お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
hikkoshitekimashita otonari ni
みささぎ先生といえば自他ともに認めるほどのオヤジスキーです。
そんなみささぎ先生の本領大発揮のオヤジ受作品だと思います。
匠総受け…かと思いきや最後の最後で鴨志田が受けに回るというまさかの展開に。
みささぎ先生の担当さんも攻キャラだった鴨志田が受キャラになるとは思っていなかったようです。
受の匠は浮き世離れした元社長で、バツイチですが子供はいません。
攻(?)の鴨志田はそんな匠を社長のポストに戻したいと思っている超真面目な秘書。
もう一人の攻は匠の住むことになったアパートのお隣りさんで、匠や鴨志田によくちょっかいを出しにきます。
蓮司が匠にセクハラすると鴨志田が助けに来るというお決まりのパターンがなかなか面白いです。
始めから三角関係と決めていたわけではない話だそうなので、展開に多少のムリはあります。
構図的には匠と鴨志田がお互いに好きあっていてカップル成立…なのですが、蓮司が色々と引っ掻き回してます。
そんな蓮司は匠と鴨志田両方に愛されたいと思っているみたいですが、それは本心ではない様子。
匠や鴨志田にセクハラしてるのかと思うと、匠にセクハラをする前には鴨志田に必ず教えたり、相談に乗ったりと何を考えているのかがよく見えません。
とにかく匠の天然っぷりがかわいくて仕方ない…!
シンクに足置いたり押し入れに靴入れたりと、浮き世離れっぷりも半端ないです。
しかし社長業に就いていた人物なだけあって、人を見る目はあります。
現に蓮司の心の闇を見破り、その闇を告白させています。
そんな匠だからこそ鴨志田も社長の座に戻したかったのではないでしょうか?
鴨志田も匠にイヤらしいことをしようとすると思いとどまって必死に謝ってるのがすごくかわいいです。
それにしても最後の最後に出てきた匠のお兄さんの極に全てを持って行かれた感があります。
眼鏡のオヤジなのですが、潔癖症でかなり弟ラブな兄馬鹿なんです。
潔癖症はともかくとして、みささぎ先生の好きなものが全て詰まってる人物らしいです(笑)
もし引っ越してきましたの続きが出るのであれば極の話も読みたいと思います。
みささぎさんと言えば「オヤジ」とすぐに出てくるくらい、オヤジスキーなみささぎさん。
今回の主役である匠もうっすらオヤジだった。
第1話は「オヤジ回廊へようこそ」に収録されていたものである。
主要キャラは元社長の匠・秘書の鴨志田・アパートの隣人である蓮司の3人。
いわゆる三角関係なお話なのだが、実は途中まで誰と誰をくっつけたいのかが微妙に分かりづらかった。
だからといって決して面白くないわけではない。
呑気に見えて実は人を見抜く才能には長けている匠や、しっかり者の顔の裏に子供のような純粋さを持つ鴨志田、そして本音を見せず道化に徹しながらも人のぬくもりを欲しがる蓮司。
このキャラたちとみささぎさんの製作過程での迷い(笑)が、うまくあいまってとても不思議な雰囲気の作品に仕上がっていると思う。
とにかく受けの匠が不思議ちゃんだった。
そのくせ社長業をしていただけあって、観察眼や包容力はある。
けれども恋愛事には非常に疎く、反応が子供なみ。
そうかと思えば流されているようで意外と積極的に愛してみたりする。
読者も匠に振り回された気分になるんじゃないかしら。
ちなみに3Pあり。
全く陵辱系ではないので、安心してお楽しみくださいませえ。