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chikatte bokura shinkon desu
こちらの作者様の絵は綺麗で大好きなのですが、今作の民族衣装、美しくてめちゃかっこよかったですー!キャラがとっても綺麗だし世界観にすぐはいれちゃいました!婚礼の服とか受け様攻め様共にやばかったー!キャラデザ最高!
ただ物語は割と単調かなと。
攻め様は受け様のこと大好きなのですが、ワンコのように好き好きせず、優しく待つタイプの甘やかし系攻め様。これが焦れったい!攻めて押してほしかった!って何度叫んだことか。
受け様は、ほだされ系の鈍めの受け様かな。でも素直な子だから抱かれたくて一生懸命頑張る姿はいじらしかったです。
でも“同じ好きになるまで待つ”って割と難題な気がするなと感じてました。
受け様は意識こそ弱かったけどちゃんと好きだったから、すべて受け手の問題な気がするなと。けど、受け様はちゃんと攻め様を安心させてあげられて大団円の甘々ハピエンになりました。進まない関係の落とし所どうすんのか心配してましたので、ホントに良かった!
ラストは甘々セックスですが、悲しきことに短めです。もっとどっぷり愛してほしかったけど残念でした。
全体的には甘いのだけど、少し物足りなさが残る感じありでした。
関連記事のスパダリ16ヶ条がとても面白かったので、その記事で「受けを待って待って待ち続ける 辛抱強さはベスト・オブ・ウツボカズラ」「幼馴染の受けをいつか手に入れようと、男を磨いた結果スパダリ力がカンストした攻め」と紹介されていたこちらの作品を読んでみることにしました。
1冊100P未満の中編。なので短めですが、お話はまとまっていたし、どこか異国の民族設定で、冬のモッコモコ姿、結婚式の衣装は可愛く、風景や内装が新鮮で見ていて楽しかったです。
結婚先行で始まる設定で、記事の紹介通りガツガツしていない優しい攻め。天然健気可愛い受け。受けのキリエが手を出されたくて毎夜準備してるの可愛かった…!
ユノ、キリエ、親や周りの人、皆いい人でお話は終始優しくて甘くかわいい雰囲気。
スパダリと聞くとガツガツ攻めて来そうなイメージがありましたが、家事仕事何でも出来てキリエの気持ちを優先してくれるユノは確かに素敵なスパダリ。攻めの溺愛が大好きなので満たされました!
民族系、と言ってもいいのかな?
架空の村の架空の部族、の2人の恋物語。
舞台は高山の山岳地帯。遊牧民的な人々の暮らし。
毛皮使いのお洒落なコートなどのステキな民族衣装を着ています。
ファッション的にも素敵な印象。
さて、主人公はキリエ。村の長の子で天然ぽい。美人。
兄弟同然のユノは子供の時に両親を亡くし遠縁を頼ってこの村に来た子供で、村の長である父が引き取って育ってきた。
かっこよくてなんでも出来るユノは女性たちから大モテ。
そこで、父である長がユノに結婚話を持ちかけるが、ユノの希望は「キリエがいい」と。
なぜか両親がそれを許し、キリエとユノは結婚することになりました。
…とトントン拍子に話は進んでいくんだけど、キリエもユノが大好きだけどやっぱりユノの抱いている「性愛込みの愛情」とはまだ釣り合わなくて…
ユノはキリエが同じ気持ちになってくれるまで待つ、という。
だけど。
同じ気持ち、…って?
いつまでたってもキリエの気持ち/心を同じと思ってくれないユノ。
抱かれてもいい…
ではまだ足りないユノなんだけど、ここはすごく難しいと思いました。
好き合ってる、愛し合ってる、それは本当に同じベクトル?
そこを疑い始めたらいつまでたってもキリがない。
2人で、
ひとつの境界を、
共に、
飛び越えること。
それが「恋」であり「性愛」なのだと思う。
手を出すとか出さないとか。そんな軽めな描き方で進んでいく本作だけど、ユノの本当の出自、身分、そんなドラマチック要素も出てくる。
いわば「本当の」恋の障害が立ちはだかった時、2人はどう感じどう振る舞うのか。
ユノは非常に確固たる想いを持っています。
絵柄は線は細めの綺麗系。だけどユノの想いは私好みのストロングスタイルです。
強くて甘い2人のこれから。
応援一択ですね。