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Intelligentsia yakuza wa babysitter ni koi wo suru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
可愛さいっぱいで恋の喜怒哀楽もギュっと詰まった1冊で面白かった。日向は誠実で仕事が出来るけど生き方が不器用。理不尽さに憤ったけど、日向の誠実さを理解して救ってくれたのが保育園解雇の元になった園児:尊の保護者:周防。日向の誠実さや真心が伝わって尊が懐き、周防や周りに信頼され馴染んでくのは嬉しかった。日向が親友に想いを寄せられ薬を盛られて周防と身体を重ねたけど想いが通じてないから拗れるよね。ここからの日向の心情が苦しかったです。ストーリーは王道、心情が細やかに書かれていて心に響きました。大満足でした✧*。
今回はヤクザの若頭と保育園の元保育士のお話です。
職も住居も失った受様が攻様の甥のシッターになり
攻様の大切な人となるまで。
受様は高校生で両親を亡くして引き取られた施設で
働きながら保育士資格を取得、この春から
保育士として働き始めた新米保育士です。
受様が担当する3才児クラスはやんちゃな子供が多く、
喧嘩や言い合いもしょっちゅうなので
受様はいつも目を光らせていましたが
保育園を含めたこの辺り一帯の土地持ちで
保育園にも多額の寄付をする家の子がお友達と揉め、
保護者からクレームが入った事から
保育園を解雇されてしまいます。
さらに間の悪いことに受様の住む古アパートが
取り壊和される事となり、
受様は職と共に部屋探しまでする事となります。
しかしながら新しい部屋はそう簡単に見つからず、
住所不定では仕事もよりみつからないという
ループに陥ってしまいます。
ところがそんな受様に新たな職をもたらしたのは
受様の退職の原因となった揉め事を起こした子供と
その叔父だったのです。
そしてこの叔父こそが今回の攻様になります♪
攻様の家は保育園を含めた一帯の土地持ちで
不動産会社や建築会社を経営していますが
その実態はヤクザである花屋敷組です。
保育園にクレームを入れたのは
甥のためのベビーシッターの独断だった上に
子供の面倒もほぼ組の者に任せていたそうで
彼女の所業と受様の解雇を知った攻様は
保育園に再雇用を求めたが駄目だったと
謝ってくれたのです。
攻様は保育園は不当解雇と訴えず
アパートの立ち退き料も請求しない受様を
お人好しで馬鹿正直すぎると言いますが
そんな受様を嫌いじゃないと言い、
「甥っ子の専属ベビーシッターにならないか?」
と受様に新たな職場と住処を提案してくるのです。
果たして新たな職場で受様を待ち受ける未来とは!?
任侠ヤクザの若頭と甥のシッターとなった受様の
恋物語になります♪
受様はおっかなびっくり攻様の実家に同居して
甥っ子のベビーシッターになる事にしますが
攻様の父である現組長は
受様の両親が営んでいた小料理屋の常連客で
幼い受様にあった事もある人物だったです。
亡き両親の料理が好きだったという組長に頼まれ
組長の食事作りも担当することとなります。
攻様がまっすぐで誠実な受様に惹かれていき
どうせなら組員の分もとせっせと料理を作る受様に
組員達も徐々に打ち解けてるようになり
受様は花屋敷組の中に居場所を作っていくというのが
大まかなストーリーなのですが
受様が攻様と出会うまでの段階で
けっこうひどい目に合っているので
徐々に良くなっていくだけの展開に安心していたら
受様を好いていた友人が登場したり、
受様の母方の親族が絡んできたりと
思いがけない横やりが飛んできて
2人の恋が実るまで思ったよりも山あり、谷あり、
面白く読ませて頂きました (^O^)v
攻様が受様を評して『星の銀貨』というように
受様は良くゆってもお人好しすぎますが
自分にできる精一杯の努力で生きる受様だからこそ
周りも手を差し伸べてきたのだろうと思います。
攻様に口説かれているのか
判っていない受様もまた可愛らしく
鈴倉先生のイラストがベストマッチなお話でした♪