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hanarerarenai futari
藤崎こう先生の新作は、2017〜2018年に雑誌掲載された作品の電子単行本です。
2作品収録。
「離れられない二人」
両親はすでに亡く、10才年上の叔父に育てられた大学生(20才)の真斗。
大学生なのに、門限は夜9時。
コンパがあってもきちんと守り、帰宅するとすでに叔父の由嵩(ゆたか)が待ち構えていた…
由嵩は若いけれど成長企業の社長。つまり若さ・財力・名声を手に入れている男。
そんな由嵩は甥の真斗を「そういう意味」でも溺愛して束縛しています。
彼らの関係は明記されてはいないけれど、真斗が7〜8才の頃からかも。(!)
幼い頃はわからなかったけれど、今は自分たちがおかしい事に気づいている真斗。
その上、始まりが自分の子供の頃だから大人になった自分はもう捨てられる…みたいに考えてる。
だけど由嵩は「真斗」そのものに執着してます。
おかしくても幸せ…2人の閉じた世界。
年上x年下で、異常な攻めの執着とそれを受け止める受け、というのは、「獣シリーズ」の千春x藤堂一輝の関係性に少し似ています。
「所有物の矜持」
ザ・俺様、ザ・傲慢…な男のお話。
ストーリー的には、ひたすら傲慢な男が実は1人だけに激しく執着している…という話だと思う。
傲慢男「カエサル(帝王)」京介の「所有物」として振り回されている将史だけど、全てを振り切る京介が最後まで手を離さないのが、将史。
かと言って将史が上位に立つわけではないので、傲慢攻めが苦手な人は注意!
絵柄はいつもの「藤崎こう」劇場。
ギリシャ神話の神のような雄々しい攻めの裸身。
全裸のHシーン。
ファンの期待は裏切りません。