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samugari na kaibutsu
吸血鬼×神父。
独りぼっちの吸血鬼のエミールと自分の性的衝動に悩む神父のジル。
どちらも不完全な未熟さがあり、身体を早々に繋げ干渉しない距離をおきながらも少しずつ内面にも触れ感情が動き、お互いのこころをあたため合う存在になっていく。
赦されなくても愛されたい。
あさじま先生のしっかりしたタッチのお綺麗な絵で描かれる儚い吸血鬼と欲深い人間の物語。
先生の人外作品の雰囲気ある感じが好きです。
生きづらい日々を過ごしていたジルが吸血鬼になって様々なものから解放されてエミールと暮らしている様子は自分を偽ることのないありのままの素の姿が見られて、清々しさが感じられました。
長い年月の間にエミールとジルの髪型が変わっていて、エミールの長髪もセクシーだったのですが、短い髪もかっこいいしジルの長い髪もかわいい。
そして何よりジルが快楽にもっと開放的になっているのがエロいです。
これからもずっとふたり寄り添い、あたたかい夜を一緒に過ごして数百年越しのハネムーンを楽しんでほしい。
そんなハネムーンを兼ねた世界一周をするふたりの暮らしぶりの資金などが気になっていたのですが、電子限定描き下ろしでその辺りに触れられていたので納得しました。
ずっと日陰で生きてきた人たちが、2人合わさることで日向で生きることができる。
孤独なもの同士の、互いを補い合うようなお話でした。
個人的に吸血鬼という設定は大好きなのですが...
最初はあまり活かされておらず、失敗したかなあと思ってしまいました。
けれど、終盤の見せ場で存分にその設定が活かされます。
最高でした。
設定が活かされたにも関わらず、すぐに幸せが手に入らないところも良いです。
孤独な寒さを感じる心から、温かく満たされた気持ちを得られるまで。
この過程に関しては、少し疑問に思うところもありますが...
受けの過去を受けた依存症により、説得力を得ることができました。
個人的には、もう少し攻めの吸血鬼の過去が知りたかったです。
そして長寿の吸血鬼たちが、その後の人生を謳歌しているエピソードも描かれています。
その先が気になってしまう身としては、満足することができました。
【きみはもう噛めない】が好きでこちらの作品を購入しました。
神のご加護なんてないと思いながら働いている神父のジル(受け)と
ジルの秘密を知りしばらくの間ここ(協会)に居させて欲しいというエミールのお話。
その夜暖をとるため布団に潜り込んできたエミールを、
ジルはSEXしたがっていると勘違いして…。
もっと複雑なお話かと思ったらそんなこともなくて
ページ数のわりに内容がないように思えてしまいました。
読み終わっても特に心に残ることがなく
せっかくの吸血鬼と神父という設定を生かしきれない感じがしてしまい残念でした。
(偉そうなレビューになって申し訳ございません。)
吸血鬼になった後の2人は甘々で良かったです。