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aishiteii toka ittenai
国宝級イケメンにロックオンされた無愛想男、のお話。
主人公は大学院生の九十九。
いつも研究ファーストで愛想の一つもないので、他の学生たちからは遠まきにされている。
そんな学生たちの話題は、同じ大学出身のモデル「佐伯佐竹」。
中性的な魅力で女性たちに大人気、らしい。
どこがいいのかわからんが…
…と帰宅した九十九を家で待っていたのが佐竹で……
佐竹は勝手に合鍵を作って九十九の家に不法侵入してる。
そして勝手に恋人気取り。
なんで?
…といういきさつが九十九視点で語られるんだけど、これがなんとも不思議。
(九十九にとっては)訳もわからず付き纏われて、襲われて、いつまでも抵抗してレポートを書く時間が無くなるよりは好きにさせた…そこからはもうなし崩しに。
だから、当然九十九はいつも嫌な顔。
そんな九十九を佐竹は「かわいい」と言うが…
抵抗する九十九に佐竹が提案するのは「かわいい」を言いまくって体に覚え込ませる、という実験。
九十九を抱く時にずっと「かわいい」を言い続ける佐竹に、九十九はこれまで感じたこともないゾクゾクした快感を知り!
一方、佐竹側からの馴れ初めが語られるパートで、これまでの佐竹が感じていた閉塞感や窮屈さ、他人の視線の煩わしさ、そんなものが九十九の前では意味をなさなかったことがわかります。
こういうはじまりってあるかもね〜。
ただ、佐竹が執着体質だったのが九十九には不幸(?)だったかも。
「かわいい」を覚え込まされた九十九は、さてどうなったでしょう?