俺を嫌いになったか・・・?

異端の血族

itan no ketsuzoku

異端の血族
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神85
  • 萌×210
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
468
評価数
97
平均
4.8 / 5
神率
87.6%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
烈火の血族
発売日
電子発売日
価格
¥1,060(税抜)  
ISBN
9784813013280

あらすじ

闇魔法の一族が暮らす村を訪ねたマホロたち一行は、そこで思いがけず光魔法の血族の幼い少女司祭と再会し、レオンがギフトを授かることに・・そして、その代償は、女王陛下の死だった。
一度は村を離れたマホロたちだが、村に囚われの身となったレオンを救うため、再び村に戻ることに。
そこでマホロはノアの信じられない変化を目にする。
これまで他人を拒絶していたノアが、寛容に楽しそうに過ごし、同族の少女が馴れ馴れしく身体を触れてくることを許している。
違和感が強くなり苛立つマホロは、初めてノアと喧嘩をしてしまい!?
光魔法と闇魔法の血族の謎、ノアの出生の秘密、次々と衝撃の事実が明らかに!!

表題作異端の血族

ノア・セント・ジョーンズ,ローエン士官学校3年生,名門ジョーンズ家子息
マホロ・ボールドウィン,18歳,ローエン士官学校の1年生

レビュー投稿数7

明かされていく真実

今回は、マホロとノアの関係が一歩進展したような、むしろ溝が深まったような、そんな何とも言えないもどかしさを感じた巻でした。
闇魔法と光魔法の血族…この対極な血の間にはどうしても分かり合えない溝があり、お互い想い合ってるからこそ血という抗えない事実に行き詰まっていて読んでいて切なかったです。

あらすじを読んで、ノアのマホロへの気持ちに変化があったのかと不安になりましたが、全然そんなことはなく、むしろマホロへの執着ぶりが遺憾なく発揮されていて萌と同時にほっとしました。笑
すれ違ったり衝突したりな二人だけど、マホロがノアに対して対等に想い、向き合う姿勢が見れたので、ゆっくりだけど少しずつ同じ温度になってきたのかなと嬉しくなりました。

今回絡みも3回あり満足!
マホロの態度や気持ちのすれ違いにイライラしつつもやることはやるノア様グッジョブ。笑
グズグズになるマホロも可愛いし、そんなマホロをもっと苛めるノアのSっぷりも萌える!

アルフレッドは相変わらず謎めいていて目的が分からないので怖いけど、味方だとしたら頼もしいのでそうであってほしい。。
レオンとの関係性も今回気になりました。
何か匂うぞと…

ジークフリートの出番は少なかったですが、今回もしっかり爪痕を残していきました。
只では立ち上がらない男…!

ノアの出自やマホロに託された使命など、徐々に明かされていく真実に震えつつも、解決しなければいけない問題が山積みなので、次巻もどう展開するのか楽しみです!
終わりに近付いているのかと思うと早くもロスになりそう…

奈良先生のイラスト、本当に眼福すぎてうっとりします。
見る度に洗練されていくような…表紙も見開きも圧巻!の一言です。

あとお願いだから電子版も紙と同時発売して頂きたい…

13

目に見えるモノが1として、隠し扉100ぐらいありそうな面白さ

シリーズ4作目…!ですねヾ(*´∀`*)ノ
(①烈火→②花嵐→③女王殺し→④異端)

今回は今までで一番待ち遠しかったッッッ!!
前回シンドイところで終わってたから今か今かと…。
(そんで書影出た時には赤髪ノアのインパクト強し。゚(゚´Д`゚)゚。)
(前回口絵にはあったけどさ、表紙となると話は別さ)

今回はジークフリードとの直接対決はお休み。
クリムゾン島の成り立ちや様々な謎、
ノアの出自などが徐々に明らかになっていきます。
今までで一番分厚く情報量もハンパなかったです。
読後の脳みそパンパンだけど途中で止められないほど面白かった~!!!


冒頭はシリル・エインズワース視点のお話。
(誰だっけ!?ってなった。四賢者の一人です)
≪ギフト≫への執着っぷりが異様さを醸しだし、今後の絡みが怖いところ。
こんなにババーンと冒頭飾るぐらいだから何かが用意されているはず…。
同行を注視したいキャラがまた増えました。

さて。
前回ギフトを与えられたことで絶望に見舞われたレオンは司祭を殺そうとし、
その罪で闇魔法の村に捕らえられます。
すぐには返せないと言われ、命の保証を約束してマホロ達は一旦戻ることにーー。

その後、再度レオンを助ける為に闇魔法の村を訪れたマホロとノアは、
団長の迎えがくるまで1週間滞在を余儀なくされてーーーと展開します。

◆ノア×マホロ

すごい良かった。
なにが良いって、マホロが関係性についてハッキリ意見を述べたところ…!

お坊ちゃま育ちのノア・使用人育ちのマホロ。
染みついた慣れもあってごく自然と上下関係が生まれ、
多分どちらも違和感を持っていなかったと思うんです。
マホロは不満を持って文句を言うタイプではないですし。。。

で。あらすじにも書かれているように、
闇魔法の村に滞在中、2人の関係がギクシャクしだす。

マホロから負の感情を引き出させる流れが完璧で、
ジクジクジワジワ浸食されてく不安感とかもあって、
面と向かって関係性を問うマホロにグッとくる。
(村にいなかったら一生引き出せない言葉だろうから面白い…!)

そうなのよ、そこそこ!気になってたのよ~!
が、マホロの発言でスッキリしました。
ノアは良くも悪くもお坊ちゃま思考強すぎる割に、
貴族だなんだって色眼鏡を激しく嫌うお子ちゃまっぷりで可愛くもあり憎たらしいw

自分本位すぎるノアと、
相手を思いやる気持ち溢れるマホロ。

凹凸が噛み合えば幸せですけど、独占と博愛は水と油。
元々真逆な2人が更に闇と光の影響が濃く出始めて
思考の溝は深まるばかりなのが皮肉で切ないです(;ω;)
(闇のおかげでエッチできたのにね…)
(マホロがもっとも嫌う方向へノアが進むのが…;;)
(帯の「俺を嫌いになったか…?」はキュンキュンした!)

ノアが闇堕ちしそうでハラハラしたけど
今後の伏線になりそうな箇所も見られて先が読めなくて続きが楽しみです。

今回ノアの闇部分に多く触れた反動か、
"エッチしたいしたい(ダダこね)"状態のノアを見るとホッとしましたw
(エッチが絡むと初期のノアが蘇ってくるから好きv)

◆レオンとアルフレッド

おおおおおおおおおおおお???????(´⊙ω⊙`)
めっちゃビックリした。萌えた…。

と、思ったんですけどねー…。
アルフレッドの腹の読め無さが私は苦手だ…。
絶対まだまだ隠し持ってるし、真意が見えないし。

アルフレッドは敵か味方かも見えないのがシンドイ。
でも女王の遺言を受け取った時と、
(P216)の発言&挿絵の表情には嘘はないと信じたい。信じさせてくれ…。頼む。

レオンはずっと痛々しかった上に、
アルフレッドから心労もかけられてそうで…(;ω;)

レオン幸せルートを作ってくれと熱望してるけれど、
レオンにとっての幸せとは…と考えるとこれまた絶望。
前回から引き続き私の情緒はレオンに持ってかれっぱなしです…。

◆ノアの出自について

ますます世界観が広がり壮大になっていきますね!
このお話、カラクリが何個も用意されているから面白い。
謎が解明され明らかになった面が1とするなら、
見えないところに100の隠し扉がある感覚で読んでます。

個人的にニコルがドツボで大好きなので、
今回も登場シーンがあってうれしかったです(∩´///`∩)

◆ジークフリード

最後の最後にジークフリード視点のお話がありました。
なんでしょうね…最初は理解出来ないと思ったけれど、
マホロへの感情を見せる度に人間くさい人柄が見えるというか…。

もちろん残虐性は理解できないけれど、
理解出来る感情に触れる度に複雑な気持ちになります。
敵として描かれているけど最後は救われるといいな…とも思ってしまう。グヌヌ…。


今回マホロに与えられた使命なども見えてきました。
今後の展開も楽しみしかありません!!(∩´///`∩)

そして今回も挿絵は安定の+゚。*奈良神*。゚+でした。

11

少しずつ謎が見えてくる

『烈火の血族』→『花嵐の血族』→『女王殺しの血族』に続く、血族シリーズ4冊目。
もう表紙からヤバい。ノアの男の色香が駄々洩れで失神寸前です。

さて。
前巻でレオンがギフトを受け取り、女王陛下が崩御するという代償を支払うことになりましたが、今巻はその続きから。

ヴィクトリア女王崩御、そして崩御による王の交代。
マホロの持つ光魔法。
新たなローエン士官学校教師のシリル。

多くの波乱を孕み、けれど今巻のキモはノアの持つ闇魔法の「血」についてだったように思います。

ノアは魔法を使う能力も、人を惹きつける魅力も秘めている男性ですが、彼の母親については全く謎に包まれていました。なぜ、ノアが、闇魔法の血筋を持っているのかも。

それが少しずつ解明されていきます。そしてそれとともに、光魔法の一族であるマホロと闇魔法の血を引くノアの間に溝もできてくる。ノアはマホロ以外の人間に全く興味がないのですが、それが同族はきちんと認識する。けれどその地は光魔法の血族に属しているマホロには毒で―。

あらま、もしかして二人は袂を分かつ?
とか思いつつ読み進めましたが。

今巻で、光魔法、そして闇魔法、それぞれの一族について分かってきました。そして、マホロに課された使命も。

ノアが闇魔法の一族の輪に加わった時、一人の女の子の存在が登場します。ノアと同じ、赤い髪を持つ、その女の子。この女の子を介して、ノアは自分のノアへの想いを改めて自覚したと言えるでしょう。今まではノアが与えてくれる愛情を疑うことがなく、敢えてバッサリ言ってしまうのであればノアの愛情に胡坐をかいていた、そんな状態だったマホロ。そしてノアのいうことに異を唱えることもなかったマホロ。そんなマホロが色々な事を介して少しずつ成長しています。

今巻は、シリルという男性の回顧からスタートします。
これ、誰だっけ?と思いつつ読み進めたのですが。
もう、このストーリー展開の仕方が夜光さんならではか。そのシリルという男性が、次なる嵐の目になりそうです。

奈良さんの挿絵がこれまた素晴らしくってですね。
今シリーズは見開きのイラストがちょいちょいと挟まれているのですが、もうこれが凄い。圧巻です。

改めて、夜光さん×奈良さん、+SHYノベルスって最高だなとしみじみ思う巻でした。

11

光の一族の外観を天使と似た設定にした意図

そろそろ結末になりそう
honto特典 書き下ろしSSペーパーB
紙版が6月に出て、やっと今日電子版が公開されて、読めた。嬉しい。
待つ間に「式神見習いの小鬼」を読みました。

紙本の帯文は下記。
【「俺が嫌いになったか・・・?」 
  ノアに番候補が?。
  闇族に惹かれるノアに マホロは・・  
  執着攻xけなげ受 】

著者ブログによると、、血族シリーズ四冊目のこの巻の肝は・・
 今回はノアの出生と ぼろぼろレオンの話
 島の秘密がメイン
 一冊目から登場のノアとレオンとオスカーが主軸。 特にレオンとオスカーの今後に焦点。
 見開きイラストがすごい → (確かに凄かった、壮麗)
 そろそろ終わりを考えている https://bit.ly/3yGouDd

・・という前情報を得て、電子版公開を待ち構えていました。
予告通りの内容で、特筆することは特に無いです・・というか、書いちゃ面白くなくなるでしょう。
今まで仕込まれた伏線が一気に回収されていく展開で、後半から謎解きが始まります。
マホロが今号も健気で可愛らしくて魅力的。
島で、光の妖精王がマホロに望む内容が惨い。光の一族の外観を天使と似た設定にした意図が分かる。
ノアとジークの微妙な違いも分かった。

そろそろ一旦終わりを著者が考えているなら、次巻あたりが〆でしょうか。
終わりに向かう伏線の拾い上げの序章。結末にハピエンは望めそうもないと分かると辛い。
楽しい夢の世界はいつまでも続いて欲しいと思ってしまいます。

8

興奮がとまらない

今作はあらすじから面白くて、ワクワクしながら読んだら想像以上でした。ノアの素性や闇魔法の血族の真の姿など、謎が明らかになるにつれドキドキしました。同時に謎が深まる部分もあり、まだまだ目が離せない…ジークフリートもだけどアルフレッドも怖いな。 今作ではノアは自分の事で精一杯、逆にマホロの精神面での成長を感じました、自我を出せるようになってきた。光魔法の血族としての自覚やノア(闇魔法)との違いが分かってきたからかな。まだまだ試練がありそうなので頑張ってほしい。 次巻、ワクワクすると共に怖いです。楽しみ。奈良千春先生のイラスト、圧巻でした。震えた。カラーで見たい。BLという括りだけど、ファンタジーとしても素晴らしい。たくさんの人に読んでいただきたい

7

徹夜です

ページを捲る手が止まらずに徹夜してしまいました。www

帯とカバー裏表紙のあらすじを見て、まさかとドキドキしながら読みました。
ノアを信じてて良かったです。

このシリーズの素晴らしいところは、前巻のレビューにも書きましたが読んでいるうちに頭の中に世界観が蘇って来る点です。今回もスッ蘇りました。

それにしても次々と謎が明らかになると同時に、闇魔法の血族の恐ろしさやマホロが期待される役割の過酷さに驚きました。そしてノアの出生の秘密…。

新たな登場人物達も不穏で、ますます目が離せなくなって来ました。早くも続編が読みたくてしょうがありません。
出来るならばノアとマホロに明るい未来をお願いしたいです。

それにしても夜光花先生は多彩でどれも素晴らしい作品を数多く産み出してますね。作家買いする数少ない作家様の一人です。

私がこのレビューを書いている時点で神評価しかないのが凄いです。

6

闇落ちしていいんじゃね?

シリーズ4作目。ノアとマホロの関係は良い様子なのですが、お話がどう落ち着くのかまだまだ分かんない!と思ったお話、本編310P弱+あとがき。魔法ものがお好きな方でしたら是非1作目から。レビューのタイトルはあとがきにある先生のお言葉。次巻以降にまさかのノア闇落ちあるのか?

レオンのギフトの代償として女王が命を落とし、アルフレッド王子が次の国王になると決まり、ノアとマホロはクリムゾン島の立ち入り禁止地区で闇魔法の一族や光魔法の一族と接触し・・などと続きます。

この巻でご活躍になった方々は
レオン(頑張れ!)、アルフレッド(この人よく分からない!!!!どう転ぶのか?!)、シリル(四賢者の一人、この人も良く分から―ん!)、光の精霊王、オボロ(光魔法の一族の司祭)、セオドア(ノアの父)、ニコル(ノアの兄♡)かな。最後にジークフリートとレスター等がちらっとご登場されてます!登場人物多くなってきて、何かと大変。

++この巻で面白かったところ

とにかくアルフレット!怪しい!怪しすぎる!この人何者?!何考えてるの!?と個人的には気になって気になってしようがなかったです。この巻で国王となるのですが、国王らしく確実に国を治めようという考えより、なにかを企んでいるとしか思えなかったでした。次巻も気になるなあ、この人。

ノアとマホロは紆余曲折ぐるぐるありますが、ノアはやっぱりマホロ一筋。この巻ではマホロの方からノアを喜ばせようと頑張るところがあったり、ノアがマホロのマシュマロお尻大好き♡という様子を見せるところがあったりして、ニマニマする箇所もあるのですが、とにかく話の行方が気になってしようがない一冊でした。次はいつ出るのか?!年末だと嬉しいなあああ。

2

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