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なんだか久しぶりに何も考えずに世界観に浸れ、
BLという甘味に酔った気がしますv
白馬の王子さま的王道ストーリーで、
アクションあり、ロマンスあり、ラブラブありと隙なし!
映画なら、ここまだ導入部だよなと思う所が、
既に物語の3/4位にあって、
この後どうなるの⁈と展開を危ぶんだのですが、
そこは流石ふゆの先生!上手くクライマックスに持ち込んで下さいました!
横文字苦手な方には色々ややこしいかもしれませんが、
洋画大好きな私には、まさに映画のような作品でした。
素直に面白かったです!
こういう世界観、私好きなんだなと実感。
仁紀のクラウディオを焦がれる感じが、運命的でいいv
そして薔薇の話も上手く重なって、好きですね。
今回は、本当に個人的感覚でぴったりすっきりきたので、
評価は「神」!
悔しいのは、電子だとカットが入らないこと!
大人の事情なのでしょうが、
早く電子にも、デフォルトでカットつけてほしいです‼︎‼︎
亜樹良さんのカットが見たい!
攻・クラウディオ・カルーソ(36?) カフェ店員(マフィアの一員)
受・神野仁紀(26) 家具メーカーの社員(マフィアの後継者)
2週間の研修のためにNYへ来た仁紀。
しかし研修らしい研修も用意されていないし、仕事もない。
憧れのデザイナー(ブルーノ)にはカリスマ性が感じられず、また様子もおかしい。
鬱々としていたカフェでクラウディオと出会いますが、それ以降、仁紀の周囲で事故が起きます。
信号待ちをしていた仁紀は背中を押され車道に。
大型トラックに轢かれる寸前に仁紀を助けたのはクラウディオでした。
謎めいた言葉を残して去るクラウディオに、惹かれるものを感じる仁紀。
ブルーノとの夕食の後、タクシーを降りた仁紀は間違って入り込んでしまったゲイクラブで襲われかけたところを、クラウディオに助けられます。
初対面で「君に会えたことは、神様が与えてくれた幸運だ」と手の甲に口付けたクラウディオに、惹かれるものを感じていた仁紀は、彼に誘われて抱き合ってしまいます。
翌朝、クラウディオに送られてアパートに帰ってきた仁紀は、自分の部屋が爆発する瞬間を見てしまいます。
直後に発見した上司・ブルーノの姿。
戸惑いの最中に口をふさがれ、さらわれかける仁紀。
三度仁紀を助けたのはクラウディオでした。
クラウディオは仁紀の祖父がイタリア・マフィアのボスであったこと、その唯一の後継者が仁紀であることを伝えます。
そして米国のイタリア系マフィアの幹部が、反逆を企て仁紀の命を狙っているとも。
仁紀を護るために自分は存在する、と言うクラウディオ。
誰が誰を狙い、裏切っているのか。
分からないままも、仁紀はクラウディオを信じるのです。
サスペンス調でアクションもあって、ほどよくエロも入ってて。
マフィアの関係が1回では頭に入らなかったのですが、まあ読み飛ばしてもいいかな(苦笑)。
仁紀がマフィアの正当な後継者で、クラウディオが仁紀を守るためだけに引き取られ鍛えられた孤児、という捻りの効いた主従関係もいい~。
ラストにどっちかがどっちかの世界に飛び込む、というような安直な結末じゃないのもいいです。
(そんなに簡単にマフィアになったり、抜けたりしてたら折角の重みがなくなっちゃうしね)
出張先のNYで出会ったイタリア男・クラウディオ。
実はイタリア系マフィアの血を引く仁紀は後継者争いに巻き込まれ、命を狙われる度に助けてくれたのが彼だった。
ごく普通に生きてきた主人公が危険に巻き込まれ、出会った攻めに守られる話です。
こう書くと王道な感じがしますね。ロマンスです。
クラウディオが命をかけて仁紀を守ろうとしてるのに対して、命かけて死んで欲しくない仁紀。
引き取られてから仁紀を守るために育てられた設定が萌えます。
ただノンケの仁紀がクラウディオを受け入れるのがスムーズなのが少し気になりました。
事故や襲われているところを助けてくれた後だったしあの時点では吊橋効果もあったのかなー
途中からお互いに同じ思いなのが伝わって来て良かったです。
仁紀の足が撃たれた時に見たことも無いくらいブチ切れたクラウディオが見れて良かった。
亜樹良のりかずさんのイラストが雰囲気にぴったりです。