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amanobotu natsu
切なくてたまりませんでした。
短編だからこそ、はかなさと切なさを際立てていると思います。
過去に恋人同士だった2人が、本意ではない別れを経験し再開するまで。
一度別れてしまうところは、指輪を交わして誓い合っていたはずなのになぜ...と思ってしまいますが、臆病になるのも理解できます。
再会してからは、この先の2人の時間は限られているけれど、本当の幸せをつかんだように思いました。
一緒にいられなかった時間を取り戻すように、一緒にいてほしい。
紆余曲折あった2人に、幸せな未来が訪れることを願わずにはいられませんでした。
切なくて胸が苦しくなるような一編。
男同士ながら、かつて好き合い付き合っていた博実と圭。
だけど別れて。
教師になった博実は女性と結婚し、そしてその方は病死した…
その一周忌を迎えた博実が、忘れられない恋を振り返る。
当時一方的に消えた圭が、どうやら実家に戻っている。
面影だけを想って生きようとしていた博実は、再会した圭に「やり直したい」と詰め寄るが…
圭が身をひいた理由、というものがあるんですよね。
そこが切ないんだけど、短編だからなのかな、ドラマチック過剰になってると思う。
博実に再びの「同じ」悲しみ/苦しみの試練を与えてますよね…
もう後悔したくない。
…と博実は言う。
一度は何もかも諦めていた圭。
私は……
今時心臓が悪くてもすぐに死ぬわけじゃない、だから2人は細くても静かでも長く関係を続けられると思うし、そう思いたい。
そうじゃなければ…
博実も圭も可哀想すぎるよ。