ラスボスが恋したら世界が平和になるかもしれない

last boss ga koishitara sekai ga heiwa ni naru kamo shirenai

ラスボスが恋したら世界が平和になるかもしれない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
25
評価数
6
平均
4.2 / 5
神率
33.3%
著者
楠木りん 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
キルタイムコミュニケーション
レーベル
スリーズロゼコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799216040

あらすじ

借りを返すまではお前は私のものだ――

魔王ブラハは城に攻め入る冒険者たちと日々攻防を続けていた。
ある日、互角の冒険者たちに攻め入られ危うく競り勝ったものの
限界に近付いているところに、新たな冒険者たちが現れる!

もはやこれまでか…と覚悟を決めたブラハは
「瀕死の相手にとどめを刺すのは…」と
剣士・ジルから「今度は正々堂々と勝負しよう!」と
慈悲をかけられ屈辱を覚える。

人間に助けられたとあっては威厳が保てないと、
人間の振りをしてジルのパーティに潜り込むことにしたブラハだが…
…実は彼らは「運」だけが良い、激弱パーティだった!?

表題作ラスボスが恋したら世界が平和になるかもしれない

ブラハルト=アード,魔王
ジル,剣士

同時収録作品ラスボスが恋したら世界が平和になるかもしれない

ベリト,魔王の臣下
ジル,剣士

その他の収録作品

  • 特別描き下ろし漫画
  • あとがき
  • カバー下

レビュー投稿数1

真のハッピーエンドを目指すRPG

最近は異世界転生や淫魔の人間界への介入など
ファンタジックなBLが受け入れられてきていますが、
元から異世界の設定は少なく感じます。
こちらは最初からRPG的世界の住人達のお話です。

魔王ブラハは借りを返すためにジル達のパーティに。
ところが、借りを返すどころか逆に作り続け、
離脱のタイミングを逃し続ける…
一緒に旅をするうちに、優しく真っ直ぐなジルを
ブラハは好きになり共に生きたいと願うように。

RPGの冒険感よりは、魔王を連れ戻そうとする
部下達との攻防がメインのストーリー。
パーティの仲間二人はあまり目立たないのですが、
魔王の部下の三人の魔族はそれぞれキャラが立って、
各自見せ場(主に悪事)があり面白かったです。

Hシーンがいきなり攻めのオナニー(棒)で驚き、
これが結構しっかり描かれている。
どちらかと言えば受けがする事が多いような?
受けに気付かれて…と言うBLは時々ありますが
そういう訳でもない。

カバー下を見ると納得がいくような気がします。
ガッチガチの左右固定厨の方には
お勧めし難い作品かもしれません。
(設定の裏話があります)
私は平気なので驚いたと共に、そのまま進めても
また別な面白さがありそうで読んでみたかったかも。

他にも人に寄っては苦手かもしれないシーンが↓
・攻めが軽く襲われるシーン(乳首とか)
・攻めも巻き添えにされる触手プレイ
・攻め以外に襲われる受け(挿入は無し)
・流血やバトル
・終盤で時が流れて姿が変わる
私は好きな要素が多いので楽しかったです♪

本来は敵対する立場の二人が共に生きる為には、
様々な困難が必然的に立ちはだかります。
ボケ&ツッコミノリの明るいテイストではありますが、
時にはシリアスな場面もあり、
傷を負う苦しみ、負わせる胸の痛み、
そして別れの悲しみも…。

能力やアイテムなどの力に助けられるのは、
若干ご都合主義感があり感動も半減してしまいますが、
良くも悪くも魔王ならではの設定が
二人を引き裂く辛い場面を作りつつも、
バッドエンドを回避する役割も担っているんですよね。

ちなみに二人の本番Hがしっかり描かれているのは、
実は1回だけだったりします。
でも共に居たい、守りたいと思い合う
二人の気持ちはしっかり描かれ、ラブ度は十分でした。
色々な要素が盛り込まれていて読み応えがあり、
良作だと思いました。

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