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ijippari no houteishiki
傲娇方程式
初コミックスと書いてあったので、デビューコミックです。
最近流行の若い絵という感じで、線が細めです。スーツキャラや髭キャラは苦手そうですが、身体が細い若いキャラを描くのは合っていて、絵柄は可愛めです。
H描写も直接的ではなくて薄めなので、BLビギナーでも大丈夫です。
言葉の使い方が下手で表現が直接的なので、皆から嫌われている不器用な受け出てきた表題作が一番印象に残りました。
『いじっぱりの法則、いじっぱりの方程式、いじっぱりの最終定理、コンドーさんの行方』
男女共に人気者・長谷川那智(大学生)クセモノ攻め×毒舌皮肉屋の神谷真紀(大学生)ツンデレ天然受け
人気者の那智が嫌われ者の真紀を構う姿は学内でも目立っていて、那智狙いの女子は面白くない。
人から好かれないのには慣れていた真紀だが、自分がいくら厳しく言っても飄々とした態度で構ってくる那智に困惑してしまう。
那智がいるのに慣れるのが怖くて拒絶するのだが……。
使い古された言葉ですが、人に慣れない捨て猫と言った感じで、キツク言ってしまって後で後悔しちゃうとか、本当は一緒にいてくれるのが嬉しいのに上手く言えないとか、受けの内面が伝わるのでそんな所が可愛かったです。
ただ、女の子いい、従兄の子といい、簡単に悪役にして、受けを同情させる展開は、ちょっと萎えました。
『コンドーさんの行方』での思わぬ受けの抵抗と、攻めの振りまわされっぷりはツボでした。
『たとえば笑顔のその理由』
緒方 ヘタレ攻め×保父・佐原至 強気受け
気になっていた人だから苦手で冷たくしていたっていう事にかなり後から気付く緒方のヘタレっぷりに対して、佐原のにこにこ笑顔で優しそうなのに強気なギャップがよかったです。
『Imitation Contact』
坊ちゃん・国領 坊ちゃんで意外にクセモノ攻め×詐欺師・氷室 強気眼鏡受け
攻めの顎髭が似合わないというか、年上キャラが苦手なのではないかと思いました。学生キャラの方が、絵のティストと合っているのかも。
話事体は、受けを襲っていながら騙された事に関して、泣いている攻めが可愛かったです。
全体的に軽めの話と言った印象で、読後感があっさりでした。