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kigurumi mobure ntr
2話構成、モブレ&NTRのダブル地雷原を含むファンシーとブラックのマリアージュ、ネタバレ無し読み推奨ですがタイトルとあらすじ直球とも言えます、以下の感想はネタバレを含みます。↓
…と言うのも、私はてっきり憧れの真名さんが黒幕だと思って読み始めたんですよ、そうしたら最後まで良い人だった!疑ってごめんよ。
真名さんとジン(受)のBLを匂わせるデートなどのシーンはきちんとある、でも最後に選択を間違ったせいで、攻めになるハズだったその人はヒーローになれなかった、受けが望む事をせず突き放してしまった彼にも過失があるし、その報いとも取れると思います。
嘔吐している場面が何度かあり少しだけ鬱展開、反対を押し切って通報すれば良かったのに、着ぐるみの汚れの事を相談すれば良かったのに、というかクリーニングはしないのか?…現実的に考えると変な部分もあるのですが(それやっちゃうと進まないからね)。
相手に気を使い過ぎて遠慮している部分もあり、親密度が足りないまま間違えたフラグの繰り返しが重なり、このエンディングへと導かれてしまったかのよう。
悪いのはもちろん着ぐるみだけど、ゲームで選択肢を間違い続けてバッドエンドに辿り着いてしまったような、しっくり感もあるような気がします。
絶望する真名さんの過ちと後悔を含むやるせない想い、好きな男性の前で犯され淫らな全てを晒され壊れたジンの姿、叶わない想いの果て。
結ばれない二人のもう戻れない結末に、悲壮感に浸り余韻に耽るか、可哀想は可愛いにBL的な萌えを感じるのが、きっとこの作品の正しい楽しみ方なのでしょう。
でも私はそれらも超えて、もうモブ男とのカップリングで良いんじゃないか?とか、ビッチ化したジンも新たなメス人生のスタートとして有りか?とすら思ってしまった。
読んでいて胸糞悪かったかと聞かれればそうでも無いような気がするのは、それが望んでいなかった形だとしても、最後にはジンが笑っているからなのかもしれない。
…と言う訳で難無く楽しめました!無理矢理ダメゼッタイ、みたいな正しいBLオタクに生まれて来たかったです、気を付けて見ると犯人が色んなシーンの所々に居るよね…。