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愛人の子だった受けが2人の義理の兄弟の前に現れての三角関係で、王道展開の話でした。硬派攻めが好きな方には、お勧めです。
当主・渡瀬凱(28)硬派攻め×愛人の子・九条勇希(高校生)真面目純心受け
母親が過労で亡くなって、学校も辞めるかどうかを悩んでいた時に、祖父の遺言で勇希が渡瀬家に迎え入れられる事に。
優しいお兄さんの真澄と強面の当主の凱と、兄弟だと知らされる。
歓迎されていないようなので遠慮しようとするが、祖父の遺言だからと押し切られる。
新しい学校にも通うようになり、同じ愛人の子の真澄は優しいし、屋敷にもなじんできた。
でも、怖そうな凱の笑顔をみてから、気になってきて。
三角関係と言いながら参加している真澄自身も兄の凱押しで、勇希も当初から凱一筋。
真澄から思いを寄せられはしますが、あまり対等な三角関係ではないので、心の揺れ感は楽しめなかったです。
愛犬にしか心を許していない凱が、徐々に勇希に心を開いていく様が微笑ましかったです。
最後も真澄の後押しでなんとか上手くいくし、攻めが硬派なだけに恋愛面ではヘタレでした。
エロ:★2 普通
総合:★3 王道展開なので、目新しさを求めるには物足りなかったです。
兄弟モノで三角関係という紹介で興味を覚え、読んでみたのですが、兄弟に加え、長兄の婚約者も登場して、三角関係という構図は出来上がっているのですが、それ程切なさを感じるような展開ではありませんでした。
次兄の真澄は色々と絡んでくるんですが、基本的に「いい人」なので、それ程強くは押しません。私の好みとしては、長兄がはっきりしない間に奪ってやる!という位の方が好きなんですが。
長兄の婚約者も、初めは恋人という設定だったと思うのですが、いつの間にか婚約者になってるし(笑)、婚約者ならもっと絡んできてもいいのにと思うのに、登場したのは結局1シーンだけで、受け様に切なさを感じさせる効果としては薄いと思いました。
優秀な攻め様が受け様に惹かれるようになる過程も、余りはっきりしなくて、どこが好きなんだろう?と思いました。
ただ、ドロドロしたところはないので、そういう物が苦手な方には安心して読めると思います。