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作家さんの新作発表
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評価を中立にするか萌にするか少し悩んだのですが、ちょっとおまけで萌評価にしました。
全部で5つの短編と、その主人公達が全員登場する描き下ろし漫画が収録されています。
主人公達がアラブの王子、外交官、政府関係者、ホテルオーナーや高級ホテルに勤務するバトラー等ということで、一般庶民から見たらみんなエリートや憧れの職業に就いている人達ばかり。
絵柄的にキラキラしたという感じではないので、こういう立場を考えると少し地味に見えなくはないのですが、堅実な感じがしました。
最初に収録されている3つの作品が外務省という職場で繋がっているのですが、個人的には主な登場人物全員ホモ…という状況があまり好きではないので、読み進めるうちにちょっと読む気が削がれてしまいました。
でもお話としてはどれも王道だと思います。
傲慢で俺様な攻め様だったり、お互い好きなのに上手く伝えられずにすれ違っていたり、素直じゃない受け様だったり…。
すごく甘々な感じではないですが、安心して最後まで読めました。
個人的には自信家のホテルオーナーとバトラーのお話、「スイートルームから愛をこめて」が一番好きでした。
職業的にも好きだったのですが、ホテルの客と専属客室係という、ちょっと主従関係にも似たシチューエーションが萌えポイントでした。
アラブの王子さまや、ホテル王、外務官僚など、ゴージャスな男たちのラブストーリーです。
表題作は、アラブの王子が、気に入った相手を引き止めるためにスパイ容疑をかけて足止めさせて、自分のものにしようとする話です。
その王子の、執着や俺様ぶりは王子らしくて嫌いじゃないけど、話が短くて駆け足で終わったように感じて、ついていけずに楽しめませんでした。でも、好きな相手のために、身分さえも捨てた王子が、キュンとなって良かったです。
他の短編も、大人が意地っ張りになったり、相手のために自分を犠牲にしたり、一生懸命な恋心にキュンとなりました。