獣人アルファと恋の暴走

juujin alpha to koi no bousou

獣人アルファと恋の暴走
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×213
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
10
得点
158
評価数
39
平均
4.1 / 5
神率
43.6%
著者
成瀬かの 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
央川みはら 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784773063295

あらすじ

獣人のアルファの独占欲の強さを知っているか

孤児のシシィは迷宮都市随一のアルファである公爵子息・ヴィハーンの運命のつがい。子も授かり幼い弟たち共々公爵家で幸せに暮らしていたが、ある日迷宮で魔物に襲われる男を助けたら、「そなたこそ我が運命のつがい」と求愛されてしまう。
男は魔法大国の皇子だった。シシィを巡り火花を散らす二人のアルファ。
折悪しく暴走を起こし迷宮から溢れ出る魔物たち。発情期のオメガのにおいは魔物を誘う。うなじを噛まれたシシィにヴィハーンは獣人の性を抑えきれず……!

表題作獣人アルファと恋の暴走

公爵家の嫡男でトップシーカー,獣人
ラージャの許婚者でつがいの魔法使い

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数10

2作目も面白かった!

2作目も面白かった!公爵になったヴィハーンに相応しいのか悩むシシィ。そんな時にワーヤーンの皇子ユージーンがシシィに求愛、迷宮の暴走が始まり‥というお話
シシィは有能だし頑張ってるのに悩んでるのが気の毒で、それだけヴィハーンを愛してるんだけど。有力貴族のやっかみやそれも利用して求愛するユージーンが鬱陶しかった。匂いをつけられ魔物に噛まれたのは、ヴィハーンの真意も分からないしシシィの絶望を思うと辛すぎた。それでも戦うシシィや、シシィを守ろうと策を練ったヴィハーンがかっこよかった。2人のきずなに感動でした。ちびーずには今回も癒やされた。素敵な大人になりそうで先が楽しみ✧*

5

魔物達に何が起こったのか

今回は「迷宮都市の覇者」と呼ばれる探索者と
攻様のつがいで一児の母となった探索者のお話です。

受様の弟達の迷宮デビューから
大迷宮で起こった魔物達の暴走を終焉まで。

「始まりの街」という異名を持つアブーワは、
この世界に最初に生まれた迷宮を抱く迷宮都市です。

アブーワの大迷宮は
未だに成長し続けていて制覇した者はいませんが
大迷宮を制覇できるだろうと言われている探索者は
「迷宮都市の覇者」と呼ばれるトップランカーで
アルファの攻様しかいません。

攻様はアブーワを治めている公爵家の嫡男ですが
子供の頃から大迷宮の政略を夢見ており
父親である公爵に反対されながらも
迷宮に入り続けています。

受様はオメガながらも
亡き養父のような探索者を夢見て獣人の弟達と
アプーワにやってきます。

受様は迷宮探索中に発情期となり
攻様の子を孕んだことから紆余曲折を経て
攻様の大切なつがいとなります。

受様は男性オメガとして妊娠、出産を果したゆえか
産後の肥立ちが良くない上に
初めての子育てでいっぱいいっぱいです。

そんな中、攻様の父である公爵は
王都から主だった貴族を集めて
「攻様に公爵の座を譲る」と宣言するのです。

攻様の父は攻様が迷宮で命を落とす事を
何よりも危惧していて
伴侶と跡継ぎを得た攻様が落ち着くようにと
爵位の譲渡を思いつくのです。

しかし、攻様がそれくらいで
迷宮制覇の夢を諦めるはずはなく、

幼過ぎて迷宮の守護機関に門前祓いされていた
受様の弟達の迷宮デビューを計画し
迷宮に潜ってしまうのですよ♪

弟達はその外見を裏切る強者ぞろいで
共闘していたパーティメーンパー達にも
びっくりされてしまうほどでしたが

その時大迷宮の真相では魔物達の暴走が始まっていて!?

成瀬先生の既刊「獣人アルファと恋の迷宮」の続刊で
ダンジョン制覇に命を賭ける攻様と彼の番である受様の
獣人オメガバースになります♪

受様は攻様の運命のつがいですが
貴族社会では公爵家の嫡男である攻様の相手に
相応しくないと悪し様に言われています。

受様自身も出生と己の才覚から
最強のトップランカーである攻様の横に並ぶには
まだまだたと思っている事も有り
彼らの敵意に抗することができずにいたのです。

なので既刊よりもちょっと受様が弱々さんなのですが

弟達の迷宮入りを阻む守護機関の支部長の誤解
探索者デビューに張り切る受様の弟達の実力
受様に惚れ込む大国の第五公子の画策
受様に横恋慕された攻様の嫉妬

大迷宮の深層部から謎の暴走を始めた魔物達
とそれぞれの思惑や暴動が絡まり合う中で
次から次へと事件は続き、

攻様達が魔物を一掃してアブーワに平和をもたらすまで
ハラハラもドキドキもMAX状態で
最後までとっても楽しく読ませて頂きました♪

攻様と魔物達との戦いも良かったけど
攻様の施政者としての一面も存分に発揮されていて
公子との対決はかなり爽快でした。

そして受様は健気っぷりはもちろんだけど、
チビッ子たちが頑張りが微笑ましくて
端々でほっこりせて頂きました。

既刊の特典で成長した彼らがチラッと読めましたが
本編でももっと彼らの活躍が読みたいです (^O^)/

4

待ちに待った続編

「獣人アルファと恋の迷宮」を読んだ時から続編を待っていたので、発売されると知った時は狂喜乱舞しました。

今作では産後の肥立ちが悪くて、ヴィハーンに置いてけぼり感を感じたり、シシィを良く思わない貴族たちに意地悪をされたりと、シシィにとっては苦難のお話になっていました。

その分大活躍していたのがシシィの幼い弟たちでした。
迷宮での大人の探索者たちを凌ぐ目の覚めるような活躍に、ワクワクしてページを捲る手が止まりませんでした。

そして今回はシシィに横恋慕する他国の皇子が現れて、更にお話を複雑なものにしていました。典型的な話の通じないバカ皇子でした。執拗な割に小物感がハンパないです。

思い悩んでいるシシィをジッと見守り続けるヴィハーンの愛情、ヴィハーンとその番であるシシィを大事にするヴィハーンの父親や公爵家の家臣の面々など、シシィが思うより味方は沢山増えているんです。

でも、ヴィハーンの隣に立ち続けたいと願っていたシシィは、出産前ほどに動けなくなった事に引け目を感じてたんですよね…。うーん、切ない。

ヴィハーンがもっと言葉に出してシシィの憂いを払うべきだったのか?とも思いました。
でも、ヴィハーンなりにシシィを思って行動はしてるんです。この辺りの噛み合わなさがとても切なかったです。

ヴィハーンのシシィに対する愛情は深いし、シシィを害するものに対する態度も苛烈でした。それ故にシシィが貴族たちから嫌がらせを受けてた事を知らなかったのは、ヴィハーンにとっては後悔するほどショックだったと思います。
最初の迷宮奪還戦の時に愚かな貴族の策略によって、シシィは命の危機に晒されてしまいます。
ここまで酷い事をされるとはヴィハーンは想像出来なかったと思います。シシィが少しでも相談出来ていたら防げたのかとも思ってしまいました。

アヴーワ大迷宮の暴走は防げましたが、何故暴走したかは原因は分からないままです。なのでヴィハーンはアヴーワ大迷宮攻略を目指してます。そしてシシィの願いはヴィハーンと一緒にアヴーワ大迷宮を攻略する事なんです。

だから、攻略するまでまだこのシリーズ続きますよね?
前作は2年前なのでまた2年待ちますので、是非とも続編をよろしくお願いします。

4

オメガバ+獣人 ダンジョンBLの続編

オメガバ+獣人+ダンジョン 三要素盛込みBLファンタジー。
前作とまとめた感想です。

獣人アルファと恋の迷宮 2020/01/10
獣人アルファと恋の暴走 2022/02/10

前作とこの新作は二つで一つ。
なので、二作一気読みで、面白さが増すので、一気連読をお薦め。

★アブーワの迷宮
ラージャは美丈夫、強面で笑わない獣人。許婚が居る。
シシィは菫色の瞳の美貌の人間、妖精使い。養父の遺言=公爵の息子との婚約解消のためにイシから来た。

二人とも、本名を明かさない。
二人は恋愛体験ほぼ無し、そして状況をややこしくする思いつめ型。
二人には「共通の事情」をがある事を知らない。
・・・二人は、それにに誘引されて、近づている。
色々あって結婚まで漕ぎつけ、シシィは無事ラージャの子を生む。
・・ここまでが前作。
仔細を書くとつまらなくなるので、これだけにとどめます。

★アブーワ大迷宮の攻略。
二作目の巻頭には、登場人物の紹介が絵入りであった。

爵位を継承したラージャに、危険な冒険を辞めさせたい父上。
でもラージャに、幼少時から抱く悲願をかなえさせたくて、妻のシシィが頑張る。

二人の良いとこどりで生まれた、可愛らしいアニクを抱いたシシィは、
武器工房のドワーフに相談を持ち掛ける
・・・そして、大迷宮のダンジョンの準備が始まり・・
シシイに一目ぼれした王子登場。ライバルとラージャの奮闘が、面白い、面白い。

面白かった。
これで終わりになってほしくない。
成長した弟たちとアニクが組んだ、ラージャと領地外のダンジョンもやって欲しい。
続編に期待・・要望を書いて、ファンレターをだすしかないかな。

1

アルファの執着&独占欲~♡

前巻の恋の迷宮の続きになってます。恋の迷宮で無事、運命の番ということが判明し、結婚したヴィハーンとシシィ(ヴィヴィアン)。

そしてこの恋の暴走では結婚したことによってシシィが孤児でなんの後ろ盾もない自分が貴族でトップランカーのヴィハーンと結婚してよかったのか、彼に釣り合っていないのではないかと思い悩んでいます。ただウジウジと悩む訳では無いのがシシィ。ヴィハーンの番になりたいオメガや貴族の嫌がらせをされていたからなのです…。もちろんその事をヴィハーンに告げ口する訳でもなく、自分で解決したいと思っているのですがそれがヴィハーンにバレてしまって…。

しかもワーヤーン帝国の第5皇子ユージーンという人がシシィを見初めてしまい、運命の番だと主張してきてヴィハーンの限界を突破してしまうのです…。


はい、オメガバース設定大好きな人ならもれなく大好きなアルファの執着&独占欲と、オメガの巣作り!これがどちらも楽しめました!もちろん大満足です♡普段はクールでなんなら怖く見えるほどのヴィハーンがシシィのことに関しては理性が働かなくなるなんてもう最高以外の何物でもないですよ。嫌がらせでシシィのうなじが魔物に襲われた後のヴィハーンは最高でした~!(シシィからしたら大変でしたけどね、もちろん)恋の迷宮の最後も甘々が楽しめましたが、この恋の暴走でも甘々たっぷりで大満足です。

上手く言うなら雨降って地固まるって感じで、例の皇子は撃退できたし、シシィに嫌がらせをしてきた貴族も制裁を受けたようなのでスッキリです!もちろん、シシィもヴィハーンと自分は釣り合わないんじゃないかなんていう不安も消えて、自信を持てたようでよかったです。ただ結局、アブーワの迷宮攻略は今巻では果たせなかったのですが、続きが出るようなので楽しみに待ちたいと思います!

1

まさか続きがあったなんて 。゚( ゚இωஇ゚)゚。

前作に続き、シリーズ2冊目!
勝手に単編ものだと思い込み、まさかの知らんかった……な。
しかし知った時の驚きを凌駕する嬉しみぃぃ!!
でももちょっと糖度が欲しかったな!!
まぁこの「攻め」やからシャーないっちゃーシャーないが!
もち一作目より「攻め」の愛が深く独占欲が強過ぎて、周りにはピリピリする程それが分かるんだけど、残念ながら肝心の「受け」には届いてねー!
私もその僅かの断片を拾うのに必死!「あ♡ここ見つけた!」みたいな 笑
でも「受け」強くなりましたよね。
やっぱ「攻め」への「無尽蔵の愛」と、分かりにくながらも自分への愛は感じてるのね。特に終盤は。
ん?!前作もそだったよね!
そして「攻め」自身が前回の失敗を胸に刻んでるのも良かったわ。

そして今回はもういきなりの大アクション!
ジェットコースターに乗らされてるで、振り落とされないよーに必死。
少女BLでは有り得ない、すっごいストーリー!
そこへおチビ達が良ぃ味出して♡♡♡
前作では私にとっては、全くフツーのおチビさん達だったけど、今回はこの子達にあの胸痛い緊張をどれ程救われた事か。
成瀬先生、緩急ホッコリ 流石の腕!!!
イラストの央川先生も前作から同じで(これ大事なとこですよね!世界観が変わっちゃう)、今回も難しい場面を沢山、ムフフ♡♡な場面もいっぱい用意して下さり、ははーっありがとうございます。

前作も♡ムフフ♡場面は沢山登場しましたが、心を通わせた後の♡♡♡が足りなーい!と叫んでたので、今回はかなりの満足♡ぐふふふふ。
やはり冒険譚を読んだ後の我々の心を鎮める為にも沢山の♡♡♡は必要だと思いましたね♡
アニクの下にももっと欲しいところだけど、身体の負担を考えると我慢なのかなぁ。

そして自作も吾が手に♡(๑♡ᴗ♡๑)
早速これからGO!!!

0

スパダリの執着心に萌える

作家買い。
成瀬作品の『獣人アルファと恋の迷宮』の続編にあたる作品です。続編なので前作未読だとちょっと分かりづらいと思いますので、前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

ダンジョンものに加え、オメガバース、獣人。
バックボーンがてんこ盛りの今シリーズではありますが、それらがきちんとミックスされているところはさすが成瀬先生というべき秀逸さを持つ作品です。

ある日突然ダンジョンが出現した都市・アブーワ。
ダンジョンを攻略する過程で出会ったアブーワを収める侯爵家の嫡男で獣人のヴィハーンと、血のつながらない弟たちを育てるために奮闘する孤児のシシィは紆余曲折を経て番となり、そして二人の子も生まれて―。

というが前作で描かれていたストーリー。

続編の今作品は、ヴィハーンと番になり、二人の子のアレクにも恵まれダンジョン攻略もしつつ可愛い弟たちに囲まれ幸せに暮らしているシシィ、という描写からスタートします。

幸せ、ではある。
けれど孤児という出自であるのにも関わらずヴィハーンと番になったことから陰口を言われたり嫌がらせを受けているシシィは、いつかヴィハーンの隣に立つことができる男になりたい。そう日々奮闘している。

そんなシシィの胸中を知ってか知らずか、今日も今日とてヴィハーンは優しい。その優しさに溺れることがないようにと己を戒めている。

そんなある日、ダンジョンに探究に入ったシシィたちは別のグループに遭遇する。シシィたちが作った食事を所望する彼らにそれらを売り、そして出現した魔物たちを共に討伐することになるが、そのグループの長は、魔法大国ワーヤーンの第5王子のユージーンだった。そしてユージーンはシシィが自分の運命の番だと言い出して―?

今巻はさながら当て馬くん登場!といったストーリー展開といえるでしょう。
ユージーンも悪い子ではないのですが、ちょっとひねくれてるっていうのかな。王子という高貴な身分と、魔法で魔物退治ができるという大国の力を駆使してシシィを手に入れようとしてくる。そしてシシィを守るためにユージーンとバチバチの火花を散らして心理戦を繰り広げるのはもちろんヴィハーン。

スパダリの攻めさん二人に愛されちゃう受けちゃん、という構図ではありますが、それだけにとどまらないストーリー展開が非常に面白くグイグイと惹きつけられてしまいました。

その一つの因子が、シシィを陥れようとする人物たち。
侯爵になったヴィハーンと婚姻関係を結ぶために、あるいは己の欲望のために。様々な悪意がシシィに向けられていく。シシィはそれらに対して自分で解決しようとするガッツのある青年ではありますが、自分の愛する番に悪意を向ける人物たちに容赦がないのがヴィハーン。

様々な敵が登場してきますが、それらにアルファならではの圧でシシィを守ろうとするヴィハーンはめっちゃカッコよかった。ヴィハーンとシシィには過去のとある出来事が二人を繋いではいますが、そこから一歩踏みこめないヴィハーンの想いが透けて見えてきてめちゃめちゃ萌えました。ヴィハーンの執着心が良い!

凄く好きな世界観のお話で、まだまだ続編を描いてほしいな。
弟たちやアレクも可愛いし、その後の彼らのお話を読んでみたいです。

6

シリーズものみたいです

こちら絵柄に惹かれて購入しました。
購入してから知ったのですが、【獣人アルファの恋と迷宮】の続きものになるんですね。
届いてからそのことを知ったので、今回はこちらのみを読んだ感想になります。

出てくる登場人物に関しては最初にまとめてくださっているので
読む上で何不自由なく物語を楽しむことができました。

恋愛のお話はもちろんのこと、
魔物の話や迷宮のお話が沢山あって
読んでいてすごく面白かったです。

こちらのお話では既にシシィとヴィハーンの子供が産まれているので、
【獣人アルファと恋の迷宮】を読んで二人が番になるまでのお話も読みたいと思います。

それにしてもシシィの弟たちがすごく可愛くて癒やされました(*´ω`*)

1

ダンジョン

ダンジョンもの2作目。攻め受けの恋話よりちびっこ達の頑張りが楽しかったので萌にしました。成瀬先生のちびっこは可愛いし、ダンジョンの記載も楽しいお話、本編230P超+あとがき。

ヴィハーンのお子様アニクを産んだシシィ。お産が大変だったのかなかなか起きられないし、筋力落ちちゃっているご様子。落ち込んでいる様子のシシィを思って、ちびっこ達の装備を整え、ダンジョンに出かけてみたら何故か深層階の魔物が上がっててこようとしてきて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ジュール(エルフ)、オム・シュリア・ドゥルーブなどシシィの弟たち20人近く、ユージーン(魔法大国ワーヤーンの第5皇子)、攻め父、弟ぐらい?シシィの弟たちが可愛い!

++以下内容に触れる感想

今回シシィはなんだか弱ってて。お子様出産された後体力落ちちゃってなんとなく元気少な目に感じて、可哀想な感じでした。(前作はもっと元気でたくましかった印象)

その分めっちゃ頑張ったのが弟たち!強い強い。今は亡きじっちゃん仕込みのあれやこれやで魔物をばっさばっさ倒す倒す。「わあ、じゅうってゆった」「かにさんだー(かにさん=魔物)」「おいしいかにさんー」「あんかけー」等きゃいきゃい楽しそうなことこの上なし。ああ可笑しい可愛い。ほんと、かの先生の書かれるちびっこ記述、大好きです。

二人の恋話は、ダンジョンで出くわしたユージーン(どこぞの国の第五皇子)がちょっかい出してきてヴィハーンがぷっつん怒るって感じのお話で、さらっと読んでしまいました。個人的ヒットポイントは弟たちのダンジョンデビューです。面白かった・・・ダンジョン攻略まで続くと面白いんだけどな。

4

シシィの印象が前作と変わった?

シシィの、領主の妻としてまたヴィハーンの番としての葛藤と矜持。

そしてちびーず達の迷宮デビューと大活躍。

シシィが隣国の皇子に求められの盛りだくさんな一冊でした。

うーん、前作ほどワクワク感は薄くて…。
内容も盛りだくさん過ぎて駆け足気味な感じがしました。もう少し余裕を持って説明や描写があると良かったような。

シシィとヴィハーンのコミュニケーション不足もあり、あまり二人で話し合ったり過ごしたりは少なかったです。

根底にシシィの僕は領主の妻にもヴィハーンの番にも相応しくないのではないか…。というのがずっとあって、ちょっとお腹いっぱいです。

前作ではニコニコして気負わなくて良い青年だったけど、貴族達の悪意にさらされたり、産後で体力が落ちて魔物退治も思うようにいかず自信を無くして卑屈になってしまいましたね。

それでもシシィは自力で乗り越えましたよね。しっかり者です。

ちびーず達が何歳くらいなのかわからないのですが、本当に可愛くてたくましくて無邪気で良かったです。

ヴィハーンも領主としてもトップの探索者としても迷宮や隣国との行方をしっかり考えたのもしいですね。

ちびーずやアニクが成長したところも読みたいです。

ヴィハーンもシシィをとっても気遣って良い旦那様ですね。

4

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