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kimi ha gochisou
佐久本先生のお話は恋の切なさを描いても、どこかほんわかしたガーゼに包まれているようでとても好きなのですが、このお話も優しくてとても好きです。
吸血鬼や鬼や狼男など亜人と呼ばれる種と人が共存している社会。
吸血鬼の亜人の莉央はその容姿を駆使してモデルをしている。吸血鬼なので他者の血液や体液を摂取することが大事なのだが、ある日堪らなく良い匂いのする相手廣人と出会う。莉央は廣人に積極的に迫るが田舎から出てきたばかりの彼は亜人の存在にもおどろいて引いてしまう。
二人が種族の違いや生まれのコンプレックスに直面して悩んでも、飛び越える瞬間はヒョイっとジャンプするような軽やかさが佐久本先生らしさが溢れていてとてもかわいかったです。
亜人と人間の恋のお話です。
莉央は吸血鬼の亜人。運命の相手を探しています。自分の近くに運命の相手がいて、憧れています。そんな莉央の前に現れたのが大学入学で状況したばかりの廣人。
いきなりの展開についていけない廣人です。
でも、莉央は積極的に廣人に会いに行きます。
とまどいながらも、受け入れる廣人。
真面目な廣人は、亜人のことを正しく知りたいと思います。莉央は妬みやひがみにあうこともありますが、いつも明るく振る舞っています。
二人の距離が少しずつ近づいていくのがとってもいいです。
この作品は、亜人をテーマに4組のカップルが登場する物語になっていました。4組といっても成就しているのは主人公たち含む2組で、両片想いや、これから叶うだろうカップルなどがいらっしゃいました。オムニバスではないのですが、物語に絡んでくるので続編とかサイドストーリーとして今後出るかもしれないですね。
各キャラクターごとにきちんと設定が描かれており楽しめました。
主人公たちカプは、受けである吸血鬼の亜人と、攻め様は誠実ピュアなヘタれ御曹司さんのお話で。
まー攻め様が真面目なもので関係が進まないというか、スローペース!その分、受け様がガンガン攻めてくれたのと、幼馴染みのナイスアシストがあり辛うじて物語として成り立つレベルでした。幼馴染みいなかったら永遠に距離が近づくの無理レベルな感じでした(笑)
まず亜人について学んでいく攻め様。その中で、受け様の隠れた苦労を知り歩み寄ります。また自分のコンプレックスが、受け様により変わり気持ちに変化がおきます。ここまでの攻め様の成長っぷりにちょっと感動。狼男や、鬼の亜人に関わる中でさらに意識が変わりやっと一人の受け様を見るようになれました。
正直ここまで長い…。長かった。
その後もグダグダとヘタれっぷりを発揮しますが、やっと気持ちを伝えハピエン。髪型とか服装など全身大きく変えて告白するのかと思ったけど、前髪カットのみで正直あんまり変わらなかったのでここもちょっと残念だったな。
あと、途中何度も受け様の明るさと、狼くんに救われてました。
攻め様と一緒に亜人について勉強している気分なので恋愛モードっぽくなかったから。
良いお話で、キャラも良かったけどテンポは悪かったかな。ただその分、人の感情の変化が繊細に描かれていたのだと思います。
ヘタれていた攻め様が雄になる部分、たくさん見たかったから少なくてちょい残念でした。ただ文頭にも書きましたが、他カプで作品できそうな感じあるので、そちらに期待です。