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koi wa ranhansha suru
典型的な、“お互い好きなのに、なぜか遠回りしている”パターンのお話です。
場数を踏んでいるけど、本気の恋のやり方はわからない井上と
場数を踏んでいないので、どうしたらいいのかわからず戸惑う明石。
不器用さにかけては、どっこいの可愛い二人。
井上の好きな子いじめに、「オマエは小学生かっ」と、
ツッコミをいれつつ、じれじれしながら読みました^^;
ストーリーは面白かったし、絵も綺麗で魅力的だったのですが
崎谷先生の同名別カップル小説を読んでしまった後だったせいか、
元ネタ(小説?)を、強引にあちこちはしょって、
駆け足で終わらせてしまっているように、見えてしまいました。
これはこれで、限られたページ数の中で、
うまくまとめられているとは思うのですが
正直、全4巻ぐらいの量のコミックか、小説で読みたかったかも…。
そして、ラスト付近のラブラブな雰囲気の二人をもっと堪能したかったー!
思いが通じた後、井上があからさまに甘くなったところが、
ラブい感じで、たまらなく良かったです。
この二人、同人誌では凄く好きなカップルなんですが、商業誌の『恋は乱反射する』では、なんか好きになれない井上(攻)。
明石(受)に対する態度が、いくら素直になれないとはいえひどい。
明石も明石で意地っ張り過ぎる。だから話がややこしくなるんですけどね(-_-)でも頑固でストイックな性格は好きですけど。めんどくさい男に捕まったなとちょっと同情。
井上はまだ子供ですね。好きな子に意地悪する小学生並。身体ばっかり先行してるから、明石を泣かせることになるんだ…。
なのに一人前に嫉妬はして独占欲剥き出し。もう少し大人になろうや。
あ、でも両想いになった後の開き直り方はよかったですけど。
男同士でラブホテルに入って、人に見られても堂々としてるし。むしろ見せつけてるし。
欲を言えばもう少しラブイチャエロが読みたかったです。せっかく崎谷はるひさんとコラボなんだし。
でも同人誌ではそれが叶ったのでよかった☆
このシリーズの小説2冊も面白かったですよ(o・v・o)
『恋は乱反射する』シリーズ
崎谷さんと冬乃さんのコラボシリーズといったほうがいいのか?
商業誌としては・・・
漫画で出てるのは、この1冊であと2冊は小説でシリーズが繋がっています。
強引で遊び人な攻めと品行方正で真面目すぎて浮いちゃう受け
お互い言葉足らずでいじっぱりで
すれ違ったまま身体を繋げるというお話。
漫画『0 or 0』には、この後に続く
小説『1st Love』『2nd to none』のメンツの顔も
ちらほら・・・
それも小説を読んでからわかったけど、漫画だけ読んだだけだと
メンツがどうして出てきてるのかも意味不明だし
ちっとも魅力が伝わらなかった。
最初、漫画だけ読んだときは正直展開が速すぎて?
お話についていけなかったのですが
シリーズの他小説を読んでから、もう一度この漫画を読むと
ちょうどいいかもしれません。
漫画だけでは言葉足らずだった部分を脳内補完できました。
他の小説2冊とセットでやっと1つの作品として評価できる仕上がり。
小説とリンクする3部作の、コミックスパート。
お互い、変にかっこつけちゃったばっかりに、無駄に遠回り。
最初に一言、「好きだ」って素直に言えてたら、こんな思いは、お互いにしなくてすんだのにね、
でも、こうやってすったもんだしなきゃ、お話としておもしろくないから、定石通りにすれ違ってみました。
って感じかな。
定石通りのお話で、テキスト量は少なそうだけど、マンガにすると完結まで1年近くかかるのね。
マンガを描くのって、やっぱり大変な作業なんだね。
それでも、せっかくマンガで、美大で、書道が舞台なんだから、もっと「書の作品」的な物が画面に欲しかったかも。
このシリーズの作品を読むのはこの漫画が初めてです。一応、シリーズ中では発行月日が一番古いのでこの作品から読んだのですが、崎谷さんも冒頭で他の作品と同時系列で書かれたと仰ってますが、確かに3冊読まないと全体像がつかめない感じです。
小説の方も読む予定ですが、それを読んでからだと忘れちゃいそうなので、まだ小説未読の状態でこのレビューを書いてます。
冒頭から人物の関係図がよく分からないやり取りのシーンから始まるので、いきなり面食らう感じだったんですが、その後はそれ程困らずにこの作品のメインカプのお話として楽しめました。
執着暴走攻め、片思いの設定は大好きなんですが、攻め様が女性にだらしがないというのと、受け様がちょっとツンデレなんですが、心が乙女すぎるかなぁと思ったので、こういうキャラが苦手な方には好き嫌いがでる作品かもしれません。
受け様は頑張り屋さんなんですが、要領がとても悪くて結構周囲に迷惑かけてるのですが(笑)、それを見えない所で黙ってフォローしている攻め様はカッコイイと思いました(これで女癖が悪くなければ私はもっと好きなんですが(笑))。
気になる他のキャラは小説の方で読めそうなので、そちらも楽しみにしておきます。^^
先に小説を読んでしまったので、間を補完するためにコミックスも読んでみました。
基本的に、小説派の人なのですが、原作者さんのことが大好きなので、かなり期待して読んだのですが……
残念ながらごくごく普通のコミックスになってしまっていました。
やっぱり、独特の空気感のある文章をそのまんまコミックスにするのは難しいよなあ……と思ったのが一つと。
もう一つは、設定もそれなりにありきたりだったので、ありきたりなまま終わってしまった感じがすごく強かったです。
大学の同級生である明石頼と井上凱風の話なんですが、まさか男の自分を好きになってくれるなんて思えない頼と、相手に振り向いてもらえないだろうから他で遊ぶ凱風……もうこの時点でBLの王道、テンプレ設定。
そして、王道から外れることなく、気持ちがすれ違ったまま一旦は体だけの関係になって、体だけじゃ辛くなっちゃって別れて、でもやっぱり本当は両想いだからラブラブに……という超・テンプレ!! テンプレ!!
いや、テンプレにはテンプレの良さがあって、テンプレにするだけ、みんなにとってそれが心地よいものであるのだと思うんですが、これでそれは私が期待してなかったので、とっても残念です。
でも、見事すぎるくらいに王道なので、王道大好きな人にはオススメします。