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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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リーマンモノ、ビジネスネタが魅力の角田さん。
実は角田さんの作品を初めて読んだのはコレでした。本誌で。カラーの優しい色使いと、年の差に惹かれて角田さんが好きになりました。
話は株とかの投資をして楽してお金を儲けをして適当に生きてきた攻めが、簡単な人生に嫌気が差して学生の頃に片思いをしていた先輩が経営している牧場に遊びに行くトコから始まります。
その先輩の義理の息子とくっつきます。事故で母親が自分を庇い、抱きしめながら死んでいった。人が死んでいく、体温がどんどん低くなる感覚を味わった為、郁は人に触られるのが極端に嫌い。義理の父親だけ信用して生きているという視野の狭さが可愛い。
体も年齢も子供というか青年って感じなのでビジュアル的には、ショタじゃないんですけれど、受がかなり視野が狭くてピュアで気心許すと素直でとても可愛い。
懐くまではツンツン、懐くとべったり。可愛い。お父さん以外で初めて信用する事が出来た攻に対してすがりつく様な眼差しを向けたりとか、触られた時の初心な反応とかが凄く可愛くて良かったです。
先輩の義理の息子、それもこんなピュアな子に手を出してしまって攻は色々な罪悪感にグルグル悩みます。
個人的に、キチンとくっ付くキッカケになった地主さん(ガチホモ/先輩(父親)と郁の両方を狙っている)が良いスパイスでした。
地主さん、お父さんに手を出されたくなかったら抱かれろ、と郁に迫ります。
郁は、自分は女の子じゃないし妊娠もしないし、ちょっと触られる位でお父さんの牧場を守れるならこの体位くれてやる…!と変な方向に意地を張ります。独りで牧場経営の問題を解決しようとします。
そんな無茶をする郁が気になる攻。
地主に襲われそうになるトコを王子様みたいなタイミングで助けに入ります。
そうして絆が深くなっていく。
郁の目がどんどん大きくなって、どんどん可愛くなって、胸がほっこり温かくなる話です。
初版で持っている方は描き下ろしにページ乱丁がありますので御注意を。御本人さんのブログでのみの連絡だったので、多分知らない人も多いと思います。ニャンニャンシーンだったので、あんまり違和感無いけどノド(断ち切り)の位置がおかしいので鋭い人はページの入れ替えミスに気付いたかなと思います。
作者さんが後書きに、
「描いてるうちに、どんどん受けのこの目が大きくなって子供っぽくなってしまう」
って言っていたが、確かにどんどん子供っぽく可愛くなっていく郁ちゃん。
って言うか、角田さんの受け子ちゃんって、常に口角の下がった顎の細い困り顔で、
その子がたまにうっすらと微笑んだりすると、すごく萌~
体格差もこの位がいいな
奥貫はのどかな田舎まで、大学の先輩である弘を訪ねていきます。久しぶりに弘に会いたいという奥貫ですが、それは奥貫が先輩のことを今でも好きだからです。
牧場に行くと、先輩はすでに結婚していて、その上、郁という子どもまでいることが分かるのです。実は、郁は亡くなった兄夫婦の子どもなのだと後で分かり、奥貫の片思いは再会早々にあっさりと玉砕してしまうのです。
過労がたたって弘先輩は倒れ、そのまま入院し、人手が足りなくなった牧場をしばらく手伝うことになる奥貫ですが、そこで、郁が人を寄せ付けないタイプ、特に、人から触られることを激しく嫌うことを知るのです。
奥貫が郁のことをリードするシーンがあるのですが、ここで「思い合った人間同士がやること」と彼に言う場面が私には萌でした。
最初のうちは奥貫は郁のことを深く思っていたわけではなさそうなのに、いつの間にか弘先輩を超えてしまったようです。この関係は弘先輩にも秘密なのですが、どこまで持つのかなとちょっと気になってしまいました。