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inanai kansen
いままで躊躇していた定広さんのピアス作品を最近手に取り始めています。
その中で今一番のヒットがこれ。
私は定広さんの初期作品の大ファンなのですが、
エロ耐性の低い私は、H度が高い漫画だとどうしてもエロばかり目に入ってしまって、ストーリーに注視できない傾向が私の中にはあって(かつ痛い方向は苦手・・・)後回しにして来てしまっていたわけですが、
UGHやこちらの作品等を読み、定広さんはどんなにエロに傾こうと描こうとしているのは純愛なんだなと理解できて、とても嬉しい気分になりました。
しかし定広作品で一番最初に手に取るには不向きな作品ではあると思います。
彼らの感情の揺れはセリフではあまり語られないので解かりずらさがあるし、ストーリー展開が異様に速い。
それにトンデモ展開が満載なので好き嫌いが分かれそう。
例えばですが、今ドラマが放映されている「雲の階段」のような、ありえない医者モノ&どろ沼恋愛に惹かれてしまう方であるなら、手放しでお奨めしたいです!
定広さんはアンダーグラウンド的な社会に生きる人々を描くのが実に巧い方だと思うのですが、今回は少し毛色の違うインテリ医者という、爽やかな色気がとーっても素敵!
単純に伊織と朋也という正統派イケメン同士のキャラに大惚れしたと言っても過言ではないのですが、彼らの想いの強さに心打たれること必死。
彼らの恋愛の前にはトンデモ展開であろうが、禁忌であろうが、道徳的にどうであろうが、、全てうでもよく思えてしまうのですよね。
そういった読者を力づくでも話にのめりこませる力量は、流石だなと思います。
”愛して欲しい、けれど愛してるなんて言えない”、この二人の苦しみとすれ違いが彼らを破滅へと向かわせます。
そして伊織が落ちぶれ弱ったところに、年下少年ががんがん攻めてくる。
当初俺様セクシーな絶対的攻めだった伊織が、、、エロスです!
とことん堕ちてしまった人間の心を溶かすのは、やはり人肌の暖かさであるのだと思いました。
もっとじっくり丁寧に綴ってくれていたなら、文句なしの☆5つでしたね。
それでも非常に好きな一冊です。
2CPというより、2つの人間ドラマといった方が相応しい作品。
【院内感染】【告知】萌2
天才外科医の伊織が手術後に向かう昏睡患者の病室で待っているのは、内科医の朋也。
伊織からのある一言を欲しがる朋也に言わなかったその日、朋也は…。
後半までどうなるのか、ハラハラしっぱなしでした。
自分のせいで死んだも同然になってしまった恋人から逃げた伊織を、昏睡患者だった想が追いかけてきたときには、まさかのファンタジー展開かと身構えたものの、そうじゃありませんでした。良かった。
逃げる大人を文字通り体で繋ぎ止めて送り出す。一番若い想が一番つらい役目を担ったけれど、この子にしかできないことだったんだろうな。ふう、深い作品です。
【君の倖せを祈れない】【I HAVE】萌
空港内のカフェに勤める拓未と、展望台に通う亮一の話。
家庭を壊すこともせず、亮一を手放すこともしなかった義兄よりも、他の誰かを想う亮一に惚れて、その思いごと受け入れた拓未の方が器が大きいと思ったのは、わたしだけでしょうか。
【レジデンス】(院内感染番外編) 萌2
本編最後に病院に顔を出した想の、病院の帰り道の話。
そういうことだったんだ!?と、想の気遣いに感動しつつ、一緒に行った友人の大人っぽさにびっくり。この子なら5才差も問題にならなそうと思える子でした。
みんながみんな、収まるべきところに収まるので、すっきりした読後感でした。
シュールな感じの作品だったかなとおもいます。
「君の幸せを~」を含めてね。
こん睡状態とか。事故とか。記憶が云々とか。
ねたが暗いつД`)・゚・。・゚゚・*:.。
ただ、さすがだなと思うのは、やっぱりエロに妥協がないです。
いや、個人的にね。
受とか真面目くさいのに、抱かれてる時の乱れっぷりがww
そんで、その受センセが事故でとか。
昏睡状態の患者の部屋でやりまくってたら、患者起きて。
記憶云々で~というね。
最初の段階で攻めていた黒髪先生が、元患者の少年に攻められるシーンは生唾者です。
攻が掘られるのがどれだけオイシイかという話ですよ。
'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
マタおっぴろげて受け入れている姿がそりゃもうトキメクわときめくわww
最後の高校生二人は、コレまでの暗い部分を打ち消してくれるような爽やかな感じでしたね。
初々しくて良いw
表題作、ピアスってことで、いきなり
「ケツ穴拡げて待ってろ…」的なつかみで始まりますが、
お話の展開が濃いです。
前編だけで、沢村と八木の爛れた関係から、それが一気に終焉するまでが、みっしり描かれていて、後編にはいると、がらっとお話が転換
「ちょっ、ちょー待て、あそこまでがネタ振り扱いかよ」
ってな感じに、しばし呆然。
コミックスで、これだけの内容を、これだけのページで展開させるって、なかなか凄い技です。
絵も、狂いなくすっきりきれいで、エロもガッツリ。
後半は、空港を舞台にしたパイロット志望の青年と、パイロットとの不倫に疲れた男の物語。
この2編で、内容の濃さでいったら、文庫の小説2冊読んだ位の濃密さでしたね。
なかなか、よくできていて感心しました。
残念なことに、私の萌ツボにはヒットしませんでしたけど、優れた作品であるのは確かだと思います。
ただいま、リバ祭り中。以前Q&Aで紹介していただいたリバーシブル作品を、手に入ったものから読んでます。
で、この作品。濃かった! 絵柄のせいもあるのでしょうが、濡れ場も迫力があるし。受けに妻子がいて、それがまた幸せそうな家庭という時点で、重い。重いけれど、読みごたえがありました。
そして、リバ……。よかった~~~~。弱り切った攻めが、若い子にやられちゃうのが萌えました。リバになった途端、テンション上がりました!
リバが読みたかったんです。
絵は好みな方です。筋肉質な大人の男がきちんと描かれてますから。
目的のリバも堪能できました。えろかったぁ (;゚∀゚)=3
年下攻も好物だし。
でも、おいら職業意識が低いキャラには魅力を感じない性分なんです。特に医者とか弁護士とか、エリートっぽい職種では。
なので、意識不明の患者が眠る病室でやっちゃうとか、酒びたりで診察ってのが、萎え萎えなのですよ。そのエピソードを否定しちゃうと表題作のストーリが成り立たなくなっちゃうんですよね (´・ω・`)
というわけで、こんな評価になってしまいました。
続編がでてるんですね。機会があれば読んでみたいと思います。