白い虎侯爵と子狼の親愛なるガーデナー

shiroi kotorakoushakuto koookamino shinnainaru ga-dena-

白い虎侯爵と子狼の親愛なるガーデナー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×210
  • 萌2
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
113
評価数
27
平均
4.3 / 5
神率
48.1%
著者
滝沢晴 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784774763682

表題作白い虎侯爵と子狼の親愛なるガーデナー

実業家でもあるグラモガン侯爵32
軽井沢にある豪邸の住み込みガーディナー25

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

No Title

植物オタクの新太郎。
コミュ下手がたたって実質クビになり、雇われたのは英国貴族の日本邸!
庭の管理を任され、「庭は持ち主の心」という亡き師匠の信念を胸に、庭づくりをしていきます。
このワードが最後の最後、すてきなご縁にたどり着きます♡

出てくる獣人たちがチャーミング!
犬塚がビーグルだった時は笑っちゃいましたw
俺様貴族様のヒューゴが、気を引きたくて一生懸命なのもおもしろかった!
エッチシーンは頻回ではないけど、ほんわか、楽しい読み物です^ ^

0

超絶に面白くて、萌えた…!!!!!

やーー最っ高に面白くて、ドキドキして、萌えました…!!大好き。

『保育士は獅子親子に愛される』のスピンオフ作品で、獣人もの。今回はホワイトタイガー攻め様。
スピン元も面白かったんですが、こちらの攻め様と展開がより好みドンピシャ!でした◎

人付き合いが大の苦手なガーデナー、新太郎。そんな彼が新しく担当することになった広い広い邸宅の持ち主は、英国貴族のヒューゴ。庭で新太郎が作業しているところにホワイトタイガーがのっそり現れ、いきなり人間姿(全裸!!)になりびっくり仰天する新太郎ですがー

と続くお話です。

もう、この攻めのヒューゴのキャラが可愛くて激推し!!
「私に関心がない人なんているの?」と自身満々なんですが、植物にしか興味のない新太郎には全く興味を持ってもらえず、土から出てきたオケラに完敗。自慢話を全く聞いてもらえなくて、そんなふうに自分に翻弄されない者・関心を持たない者なんていなかったから気になって仕方なくなってー

と、新太郎に惹かれていっちゃう過程も可愛くてニヤニヤしちゃいます。

他にも、新太郎の一言に喜んで赤くなり、無意識に耳を出しちゃったり。
見目麗しい王子様的貴族なんですが、中身が可愛いんですよね。完璧じゃないところが良いのです( *´艸`)

受けの新太郎も、力ではもちろん攻めに敵わなくとも、別の強さ、芯の強さがあって。
「人との交わりがどんなものか興味ある」なんて言って最初、ただの興味本位で自分に手を出してこようとしたヒューゴをバシッと叩き、きっちり拒否して返り討ち(?)するあたり、めちゃくちゃ好きです。❤︎

で、このお話でも狼獣人、お子ちゃま理人が大活躍!
滝沢晴先生の作品の子どもって本当に本当に可愛いんですよね。疲れた心身が癒される…

そんなヒューゴと新太郎の恋物語に、時を遡って新太郎の師匠の男性とヒューゴの祖母の悲恋の物語が重なって…と、悲しくもロマンティックなお話に胸が打たれる展開です。

ヒューゴの空港でのプロポーズ、良かったなあ。。なんでもカッコ良く決めたいヒューゴだろうに、息切れして髪はボサボサ、汗を流しながらの「Will you marry me?」。憧れるー!!!素敵だよう!!✨
(まあその後大事件が起きてそれどころではなくなっちゃうんですが;)

ヒューゴのプロポーズへの返事が、またこうなんとも新太郎らしくてとっても良かった!!ガーデナーという職業ならではの返事で、ドンとこい!なかっこよさがあって。

この二人+理人の10年後や20年後の暮らしも、ぜひぜひ覗き見たいなあと思う、大好きなカプ(+理人)のお話でした(♡´艸`)
これは、癒しが欲しい時に何度も読み返したくなっちゃうやつです✨

1

最高の1冊✧*。

ずっと気になっていたこちら、もっと早く読めばよかった!感情を揺さぶられ涙しながら拝読しました。すごく面白かった!
ヒューゴは完全無欠の英国貴族で白虎獣人、新太郎は植物を愛し人付き合いが苦手なガーデナー。最初は水と油だった2人が不器用ながら距離を縮めていく様は初々しくて微笑ましい。
そんな2人のキューピッドがヒューゴの養子で白狼獣人の理人。感情を失っていた彼が新太郎に懐き心開いていく様は感動する。
距離が縮まっても最後の壁を超えられず苦しむ2人に涙涙でした。邸の使用人達の後押しや何より理人のおかげで想いが通じた時は本当に嬉しかった。理人の「ふぁみり」には嬉し泣きでした。
恋人になった2人が甘くて可愛くてこちらも大満足。見守る周りの使用人達も温かくてほっこり。
師匠とお祖母様のお話も夢があって良かった。最高の1冊でした。

1

やっぱり滝沢先生の作品好きだなぁ

こちらの作品が「保育士は獅子親子に愛される」のスピンオフだと知り電子で購入してみました。

スピン元は読んでなくても充分これだけで楽しめるお話になっていました。

自分が世界の中心のようなヒューゴと、人嫌いでコミュニケーションが苦手な新太郎、表情が無く言葉を発しない理人が家族になるお話でした。

ヒューゴとの初対面にクスッとしたり、理人が初めて言葉を話す様子に感動したり、新太郎が彼等をかけがえのない存在と思うまでがテンポ良く書かれていて、いつの間にか夢中になって読んでいました。

人間たちの価値観に合わずいつも孤立していた新太郎が、ヒューゴの軽井沢の屋敷の使用人である獣人たちと打ち解けて、足りない部分を自然と補い合っている彼等に感銘を受けているのが良かったです。

また、新太郎が理人だけでなくヒューゴまで変えた事に好意的な彼等がとても素敵だと思いました。
それと新太郎の恩人とヒューゴの祖母のお話は、どちらも亡くなっているので確認しょうがないのですがとても素敵なエピソードでした。

当て馬は出てきませんが子悪党は登場します。ちゃんとヒューゴに制裁されてるので読後感は良かったです。
終盤にその子悪党のせいでとんでもない事件がありますが、ヒューゴの家族を守ろうとする本気度に感激しました。

個人的に面白かったのは使用人たちが2人がいつくっ付くのか賭けをしていた事です。空港にスポーツカーで新太郎を連れて行くロバートが、掛けに勝ったと知り爆笑でした。

理人が新太郎を「しんたお」と呼ぶのが可愛くて癒されました。モフモフ子育てものが好きな方にお勧めです。

1

家族

住み込みで庭師として働いている新太郎と、
そんな新太郎の雇い主であるホワイトタイガーのヒューゴとのお話です。
ホワイトタイガーと言っても獣人なので基本は人の姿をしています。

最初はヒューゴのことをすごく嫌な人だなぁと思っていました。
理人のことに対しても新太郎に対しても態度がなぁ…と。
でも、読み進めるにつれて印象が変わっていきました。
理人のことを「白い被毛が並ぶと映える」と言ってたのは、
本心で言ってたんじゃないとわかってほんとに良かったです。
それがずっと引っかかってて…(T_T)


とにかく理人くんが可愛くて
ニヤニヤしながら読んでいました。
子育てモノって子供に癒やされることが多いのですが
今回もとてつもなく癒やされました(*´ω`*)
徐々に心を開いていく理人くんが可愛かったです。


途中、ハラハラする展開もありましたが、
無事二人が結ばれて良かったです(*´ω`*)
理人くんがいなかったら二人が結ばれることはなかったので
理人くん様々だなぁと思いました(*´ω`*)

心が暖かくなる素敵なお話でした。

1

可愛い子狼に懐かれて

今回は希少種のホワイトタイガーの英国侯爵と
攻様宅の庭を任されたガデーナーのお話です。

攻様宅の庭を任された受様が彼の家族になるまで。

受様は中学でのイジメで不登校になりますが
そんな受様を救ってくれた恩師が学校の用務員でした。

恩師はかつて英国でバラの育種家を目指し
かつての恋人の名を冠したバラを発表しながらも
独身のままその花を大切に育てていました。

受様は恩師の夢を継いで育種家を目指しますが
専門学校を卒業して大型園芸店に就職して5年、
技術や知識は一流ながら植物以外に感心の無い受様は
同僚とたびたび騒動を起こしていました。

そんな時、軽井沢の屋敷の執事をなのる男性が
庭の整備と管理の仕事をしないかと声を掛けてきます。

最初は断った受様ですが雇用期間後に
英国の有名なバラ育種家へのつなぎを約束されて
話を受けることにします。

その邸宅は1年前に建てられたものでしたが
庭を設計したガーデンデザイナーが育てやすさや
四季を無視して派手な植物を豪勢に植えたため
使用人達では世話ができず、庭は荒れ放題でした。

受様は1年を通して楽しめる庭作りを計画し、
土作りやフェンスの取換え、2週間目にしてやっと
植栽に着手できるようになります。

今、受様の傍には3才の男の子が座り込んでいます。
彼は雇い主の養子で父親より一足先に来日したそうですが
受様と出会ってから1度もしゃべりません。

受様を真似て庭仕事をする様も
休憩時間に受様お手製のハーブ水を必死に飲む姿も
微笑ましくさえ思えます。

その時、庭の奥でパキという音がしたと思ったら
男の子がそちらに向かって駆けだし、
受様が慌てて彼を追っていくと目の前に
巨大な白虎が現れたのです!!

受様は慌てて彼の手を引いて後ろに隠しますが
虎は植えたばかりのネモフイラを踏んで歩み寄ろうとし
それを目にした受様はシャベルを振り上げて虎に迫ると

虎はなんと人語を発した上に
美麗な白人男性に変化したのです!!

しかも抱えて逃げようとした男の子には
三角の耳と白いふわふわ尻尾がはえていて!?

滝沢先生の既刊『保育士は獅子親子に愛される』の
攻様の友人で英国貴族の攻様と植物以外に無関心な受様の
もふもふ子育てラブコメディーになります♪

既刊の攻様は客演しているものの既刊未読で問題ありません。

タイトルからも判るように白虎こそが今回の攻様で
受様の雇い主の英国侯爵で結婚したい男ナンバー1と
評される人物でした。

受様は世界には獣人と呼ばれる種族が存在していて
人間、半獣、獣と姿を変えられる事、
雇い主は希少種のホワイトタイガーで
男の子は絶滅危惧種のホッキョクオオカミだと
聞かされます。

受様は目の前で起きた事を信じるしかなく
複雑な事情で乳児院に預けらた男の子を養子にしたという
攻様は皮肉で高圧的で受様には好ましい人物にはみえません。

受様の庭づくりを基盤として
男の子がどうして喋れないのか
攻様は息子と良い関係になれるのか

そんな第一印象が良くない攻様と
人間嫌いの受様がどうやったら恋仲になるのか

攻様をライバル視する伯爵や
受様の恩師、親日家だった攻様の祖母も
2人の関係に絡まってきて

受様が攻様親子の大切な人になるまでハラハラ&ドキドキ
とても楽しく読ませて頂きました♪

今回も鈴倉先生のイラストが超キュートで
萌え増しましでした (^o^)/

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