条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
sagashimonoya mayama
1巻を読んだ感想は「不思議な小説、なんか気になる」でした。
木原先生なので、ここで終わるはずないと思い2巻を読んだら、ものずごく面白くなってる!
キャラが良いのです。主要の4人並みに、脇キャラ新キャラ視点の、生い立ちや個性が書かれてます。
それで今回の依頼は「死体探し」
これ以上ヘヴィな捜し物はないでしょう。3巻のネタ大丈夫か!
「死体探し」を協力しながら、個性豊かなキャラが絡んでいくのが良いです。
私が特に面白いと思ったところは、失踪した母親の体にピンクのリボンの跡があったというヒントから、SM緊縛ショーに聞き込みにいくところです。
ポリさん視点の緊縛ショー感想は、腹を抱えて笑ってしまいました。
あ~〜!3巻の発売されるのが待ち遠しい!と思い連載誌を調べたら、web集英社文庫サイトで3巻が読めます。
先が気になる方は読んでみては。
前作から、大好きな作品です。同じ作家さんのBL作品は痛くて苦手なんですが、BLじゃない前作は展開やキャラ全てが気に入って、続編が出るのを首を長くして待っていました。
なので、読むのがもったいなく少しずつ…なんて思っていたのに、面白くてやっぱりあっという間に読んでしまいました。
今回はアパートに出る幽霊繋がりで、美少年の母親を探すことになります。白雄の能力やホラーが面白いのはもちろん、新キャラさんのツライ過去の話や、美少年の母親や養母とのエピソードに何度も泣けました。
そして、新たに白雄の過去という伏線を残したままなのが、まだまだ続きそうな予感がして嬉しくて堪りません。読後直ぐにイメージソングを聴いて、特設サイトの限定ショートを読んだのは言うまでもありません。
非BLなのですが”匂い”が半端なくて大好きなシリーズです。
通常運転だったら、必ずやそういう展開に至るであろう義理の兄弟(白雄と和樹)の”周り”で事件が起こって、その事件を彼らと愉快な仲間たちが、間山兄弟の霊感ピッピを頼みにゆるっと解決します。なんというか、BL風味の探偵趣味作品ですね。キャラクター設定も面白いし、優しい味付け(白雄以外)なので、誰でも読みやすいと思います。
今回の新キャラはいい感じにBLめいてます。美少女と見紛う美少年のサブレフ光君。母親が失踪してしまい途方に暮れる彼の視点で展開する第二章は、切なくてホロリとします。子供の気持ちって本当にこんなんかもな…という臨場感というかリアリティにキュンしてしまったのでした。境遇とか嗜好がおそらくマイノリティの子なのですけど、周囲との違いに負い目を感じていない真っ直ぐな気持ちの描写がいいなと思いました。
他にもポリさんの幼少期のエピ(野菜泥棒事件)やら、エピローグでの松崎母と光の会話やら涙腺緩むヒューマンドラマに、緊縛やら女装少年などのピリッとくるモチーフがさりげなく共存してて、、最終的に心温まる1冊になってました。
ちなみに、今回新たな謎を呼び込んだ白雄には次巻でのさらなる活躍を期待してるのですが、この人がいなかったら、木原作品ってわからなくなるかもしんない…と思うくらい木原作品の攻っぽくて好きです。
兄弟コンビ再び!とワクワクしながら手に取った第二巻、一巻に比べ毒も心をザワつかせる点もあっさりめで読みやすい。ここらへんは“子供”の捉え方で感想は変わってくるかも。深く感情移入すれば沁みるところがたくさんあると思う。
義兄弟萌えは終盤までおあずけ。ラストに白雄に関する爆弾が落とされたのが見どころ?
今作は一冊通して、とある子供から依頼された母親探しに勤しむお話。子供と関わるオジサンたちがいつ通報されるのかとずーっとソワソワしてしまった。事件の結末は最初から分かっていて、わちゃわちゃ捜査する過程を楽しむ仕様。
視点主はまたころころ変わる。本編4章は、前作でも出ていたキャラ二人と新キャラ、最後に和樹視点。地の文がキャラの口調そのままでラノベ感が強い。序盤の和樹はこんな性格だったかな、と小さな違和感を覚えつつ……気のせい?
前作同様、視点主の背景を見せながら、現在軸で進む事件を解決していく流れ。特にポリさんのトラウマ描写が刺さった。捜査の進みはとてもゆっくりで、メンバーの内面描写に重点が置かれているよう。
そんな中、白雄が子供に直接(口パクだが)暴言を発した衝撃は強く残っている。和樹以外にも本音を見せることがあるんだな……いやそれ以前に人間性とか道徳観とかいろいろまずかった。子供相手にこれは……このキャラ好きって堂々と言いにくい(笑)
全体的にさらっとしてるのと白雄推しなので、余計にこのシーンが気になった。
注目したい間山(義)兄弟、二人の関係性は一応現状維持。
思わずBL目線で見てしまいそうなのは、入浴中や旅館の部屋で白雄が和樹にくっつきたがるシーンかな。相変わらずの白雄の黒い執着っぷりと、和樹の理解と受け流してる感。求めるものが噛み合っていないのに強くつながってる感。好き。
その後、もう終盤なのに白雄の謎が落とされる。他にもいろいろと、続きを書く前提でなければおかしい伏線の残し具合。
残りページ数が少なくなってから新事実をぽいぽい投げ込んで来るのは酷いし、ここで終わるのもちょっとずるい(褒めてる)。次巻への引きにしては強すぎる。
次巻はまた2年後かな?できれば早く続きを出してくれるとありがたいと思った。どこかで白雄視点をガッツリ読みたい。
個人的に子供絡みの話は心に響きにくく本編だけだと萌、書き下ろしがとても良かったので萌×2。