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ピンポイントで激萌え・・・
直幸の初キス、初体験の相手で、両想いの恋人同士だったはずの志伸先輩。
しかし、卒業後忽然と姿を消してしまい、音信不通に・・・
それから４年・・・
偶然の再会を果たす２人。志伸先輩への未練を断ち切れていなかった直幸の気持ちは再燃、何度も先輩へのアプローチを試みますが、相手にしてもらえず・・・
受け様である先輩は、直幸の事が好きだからこそ、色々と恐れて無理矢理離れたわけなのですが、この先輩、非常に危なっかしく寂しがり屋で繊細なツンデレタイプです。
ピュアキャラではないのですが、私の中では許容範囲でした。
ちなみに、よりを戻した後のＨシーンの中で、「ッ はなし・・・かけんなっ」というカットがあるのですが、何度見ても激萌えします。
初恋はマティーニの味
男子高時代、卒業式の日に待っていたのにあの人は来なかった――
彼女と立ち寄ったバーで、高校時代に付き合っていた初恋の２コ上の先輩 岡田志伸と再会した日比野直幸。
日を改めて志伸に会いに開店前の店に行くと、志伸は情事の真っ最中。付き合っていた頃も他の男と寝ていたと告げられ、ショックで酔い潰れた直幸は知らないうちにまた志伸の勤める店の前へ。全財産を摺られてしまったこともあって、店でバイトをすることに。
志伸の高校卒業祝いに買ったペアリングを渡そうとするものの、拒否され叩き落されてしまい、志伸がそんなに自分といるのが辛いならと直幸は、バイトを辞めてしまう。
指輪を拾ったオーナーは、指輪を返す条件として志伸にオリジナルカクテルを作ることを命じる。
なんとか志伸を忘れようとしている直幸の前にオーナーの弟の美知が現れ、”ちゃんとつかまえておけ”と告げる。
美知の言葉が気になった直幸が店に行ってみると、試作のカクテルを飲みすぎて酔っぱらってしまった志伸が。此処にきて漸く自分の気持ちに素直になった志伸は、”ずっとずっと愛してた”と直幸に話し、身も心も結ばれる。
マティーニのバリエーションがところどころに出てきます。志伸が作ったオリジナルカクテルもそう。「チェリー」というカクテル名がメチャ意味シンです。
２人の未来を想像して怖くなって逃げ出してしまった志伸ですが、まるで人に馴れない洋ネコがチラッチラッと、こちらを覗いながら徐々に近寄ってくるようで切なさを感じました。後日談の「ステア指導法」は本編とは違って幸せがダダ漏れしてます＾＾
表題作以外のオーナーと弟くんを描いたものは、実の兄弟同士で愛し合うという関係を逃れるかのような倒錯めいたシュチュが反って、痛々しかったですTT
それと、制服もの。詰襟とブレザーという２大男子制服の卒業を控えたカプが、お互いの制服に萌えながら燃えていくという話。いっそのこと、同棲しても制服プレイを楽しむがいい！
辛口は防衛本能
両想いだった筈なのに攻の前から失踪した受。
離れていた時間は攻の心も体も育たせていた。
離れていた間の受の心を知ろうと彼と同じ制服を
着て…。
元々ボーイズラブに限りなく近い空気の少女漫画を
編み出して来られた方の作品だけに安定した作品
かと愚考します。
受も攻も少女漫画では御馴染みのキャラクター造形
ですが、立ち位置が変わればなるほどと言う新鮮味
がありますね。
同時収録作は
・兄弟の絡み
･ブレザーと学ランの絡み
・表題作の後日譚
の三本立てとなっております。
