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yuuwakushinaito dame desuka
初読み作家さんです。
表紙の絵が割と好きかもと思って読みました。中身の絵も割とスッキリとしていて読みやすかったです。
この作家さんの10冊目の単行本だそうです。読後は、はっきり言って「そうか、これで10冊目なのか…」という感想でした。
表題作は描き下ろしで一番最初に収録されている「ウラハラ!」の続編です。なのでメインのストーリーは「ウラハラ!」の方になります。
どのお話も短いせいか、感情描写が全然足りないという感じです。
強いて言えば唯一前後編で収録されている「片恋カテゴリー」と高校生同士の「冷たい頬なら」が好みの展開だったのですが、いかんせん、盛り上がりの場面が急ぎすぎて盛り上がり切れず…という印象でした。残念><。
もう一度読み返したいという程、印象に残る話がなかったです。
もう少しで盛り上がるかもって所で、唐突にぶつ切りにされる感じで、結末も呆気ない。総じて、物足りなかったです。
「ウラハラ!」
オーナーのジン マイペースクール攻め×ペットの晴彦 誘い受け
ジンが紹介してくらた男に振られて、部屋がなくなってしまう。
ペットとしてでもいいから部屋に置いてとお願いすると、身体まで洗ってくれて。
身体を求められるかと思いきや、ペットとする奴はいないとあっさりとかわされて。
いい年した大人が反応を試す為に、他の男を紹介するっていう展開が理解出来なかったです。
素直に直接アプローチすればいいのでは?と、真っ当な事しか浮かばなかったです。
「冷たい頬なら」
津田×楢竹
高校生活最後の日まで10日間で、隣に住んでいた津田と知り合って。
仲があまりにも急に進展して、スピードについていけずでした。
「片恋カテゴリー(前編~後編)」
2年前に離婚した裕×高校生・カズキ 健気受け
裕のことがずっと好きだったが、彼女と駆け落ちしてしまって。
離婚したという裕とまた会えるようになって、トキメク心が抑えられない。
現場で怪我をした裕の世話をするのも嬉しくて、仕方がない。
それでも、裕はまだ子供と奥さんに未練があるように見えて。
攻め自ら子供や奥さんの話題をする癖に、めちゃくちゃ思わせぶりでそれに一々反応してしまう受けが可哀想な程でした。
更に、攻めが告白をするよりも前に、受けにカワイイとだけ言ってHって。
なんだか順番が違うと思って、健気で切ない展開が好きなのですが萌えなかったです。
「マインドトラベル」
姉の化粧の実験台にされて、姉の男友達の剛を女装で騙して呼び出して。
それから顔が気にいったからと、攻めはすっかり貢ぐ君です。
気にいったのは外見だけじゃないって言っていますが、尺足らずの所為か、そういうニュアンスがあまりしなかったです。
「錯覚」
業界人で、生意気でツンデレな主役の受けが、実力派の攻めが意見をしながら無理矢理して。
生意気とはいえ、無理矢理やる展開に話自体も短か過ぎて、全く納得がいかないままでした。
「誘惑しないとダメですか?」
ウラハラ!の続編で、ジンからは誘ってくれない!みたいなカップルのベタ甘い話です。
短編だからなのかもしれませんが、萌え!とダイレクトに届くものがなくて、再読はないと思います。