竜人と運命の対 3 紅蓮の誓い

ryujin to sadame no tsui

竜人と運命の対 3 紅蓮の誓い
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×28
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
83
評価数
19
平均
4.4 / 5
神率
47.4%
著者
櫛野ゆい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高世ナオキ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
竜人と運命の対
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799756041

あらすじ

ーー赤い月の発情のせいじゃない。愛しているから、お前が俺の運命なんだ。ーー
異世界に迷い込んだ陽翔と、竜人族最強の戦士ジーン。
<運命の対>として結ばれた二人はもうすぐ竜人族の王と王妃になる。
その前に会っておくべき人がいる――現竜王に告げられた二人は、再びキャラバンの仲間たちと旅に出た。
だが突然の敵襲で、敵の術によりジーンは陽翔についての記憶を失ってしまう…!
陽翔を意識しつつ、人間である彼を番と認めようとしないジーン。
ジーンとの絆を信じ、側にいる陽翔。
そんな二人に、恋した相手に発情する赤い満月の夜が訪れる…!
「どうか、俺と共に生きてくれ。俺はお前だけを生涯愛し抜くと、ここに誓う。」

表題作竜人と運命の対 3 紅蓮の誓い

竜人族最強の戦士で次期竜王、280歳以上
17歳,界渡りしたジーンの運命の対

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数7

なんて大満足なハッピーエンド( ´∀`)

今までの獣人達が勢揃い。
陽翔の成長、ジーンとの2人の絆。
めっちゃ面白くて、ドキドキハラハラで、ホント素敵で大満足なハッピーエンドだなぁ、としみじみしちゃいました。


受け様の陽翔は異世界へと飛ばされ、アースラ率いるキャラバン隊に助けられる。
そこで出会った竜人族のジーンが攻め様。
前作までで困難を乗り越えて、今回結婚し、それぞれ竜王、竜王妃となることに。

竜王妃の逆鱗の欠片を身に封じられたレイとその運命の対であるアーロンに会う為、アースラのキャラバン隊と共に、2人は新婚旅行へ行くことに。

この提案を竜王から受けて、嬉しくて飛びつく陽翔。
すると背後から聞こえてくるべちんヽ(=´▽`=)ノ
いいよねぇ、変わらないジーンの気持ち丸わかりの尻尾。
陽翔に対する独占欲や嫉妬、過保護な溺愛。
3巻目の相思相愛カップル、いいわ~( /^ω^)/♪♪

旅の途中で方術使いの襲撃を受け、ジーンはここ1年の記憶を封じられ、陽翔のことを忘れてしまう。
陽翔に対して塩対応のジーンに、記憶が戻った後で歯噛みして後悔するぞ~とほくそ笑み。
レイとアーロンに会った時は、記憶があるならここで攻め様同士の嫁自慢が始まったハズなのに〜もったいないわ〜(;^ω^)

でも、記憶がなくてもジーンはジーンでした。
陽翔を傷つけないよう、陽翔の幸せを考えていて。
にまにまきゅんきゅんですよ。

戦いのシーンでは、どうなることかとハラハラしてページをめくる手が止まらない。

自分が選んだ運命だ、とジーンと陽翔が再び手を取り合った時は、そうじゃなきゃね、と脳内で拍手喝采(≧▽≦)
陽翔とレイの2人きりの会話では、じーんと胸が熱くなり(*´ω`*)

ともかく、私のきゅんやら胸アツやらがいっぱいで。
めっちゃ素敵なハッピーエンドでございました。


イラストは高世ナオキ先生。
ラストのページに、ここまできた幸せが詰まってました。

4

逆鱗を巡っての争い、最終幕

2022年刊、シリーズ最終巻。
人と竜人・獣人が共存する世界の中で竜人族の至宝とされる逆鱗を巡って、邪な独裁者や方術使いとの争いが大詰めとなる。

今回は方術にかけられようとした陽翔を庇ってジーンが一年分の記憶を封じられてしまったのだが、話の展開に関しては不安はなかった。
もっとも、一年分だけの記憶だったらとタカを括ろうにも、彼らにとって重要な運命の出逢い、人生の転機となった大切な時期なのだけどね。
ジーンが番をベタ甘に溺愛するタイプになる自覚がなかったらしく、陽翔に付いている甘ったるいマーキングの匂いを真顔で指摘したくだりには「いやソレお前さんだよ!!」って笑わせてもらった。

でもまぁ、番と認識していないにも関わらず陽翔を大切に思う故の考え、行動からして、ジーンの本質がぶれない事にむしろ感心した。
"記憶が無くともまた同じ人を好きになる"ってシチュエーションにはグッとくる萌えがあった。

やっぱり彼は竜王を継ぐにふさわしい強さと優しさを持っていたね。
陽翔のほうも、異世界でジーンと共に生きる決心をしただけあって、前向きな性格は周囲の心を掴む力が出て成長が実に頼もしかった。

シリーズ最終巻という事もあって、スピンオフ作のキャラクター達も登場して、物語の終盤に華を添えた活躍ぶりが良かった。
本編、スピンオフ含めて大好きな世界観だったので、これで読み納めかと思うと寂しい。
もうお茶目な尻尾べちんっ!!が読めないのか…(おーい、感慨にふけるところはそこか!?(笑))

逆鱗を巡っての争いには決着がついただろうけれど、竜人さん獣人さんとの共存生活はまだ色々と覗いてみたい。
ノロケでもいいから、この世界観で何かまた読める機会があればいいな…

1

愛の力は偉大✧*。

今作はやっぱりジーンの記憶喪失に心揺さぶられた。陽翔と出会う前のジーンに戻ったようで、甘々な2人だけに陽翔を対と認めない様は辛かった。でも冷酷なだけじゃない陽翔を思い遣る部分もあって、それを陽翔が理解して信じぬくのがグッときた。そんな時にもバーリドとの戦いが…何重にも張り巡らされた罠や、非情なレオニードにはゾッとした。ハラハラしたけど愛の力が結集した結果に感動でした。記憶を失っても陽翔に惚れ直したのは、陽翔の愛の力だと思う。ジーンはずっと後悔するだろうけど、それも乗り越えて2人生きてほしい。
今作で出てきた他のcpの話ぎあるのも知ったので読みたい!レイとアーロンも素敵だった。
面白かった!

0

シリーズ完結巻でした

今回は現竜王の近衛隊長で次期竜王と
攻様の運命の番である日本人高校生のお話です。

結婚と戴冠を控えた2人が
バーリド帝国王との最終決戦に挑む顛末となります。

この世界には人間の国の他に獣人の国があります。

攻様達竜人族は長命で賢く誇り高い種族であり
弱い身で争いを好む人間達と関わる事を好みませんが

攻様はある目的のために帯同したキャラバン隊で
異世界から渡ってきた受様と知り合い
己の運命の対とします。

受様は竜王の逆鱗を狙うバーリド帝国王により
召喚された日本の高校生でしたが
1度は元の世界へ戻るものの攻様の伴侶として
この世界で生きる決意をするのです。

受様がこの世界にきて早くも1年となります。
攻様は次期竜人王となる事が確定しており、
戴冠式も3ケ月後に迫っています。

2人は戴冠式と同時に結婚式も挙げることになっており
受様は攻様にふさわしい人間になれるように
努力を重ねています。

そんなある日、
現王から正式な譲位の前にソヘイユで
ある人物にあってきて欲しいと言われます。

その人物とは龍王妃の逆鱗の欠片を持つ人間の青年ですが
逆鱗の欠片が彼の魂と深く結び付いて取り出せず
現王は受様の前の近衛隊長を護衛として付けて
彼を護っていたのです。

現王は表向きは
ソヘイルのラヒム神殿に結婚報告をするためとして
2人は受様の恩人でもある女隊長の率いるキャラバン隊とともに
ソヘイルへと向かう事となります。

現王はかつての仲間達と新婚旅行気分を味わえと
送り出してくれるのですが
王都にほど近い街で方術使いの襲撃に合い、
受様を庇った攻様が記憶を失ってしまうのです!!

受様達を狙ったのはバーリド帝国王なのか!?
受様達は無事に旅の目的を果たせるのか!?

櫛野先生の既刊「竜人と運命の対」の3巻目で
最強の竜人である攻様と彼の運命の対となった高校生の
異世界トリップファンタジーになります♪

こちらはスピンオフも沢山出ているシリーズなのですが
なんとびっくり本作で完結だそうです。

えぇぇぇぇ、あとがき読んでびっくりです Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

そのためもあっだったのかスピンオフ作
「竜人と嫁の恋暮らし」「サーベルタイガーの獣愛」の
キャラ達もいいポジションで絡んで
シリーズ制覇者には更に美味しいお仕立てです。

鷹を扱うキャラバン隊の新しい用心棒の動向
10年前に界渡りしたという日本人のパン職人の思惑
受様と出会ってからの記憶を失った攻様の葛藤
必要に竜王の逆鱗を狙うの陰謀

攻様達がバーリド帝国王を撃墜し、
2人が結婚式を挙げる幕引きまでハラハラ&ワクワク、
とっても楽しく読ませて頂きました。

記憶を失ってもオーラン・サランには
受様を求めてしまう攻様に激萌えでした。
記憶がなくても受様を求めちゃうのがたいへん良い♡です。

ジーンの尻尾床ダンがもう読めないのは寂しいので
別のカタチでも番外編を期待しています。

5

大円満の結末でした

「竜人と運命の対」シリーズ、一巻は神で二巻で萌に評価が下がり、完結編の三巻で萌2まで巻返した感じでした。

二巻で中途半端だったバーリド帝国皇帝のレオニードとの決着が、綺麗について最良の結末だった様に思いました。

今作では新たに二人の人物が登場した事によって、誰が味方で敵なのかとハラハラと楽しませて頂きました。多分、読者をはじめ陽翔以外は誰が敵なのか気が付いたと思います。

二巻では陽翔の甘ちゃんぶりに腹が立って仕方なかったんですが、今作では自分の軽率さが大事な仲間を危険な目に合わせてしまう事を反省していた点に好感が持てました。

ジーンの記憶が封じられたり、バーリド帝国軍がソヘイル国に攻めて来たりとハラハラの展開が多かったので、ジーンと陽翔の甘いシーンは最後にちょっとしかありませんでした。

でもこのカップルは身体を繋げるシーンより、ジーンが焼きもち焼いて独占欲を見せたり、陽翔を抱えて移動するシーンが素敵だと思うので、私的には満足感の高い内容でした。

4

シリーズ完結作

サーベルタイガーの獣愛
竜人と運命の対1・2
ユキヒョウの獣愛
竜人と嫁の恋暮らし
竜人と星宿す番

と、これだけのシリーズの完結作。
竜人と運命の対以外のキャラクターも多く登場して、シリーズ読者としては嬉しい一冊でした。

ジーンが記憶を失い、陽翔に初期の頃のような塩対応。
溺愛ラブラブなのはわかったよ、、、(笑)とも、前作で若干思っていたので、なんとも新鮮で楽しく読み進められました。
既読感はあれど、良いものは何度読んでもいいな、としみじみ感じました。
感情豊かなジーンの尻尾しかり、寒がりなジーンが陽翔の寝床に潜り込んでくるシーンしかり。


個人的にはアーロンとレイが好きだったので、ガッツリ出てくれて嬉しい、むしろそっちの視点が読みたい感はありましたが(笑)

シリーズ通して、このラストに向かっていたんだな、と思えるハッピーなラストでした。


戦争描写にどうしてもモヤッと思うところあり、萌2評価にしましたが、シリーズとして、良い完結作だったと思います!

1

色々でてきました

ジーン好きなので購入。出来上がったカップルのお話だからか、ちょっと盛り上がれず、ふーんと読み終わってしまったので中立寄りの萌にしました。二段組の本編260P超+あとがき。

三か月後にジーンが竜人族の次期王になると同時に結婚することになっている陽翔。ある日、現竜王に「ソヘイルに行って、竜王妃の逆鱗のかけらを持っている人物に会ってきてほしい」と頼まれ、またキャラバンのみんなと旅することになり・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
キャラバンのみんな、ロディ(キャラバンで新しく雇った傭兵)、雨宮(ソヘイルにいる日本人)、レオニード(バーリド帝国皇帝)、アーロン&レイ(竜人と嫁の恋暮らしのカプ)、ラヒム王(ソヘイル国王)、セリク王(カーディア国王)、ディオルク(サーベルタイガーの獣愛の攻め)等々。フルラインナップな勢い。

++内容に触れる感想

王道、記憶封じられコース。ジーンが記憶なくしちゃうのですが、しっぽびったんびったんやら、ゆたんぽ表現はありますし、記憶はなくても反応しちゃうおかげでオラーン・サランはやってくるし、二人の甘い様子はちょこちょこあります。ただ記憶封じられているから、少々せつなめテイスト。陽翔は持ち前の陽キャで頑張ってるので、むちゃくちゃしんみり というほどではないですが、胸がきゅーんとする方も多いんじゃないでしょうか。

最後は皆さん総出でレオニードと対峙してめでたしめでたしです。

王道話だったからかなあ?今一つ盛り上がりには欠けてしまったのですが、大好きしっぽや無意識ジーンのゆたんぽ求める姿は面白かったし、陽翔を溺愛してあちこちにがるがる吠える様は大好きだし、これで完結とのこと、ジーンにもう会えなくなるのは寂しいなあとは思うのですが、キレイに完結したので、ほんとめでたしめでたしだと思った一冊でした。

5

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