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俺があんたの これからの人生を引き受ける
kyoumei netsujo omega omegaverse
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「共鳴発情 オメガバース」「共鳴劣情 オメガバース」と「αの花嫁 ─共鳴恋情─」と世界観を同じくするお話でした。
でも両作品と全く違うのは、アルファの名家とかアルファ至上主義者が登場していない点です。
一紗はスラムや花街を擁するダウンタウンにある国立の総合病院の元ベータの整形外科医だったし、謎が多いゼロは野良オメガのシェルターを運営していて、彼等の保護や自立支援を行っているんです。
そしてこの二人は「魂のつがい」なのですが、「共鳴発情 オメガバース」と違ってお互いに関係に気が付いていません。
「魂のつがい」の秘密が分かってないからです。でも触れ合う事で発情するのは分かっているので、距離感に気をつけているのがまた萌えます。
ゼロは一紗にだけは過去を話したし、部屋に招き入れてピアノを聞かせるし、シェルターの誰とも寝てないのに一紗とだけは一度セックスしています。
明らかに一紗はゼロにとって特別な存在なのですが、一紗は自己肯定感の低さから考えないようにしているし、終盤にはゼロが築き上げた「レア」を守りたいが故に距離を取ることを決意するんです。
誰にでも公正で真面目な性格が一紗の魅力なんですが、とても焦ったく思いました。
「共鳴発情 オメガバース」のレビューで、「戸籍を持たない野良オメガの救済の法律が出来ない限りは2人の未来は無いような世界なので、どうにかして欲しいです。」と書いていたのですが、ゼロのシェルターにいる野良オメガは健康的で生き生きしてるんです。
なのでシリーズ他作品よりは、救いのあるストーリーになってて好感が持てました。
隠れオメガの主人公・遠峰一紗は、30才で初発情。
βとして育ち、美貌でもなく、体も丈夫じゃない。医師としても凡庸。
医師免許取得のためだけに生きてきたので、遊びも知らない。
真面目で面白みのない外科医・遠峰一紗が味わう過酷な運命の転機。
凄く気の毒。
遠峰一紗は、田舎生まれで、幼少時は喘息持ち。
喘息を治療してくれた老医師に憧れて、医師を目指してやっとなった外科医。
夜勤担当の日、けがをした野良オメガの付き添いにきたオッドアイのアルファに腕を掴まれたときに、電流のような衝撃を受けて、隠れオメガだった主人公は初発情。
30才までβだったのに、Ω登録をおこなわれて、
治験に協力しなければ、病院業務は無いと言われて、医師免許剥奪、解雇。
やけになって酒を煽り、飛び降り自殺をしようとしたところを、
あのアルファに止められて、そして初情交・
・と、怒涛のように初めての色々を体験した主人公は、いったいどうなるのか?
と心配になったけれど、何とかなりそうな上巻。
この小説、今コミカライズで20頁ずつ連載中の理玖君が主人公なのか?と期待したのだけれど、まったく別の小説だった、少し残念。
でも、あの首藤兄弟が途中で登場するらしいと期待して、頑張って読了。
一作目の『共鳴発情』が凄く好きなんですよ。
アマネのキャラが秀逸なのと、彼が動き回る街の『スラム感』とでも言うか、饐えた下水の匂いが漂ってくる様な雰囲気がとても気に入りまして。
それと比較すると今作の世界は緩いと言いますか、ちょっとばかりリベラル感が漂っております。
ゼロと触れ合うことによってβからΩに変化してしまう遠峰の絶望感は良く解るけれど、彼は『野良オメガ』と違って国民としては認められるわけですよ。
このお話ではゼロに拾われますが、もしそうならなかった場合でも何らかの救済措置は備わっている様な感じです。
『発情』『劣情』の世界観よりも現実の日本寄りと言いますか、モラルっちゅうものが存在している模様なんです。
医師免許をはく奪されたばかりの遠峰が、会員制とはいえラウンジのキャストという仕事に就くことを割とすんなり決断するという違和感はありましたが、世界観が優しいので読みやすく、心配せずにグイグイ行けます。
見た目が『夜の帝王』のゼロが「責任を取る」などと昭和的な科白を口にしたり、野良オメガのシェルターを運営していたりというギャップに若干萌えました。
グイグイ読ませる力量がさすがです!
電子書籍で読んだので残りのページの量もわからず、気がついたらいきなり終わってしまった感じです。え?ここで?
上巻は主人公一紗の身に起こるジェットコースターのようなお話でしたね。
そんな絶望の中でもゼロの厚意を受け入れオメガとして生きて行くスタートを切る一紗は好感が持てました。
ゼロの懐の深さ、リーダーとしての優秀さ、いたわりに惹かれていくのを止められるか?シェルターの均衡と平和を保てるのは一紗次第なところもとっても読み応えがあります。
私だったらあんな悪意をぶつけられたら一日で泣いて逃げ出すのに。
大人としても社会人としても尊敬します。
一紗も行くあても戻ることもかなわない絶望的な身の上。
下巻ではゼロとの関係は変わるのでしょうか?ゼロ視点が全くないので二人の甘々が今のところ想像できません。
岩本先生×蓮川先生なのでマストバイ。面白いなあ。読みとめることができなかったです。笑うところは微塵もないお話なんですが、引き込まれちゃいました。すごい。下巻をまだ読んでいないので、萌2にしました。下巻を読むのが楽しみだ。本編270P弱。
ダウンタウンの総合病院で勤務する整形外科医の一紗(かずさ)。カンファレンス、オペ、補助、夜勤、その翌日昼まで勤務など、めちゃくちゃ激務。恋の一つもせずに30歳を迎えたある日、夜間救急にやってきたけが人の付き添いの男に腕をつかまれた途端、びりびりと感じたと思ったら気を失ってしまい・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
サーバル、ジラフ、ホーク等攻めのラウンジで働く皆さんと、そのうちのガゼル(めちゃ美人ー-----!!!!)のお子様ミサ(ちびっこ♀かわいいいいい!!)。ヒール役っぽい方も出てきました。
++好きだったところ
攻めと出会って、ヒートを起こしΩであることが発覚してしまった受けさん。職を無くし自動的に寮を追い出されることになり、30年かけて築いてきたアイデンティティが一晩で崩壊。メンタルが追い付かなくて号泣、吞まなきゃやってられねーと吞みまくり、人生終わらせようとしちゃうところが、沁みました。ほんとそうだと思うんです。受けの混乱、悲しみ、虚しさが沁みて。
そこからなんとか持ちこたえて、攻めさんのラウンジでとりあえず働いてみることになってというところで下巻へ続く、となりました。職業お医者さんだったからかクール理論派なところが良かったです!さ、下巻読もう。