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okami ouji ha outaishi ni nido aisareru
学友だった2人の久しぶりの再会から切なさを感じ、期待にワクワクしました。
愛し合っていたはずが実は遊びだったと知って帰国した桜弥には、ウィリアムとの再会やアルシェールでの疎外感を感じる生活は辛そうで…。
そんな中でもウィリアムの甥のルイと仲良くなり、医者としてルイの病気に立ち向かう様子はかっこよかった。危ない橋を渡ったけど、その信念が素敵でした。
ウィリアムから態度には示されても言葉はなく、周りからの妨害もしんどかった。エドガー達の助けもあって想いが通じた時はホッとしました。ラストのプロポーズ幸せいっぱいで素敵でした。
北沢先生の描くウィリアムはかっこよく、桜弥は可愛くて眼福でした✧*。
はなのみやこ先生の作品が好きなので購入しました。前に読んだ作品は軒並み神評価だったのですが、こちらの作品は今ひとつ萌え切れ無かったです。
桜弥のウィリアムへの頑なな態度と回想から過去に酷い裏切りがあったのは分かるんです。でもウィリアムの態度からは、それは桜弥の勘違いだったのではと思ってしまうんです。
具体的にどんな事があったのかは終盤にやっと分かるのでかなり焦ったくて、ウィリアムが不憫に思えてしまいました。
なので受けの桜弥が好きになれるかで、こちらの評価は分かれて来ると思います。
結局は桜弥の思い込みと空回りが原因だと思うんです。それに比べてウィリアムは終始一貫した態度だったと思うし、一途だったと思いました。ただ、優しすぎて今ひとつ押しが足りないのが、この遠回りになった原因だと思うんですよね。
ウィリアムの異父弟のエドガーとか、甥のルイやウィリアムと桜弥の従者たちなど脇役は凄く良かったと思います。
そして「花祭り」でのウィリアムのプロポーズとかは凄く盛り上がりました。
すれ違いや誤解による両片思いが大好きな方には堪らない作品だと思います。
今回はアルシュール王国の第二王子と
扶桑帝国の第七皇子のお話です。
留学先だったアシュール王国を
再び訪れた受様が攻様の大切な人になるまで。
この世界には人間と獣人が存在しますが
人間達は科学技術の発展が遅れた獣人の国を侵略し
ほぼすべての国を人間が支配していました。
しかしながら昨今では獣人も人間と変わらない
と言う啓蒙思想が広がりつつあります。
それは東の果てにあり外敵の侵入を拒み続けた
受様の国・扶桑帝国の存在が一役買っていました。
扶桑帝国は独自に発展を遂げた技術を用いて
人間の国々に激しく抵抗したばかりか
甚大な被害を与えていたのです。
そんな扶桑帝国の技術に目を付けて味方をしたのが
西の大国あるシュール王国でした。
扶桑帝国はアシュールの後ろ盾て獣人の国でありながら
独立国として在れたのです。
受様は10年前にアシュール国王の招きで
学院に留学した扶桑帝国の第七皇子ですが
当時のアシュールにおいて
獣人はかろううじて人として扱われるものの
罵声を浴びたり、遠巻きにされる事が
少なくありませんでした。
そして先般
扶桑贔屓だったアルシュール王が崩御すると
扶桑は再び周辺国との軋轢が激しくなりますが
王太子の意向で扶桑はアルシュールの保護国となり
戦争を魔無我れたのです。
この王太子こそが今回の攻様です♪
攻様は受様の留学時代のルームメイトであり
多くの時間を共にし、恋人として過ごした仲でしたが
攻様は病死した兄王子に代わって王太子として
国を支える存在になっていたのです。
受様は両国の関係をより強固にするために
医学博士として10年ぶりにアルシュールを訪れ
攻様の施策による変化を目の当たりにし
自分と彼との差をまざまざと感じます。
そして受様を歓迎するパーティで
煌びやかな礼装を纏う攻様に再会した受様は
昔のように親しげに接してきますが
受様は学生時代のように愛称で呼ぶことはできません。
果たして受様のアルシュールの再訪は
2つの国、2人の間にどんな変化をもたらすのか!?
学院時代を共に過ごしながらも道を分った2人が
再び互いの手を取るまでの恋物語で
もふもふファンタジーとなります♪
受様は留学中に攻様と恋をしますが
誤解から攻様との関係を遊びだったと思い込み
攻様と再会しても昔にようには接せません。
その上、
獣人の医学博士として攻様の甥の患う病が
宮廷医が見立てとは違う事に気付きます。
それは受様が鼻の利く獣人だからと
薬草学の発達した扶桑の医師として診断してのですが
攻様も宮廷医も受様の話を聞いてくれても
受様の治療法を受け入れてはくれないのですよ。
微妙なズレが大きなすれ違いとなっていく中
医師としての矜持と攻様への恋心が
絡まり合いながら進んいき
2人の恋が実らすまでワクワク&ドキドキ、
楽しく読ませて頂きました。
第三王子の影の努力が実って良かったです (^-^)v
きょう先生おっかけで購入。めっちゃ刺さるものが特になくさらっと読み終えてしまったので中立よりの萌にしました。変態色なし正統派王太子と、ケモミミ妾腹皇子のお話、本編260P+あとがき。
東の果ての小さな島国扶桑帝国は獣人国でありながら唯一独立国として生き残っている国。扶桑帝国と友好関係にあったアルシェール王国が保護国とし、招かれて従者とともにアルシェール王国に向かい、王太子ウィリアムと再会し・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ルイ(攻め兄の子、表紙のおちび5歳)、エドガー(攻め弟)、真之(受けの護衛)、ロベルト(ルイの主治医)、メアリー(攻めの婚約者?)などなど。エドガー、ナイスサポート。
++攻め受けについて
受けはお医者さん資格あり、薬草を使ったお薬頑張って作れる方。健気という分類に入るかと思いますが、儚げとか吹けば飛びそうとかって感じではないです。ルイの病をなんとか直そうと頑張るいい子で、ウィルのことを思い切れていなかったからウィル以外誰も知らない26歳。妾腹だからか今一つ国代表という自覚なし。
攻めは兄が亡くなり皇太子となった方。有能さは学生時代の過去振り返りシーンでの監督生だった時の話ぐらい?現時点での政治的有能さ等は不明。挿絵の麗しさで惚れるぐらいか・・?そうめちゃんこかっこいい!!!!!!と思えるシーンが今一つ無かった気がするんです。プロポーズのシーンはめっちゃ良かったですよ!花束差し出すってやつなんですけど、シチュが良かった。(まあそんなところでするなという声もあるが)そこぐらいかなあ。
攻め受けともキャラに惚れる要素があまりなくさらっと読み終えてしまった一冊でした。
既刊「運命のオメガに王子は何度も恋をする」が
個人的に心に残る作品だったので新刊も購入しました。
うーーーーん…(。_。)?
今回は私の嗜好とはイマイチ合わなかったのかな?
感情がグッと入り込む瞬間がなかったんですよね。
特に攻めの感情が見えにくくてモヤモヤしました。
すれ違いにすれ違いを重ねる展開なんですが、
全部攻めが悪いんじゃねぇの…?( ;-д-)って思えてくる;
とても優秀な人柄なのに詰めの甘さに違和感を覚えて…;
あくまで個人的な捉え方なんですが、
あまり琴線に触れることなく読了しちゃいました。
多分解釈不足があるとおもいます。すみません…。
さてさて。
受け:桜弥 (獣人)
この世界では獣人は見下されることが多いです。
獣人に好意的な人間の尽力があって今は公平だけど、
少なからず差別をされた経験があり引け目があって。
"人間には獣人の話を聞いて貰えない"と決めつけて、
端から伝えることを諦めてしまう性格をしています。
攻め:ウィリアム (人間)
大国の王太子で、桜弥の学生時代の元恋人です。
大国を治めるだけの器を感じさせる公明正大な人柄。
上に立つべくして生まれたようなオーラを放っています。
桜弥の国は小さな国で大きな力がなく、
ウィリアムの治める大国と和平を結んでいます。
和平の証として桜弥がウィリアムの国へ派遣されることになりました。
学生時代は同じ寮でルームメイト兼恋人。
桜弥が帰国するのをキッカケに別れて10年ぶりの再会です。
再会を喜んで嬉しそうなのダダ漏れなウィリアムに対し、
桜弥にとっては気が重くて出来れば避けたい再会でした。
というのも
学生時代に恋人だと思ってたのは桜弥の勘違いで、
ウィリアムに遊ばれていたと帰国直前に知ってしまって…。
そんな青春の苦い思い出が蘇って落ち込んでしまうのです。
それでも国の為だと心を奮い立たせ、
ウィリアムが用意してくれた施設で研究に励みます。
そんな最中、ウィリアムの甥・ルイと出会ってーーーと展開します。
好きだったところは獣人設定ですかね。
平静を装ってても耳や尻尾に感情が出ちゃうアレ…!
個人的に大好物なので桜弥のケモ耳尻尾は萌えでした♪
また桜弥は普段自己主張をしない子なんですが、
医師として自信を持った強い発言もすごく良かった。
仕事や獣人としての能力にプライドが感じられます。
ウィリアムの公正さもカッコイイと思います。
桜弥のことは信用しているけれど、
国を治める者として線引きがしっかりされてるというか。
ただただ愛する者の望むままに感情で動くことはなく、
桜弥に対しても公正な対応をする場面が印象的でした。
ちゃんと器が感じられる描写があるのはすごく良い…!!!
なんですが。。。
ウィリアムの言葉の足りなさはすごくモヤモヤします。
桜弥が医師として進言した事案があるんですが
のらりくらりと結果報告を先延ばしにされるんですね。
大事な命に関わることだから桜弥は非常に焦るのです。
そんで医師としては本来やってはいけない行動に出てしまってーーー。
これ、ウィリアムが桜弥に情報が降りないように
統制してたってのが全く理解出来なくて…!!!
結局桜弥の医師としてのプライドを蔑ろにしてるやん!!
で。
桜弥のやらかしにウィリアムは厳しい言葉をかけるけど、
そこまで桜弥を追い詰めたのは誰だ!?って話なんですよ。
学生時代のすれ違いもそうだけど、ウィリアムの言葉が足りなすぎる!!!
桜弥を散々傷つけてるのも無自覚なので
"誤解させちゃった?ごめんね?"みたいな軽さが嫌。
悪びれなく"俺のこと好きだろ?"って自信満々も嫌。
(個人的な萌えで言えば、)
(桜弥を傷つけてたと知ったあとに落ち込んで欲しい)
(なんだよ…その態度。反省しろよ。と思っちゃうの)
"桜弥好き好きー!"ってのはダダ漏れてるのに
沸き立つ熱い感情が感じられずに残念でした( ;-д-)
周囲のアシストがなかったら一生すれ違ってそう…。
表紙にいるお子ちゃんが甥っ子のルイなんですが、
めーーーちゃかわいくてイイコでした(∩´///`∩)
あと桜弥の側近やウィリアムの弟など脇キャラがカッコ良かったです♪
評価が中立と萌えですごく迷う。
読んで損したとか一切なくて嫌な読後感はなし。
中立だと評価が低すぎるとわかっているんですが、
私にはハマらなかったので中立で上げます。すみません…。