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nyannya
作家さんの新作発表
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サテ、この表題作(すこまる王子シリーズ)に
登場する受と攻、実は完全な主役ではありません。
かと言って脇役とも断じ難く…影の主役と言うには
少し控え目の微妙な位置にいます。
その微妙な位置が作品に穏やかな暖かみを与えて
いる感じがしますね。
同時収録作も味わい深い、さらりとしている様で
深みのある一冊です。
猫がたくさん登場して、とにかく可愛いです。
すこまるは小さな王国の小さな王子です。怖い枯れ木から守ってくれた、庭師のキングに恋しています。日課の勉強はすっぽかしてキングに会いに行けば、いつも花屋のシールがいて、二人きりになるのを邪魔されます。
でも、本当は、キングとシールは、恋人同士なのです。そして、他の国の王子で、駆け落ちしてきたのでした。この3人で繰り広げられる日常が描かれています。
キングとシールのエッチシーンはあるけど、すこまるが小さいので、なんだかキング達の育児日記のようになってて、BL要素は少なかったです。できれば、キングたちが主役で読みたかったと思いました。
表題作シリーズの短編が数作品と、同時収録作が2作品収録されています。
全てのお話がファンタジーでした。
猫耳や擬人化のキャラがたくさん登場します。
表題作シリーズはにゃんにゃ王国という猫の王国が舞台で、この国の幼い王子の目を通して、王子が恋しているキングという庭師をしている猫とそのツレで花屋をしているシールという猫との関係が描かれています。
猫耳やちっちゃい子供が好きならツボに嵌るかもしれませんが、私はこの表題作シリーズはBLとしての萌はそれ程感じませんでした。
王子がかなり幼いのですが、ちょっと私には展開がお子様っぽすぎたかな~?という気がします。
幼い王子の目を通して描かれているという手法のせいもあるかもしれませんが…。
どちらかといえば、同時収録の「雪織りの里」の方が萌えました。
こちらは一応、大人(に見える)カップルのお話。
ちょっと切ない所も良かったです。