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tobari wo hikisaku
『呪い』という魔法的エッセンスはありますが、中華風の衣装、ビルの立ち並ぶ亜細亜の街並みに、金・暴力・生活の匂いと、どちらかといえばサイバーパンク的要素の感じられる作品です。
主人公のズーハオは豊満な肉体を持つ色素の濃い巨漢です。(表紙の通りの体格なのでお好きな方には非常におすすめです) 成り行きでつるんでいる痩躯の解呪術師・シュエとは互恵関係を結んでいるものの、あまり信用していないような雰囲気があり、仕事仲間と割り切った態度を取ります。近づきすぎない、ある種他人の延長とも言えるような繋がりの上で、明文化されない相手への情が見え隠れする後半パートは必見、『上』とある通りにさっと話が引くのも続きへの期待が高まって良いです。