お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
rhein no bara
若き王と、その教育係。
へいこうせんであったその関係が変化したのは・・・!?
わりとシリアスというか、刹那系な作品が多い印象のみなみ先生でありますが、今回は妙にコミカルチックな雰囲気の作品でした。
まじめに見せて~急激に落としにくる。
すばらしいバランス感覚w(*´Д`*)ノ
王女のキスを掛けての武倒大会。
だれも王女のキスを欲しがらないとか(笑
エロ率は低め。
みなみ先生の描くドえろが読みたいな~。
もう一つ難なのは、色でもあるので何ともいえない部分ではありますが、ちん子さんのディフォルメ。
あるのかないのか・・・・
ないのかあるのか・・・・
基本的にはあるんだろうけど、たまに着られちゃったりとかいうオイシry・・・趣味もあったりすることも無くはないわけで。
どちらかといえば、後半の読み切り~の方が好き。
ヤクザな男と、ヤクザに売られそうになっている少年。かわいそうに思い、自分がヤクザやめない代わりに~と、少年を引き取り・・・・
どちらかとうとシリアス。
復讐だの、ヤクザだの~なので、これを読んだあとには、こざっぱりアホな作品が読みたいですねっっw
ドイツの叙事詩「ヴォルムスの薔薇園」が多分元出、それと「ヒルデブラントの歌」を元に作られた作品だと思います。
「ニーベルンゲンの歌」ともリンクしていますが、これはオペラ「ニーベルンゲンの指輪」の元になったお話。
でも、そんな小難しい知識は一切必要ありません!
みなみ恵夢さんは、結構主従をデフォルメしながらも原作の面白さの特徴をよく出して、愉快なコメディに仕上げていますので、充分楽しめますよ♪♪
ベルンの王様ディートリッヒは、結構グータラな王様(爆!)
教育係のヒルデブラントにケツをひっぱたかれてようやく、腰を上げるという、甘えん坊さんなんですが、ヒルデブラントの為には頑張ってしまう(時々空回りして暴走するが)そんな、主がヘタレで健気な面を見せるのと、それを周りで茶化し、応援する家来達がまた面白い。
ある意味、ヒルデブラントの苦労物語なのだ。
原本にMLな具体的表記はないのだが、この主従関係と王が教育係に見せる慕う気持ちというのは充分にラブを妄想させる。
だからみなみさんは、そこから先ということでエチシーンをちゃんと挿入してくれているのだ。
自分の為にケガをしたヒルデブラントの裸体を見て、乳首にキスがしたくなったとか、
王が女の元へ通うのを嫉妬し、死んでしまいたいと願うヒルデブラントに、感動して反省して、お前を俺のモノにするといって抱くディートリッヒ。
充分に要素がある話だからこそ、こういう風にBLにできるのですねww
しかし、本当にドイツの叙事詩は、面白いですよ♪
アホかーー!!みたいに爆笑してしまうストーリー展開が結構あって、このコメディに仕上げた南作品は、あながちウソではないのです。
もう一編『陽炎記』はオーソドックスな任侠モノ
その身にまとう陽炎は、憎しみではなく、嫉妬の陰だったという。
表題がコメディで進んだので、これを見ると、いつものみなみ作品だわ、とほっとするかもしれません。
面白い組み合わせの本ですね。