同情のカタチ

doujo no katachi

同情のカタチ
  • 電子単話
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
60
評価数
12
平均
5 / 5
神率
100%
著者
nodeok 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
NHN comico
レーベル
comico
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

すっと密かに恋をしていた相手、七海姉の結婚式に参列するも悔しさを噛みしめていた竹本渚。式が終わり、外へ出ると逆側から押し殺酢ような泣き声が聞こえてきて…?一つの恋を失った二人が描く新しい恋の物語が始まる。

表題作同情のカタチ

大学生
高校地理期間制教師

レビュー投稿数2

ただのBLじゃない壮絶なドラマ

最初は年の差BLだ!!!!いいね!!くらいの気持ちで読んでました。ですが読み進めていくうちに、2人の心理描写や細かい表情、セリフの一つ一つから重みを感じるような読者の心にも刺さる、何より年の差はあれど同じような立場同士の2人がすれ違いながらもほんの少しづつ前に進んでいくような…そんな本編でした。
一概にパッピーエンド!と言えない所はあるかと思いますが、初期から成長した2人を見るだけでも嬉しくなれます。ここまで引き込まれたBL(もはやBLと呼んでいいのか)は初めてです。本当に素敵な作品に出逢えた。

6

ネタバレ注意!

 COMICOで75話まで配信されて休載中ですが、RIDIBOOKS(韓国語版)ではその後外伝38+後日談17話 まで配信されています。
 キャラクターとしては、前作『キミの恋について』の岡田先生がでてくるけど、まるで別人のようなのでちょっと驚き、ていうか別人として読んだほうがいい。
 姉の結婚式で久しぶりに先生と再会した渚。しかし先生は酔い潰れたあげく、送っていった渚にキスをしてきた。義兄と先生の間を疑った渚は、姉を騙しているのかと先生をうたがう。
 しかし、先生は大学時代の先輩でもあった渚の義兄に一方的な秘めた思いをこじらせていただけだった。
 少しずつお互いを知っていく二人。
 二人の関係の変化のほか、期間制教師の存在と待遇。ネグレクト&家庭内暴力。渚の過去や家庭、先生の過去や家庭状況にもふれる。
 先生が直面する学内暴力の問題。いじめ。 もみ消そうとする学校側との対立。単純なBL漫画とは違い、背景を描くことで社会問題にも踏み込む意欲作。
 
 渚がどんどん変わっていって、前作とはまた別人? 外伝や後日談では、もはや束縛彼氏状態になるよ(ひそひそ) 
 途中、前作『キミの恋について』の郁ちゃんと雨宮先輩もでてくるけど、すっかり安定した大学生同棲カップルになってる。そして郁がベタベタわんこww(ひそひそ)
 
 構成としては、
 1部 1~30話 渚中心、先生との再会、疑惑、姉への思い、キミ恋よりも性描写多し。
 2部 31~53話 渚と先生の距離が縮まっていく過程、先生過去編、いじめ問題、先生の心の変化
 3部 54~75話 苦しむ先生を助けようとする渚、ユリの家庭問題、DVD鑑賞、退職。
 74話できれいにタイトル回収します。鳥肌ものです。
 二人の複雑な心の変化だけじゃなく、社会問題にも踏み込んで読み応えのある作品になっています。じっくり腰をすえて向き合える方にぜひ読んでいただきたいです。

5

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