ですが、絵柄やキャラデザが普通に良いです。
特殊性癖持つ者の愚痴ですが、もう少しセックス以外の催眠使用が見たかったなーと感じました。その人の人生をめっちゃくちゃさせたり、操って生き方を変えたりするのもエロいと思います。
勇者パーティ好きなので手にしましたが、意思や人格を奪う催眠エロが苦手だったんだ…。
それでもBLですから。最後は「もうそんな術無くてもお前が好きだぜ!」とか「今まで蔑ろに扱ってごめんね…」とか絆が生まれてハッピーエンドになるお話だと思っていたんですよ、ところがそんなに甘くなかった…ort。
他、関係無い街や住人に危害を加えるのが苦手なのと、呪術師の下衆顔がモブおやじ平気な私が耐えられないキモさでした。(※普段は可愛い顔)
最初はどうしても悪い所が目に付くものです、内容を知った上で読み返すと良い所も沢山あって印象が大きく変わりました。
前半はアホエロ系、術により俺様襲い受けになる盗賊さんは眼福でしたし、おち〇ぽ様に手を合わせガチで祈りを捧げ始め、エロ指南を信じる神官さんもエロくて笑えました。
メイン3人の他に勇者さんと騎士さんが居ますが、彼らもそれぞれ重要な役割があり、空気な人が居ないのも良かったです。
後半は呪術師が触手の魔物を呼び出すバトル展開。陵辱される中でも仲間の絆を感じさせるやり取り、勇者パーティの務めを果たそうとする姿が熱い!この状況でも必死に術を成功させようとする神官さん、格好良かった!
二人の自我が途絶える最後の最後まで抗い続ける姿勢と、堕ちた後の快楽に歓喜して溺れる姿の両方を堪能する事が出来ました。
そして終盤、どんでん返しのように明らかになる真相。禁呪の魔道書を手にしてから、勇者パーティとして過ごした日々のあれこれ全てに意味があり、この結末は必然的なものだったと言う事。
魔道書にのめり込んで変わっていった呪術師自身も、ある意味催眠された一人とも言えるのでは?ここへ向かうレールを気付かぬ内に歩んで来たような話の作りが上手い!
神官さんは騎士さんとの交わりが多く終盤は他のキャラが持っていくので、呪術師のメインのお相手は盗賊さん。術の内容は回に寄って異なるのもお楽しみですが、一つだけ…盗賊さんに掛ける術には必ず「僕の事を好きになる」が付いてくる、この一貫がBL的萌えポイントだと思います。
ラブ要素は薄めですし、私個人としては冒頭に挙げた例えのような気持ちの良いエンドを期待したのですが、この辺りは好みの問題で作品の持ち味でもあるでしょう。
最終話の最後の締めが「書」と付くタイトルにぴったり!「BLの陵辱モノは後からラブが付いてきて、甘く収まってヌルいんだよ!」と言う方に特にオススメかもしれません。
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