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kimi wo kurawaba hone made
実は好きなんですよ、レフ。
「関西人と覆面殺人鬼」を読んでいる時から、
まさかこんな強烈なキャラとBLで出会えるとは!と感激したものです。
ちなみに食人鬼と言う題材に惹かれて、
「関西人~」未読で読むのはあまりオススメしません、
多分これ単体ではあまり意味が解らないと思われます。
ディータと太一は回想に姿が見える程度で登場しません。
表紙だけ見たら何も知らない人はきっとBLだとは思わないでしょう、
レフの事だから恐ろしくグロテスクなお話と、
ショッキングなバッドエンドが待ち受けていると覚悟していました。
ところが私が思っていたよりは、レフはだいぶまともだった。
普通とは何か、家族に対するレフの思い、どんな生き方をしたいか、
そして杏奈とはどんな関係で居るのが理想か?
レフにもきちんとした考えや苦悩する一面、
杏奈や家族に対する配慮や想いも少なからずある事を知らされ、
得体の知れなかったレフの内面を見る事が出来たように思えます。
ここで見られるのはほんの断片的な部分かもしれませんが、
レフの家族、キャンベル家の謎に包まれた生態についても描かれ、
あるの儀式の為にレフの親戚も数名登場します。
倫理フィルターを外して見ると各自キャラがきちんと立っていて、
何故か憎めない人達でもあります。
杏奈については詳しい事は謎のままなのでもっと知りたいですね、
レフと杏奈のやり取りは「普通」って何だろう?を考えさせるものでした。
みんなと違う事は特別でおかしい事、みんなの群れから外される事、
レフほど極端なケースでは無くても、思い当たる部分、
一部共感や理解が出来る部分があるのは私だけでは無いと思います。
Hシーンは多少痛みや血を見る事になりますが、
一方的な暴力では無く合意なので、この二人らしくて良かったです。
思った事を毒舌混じりではっきり言うレフと、
何言われようがへこたれずレフを想い続ける杏奈とのやり取りも楽しい、
杏奈にはレフをある程度丸め込める強さもあるから、
共に生きていけるんだなぁと思いました。
現実では絶対に許されない事ばかりが目に飛び込んで来るし、
色々と考えさせられるテーマも入っているけれど、
予想外にコミカルタッチで光ある結末でした。
レフと杏奈の事をもっと知りたいなら読んで損は無いです。
欲を言えば単話配信4話で終わったのは残念、
レフが表紙の単行本を是非手に取ってみたかったなぁ。
どう頑張ってもハッピーエンドが見えない
スピンオフの描きづらそうなタイプでしたし、
まさか読めるとは思わなかったので、
これを描いてくださったMりあさん、
本当にありがとうございましたm(__)m
コメディなんだけどグロテスクなお話を描く作家さん。
この作品は紙書籍にはならない・4話完結だそうです。
「関西人と覆面殺人鬼~セックスしていいから殺さんといて!」に出てきたレフのスピンオフ。レフの家族や恋愛に関する考えが分かる内容です。
甘々な恋愛はないし、絵柄も内容も読む人を選びます。
簡単におススメ出来ないし、萌えとも違うんだろうなぁと思ってます。でも、丁寧に書かれた世界観は好きなので「萌2」にしました。(これは5段階の4ってことかな?)
連載を追っている間も最後までこのふたりはどうなるんだろう?と思ったままでした。
そして、読む人によってはどっちつかずの終わり方かもしれません。
でも、レフらしい終わり方だったとわたしは思います。
恋愛して恋人・結婚・家族という道じゃなくても、ちゃんと将来を考えている未来のあるハッピーエンドでした。
やっぱり4話じゃ物足りないなぁとファンは思いますけどね。