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スーパーエリートを輩出する名門男子校を舞台に転入生と生徒会長がわちゃわちゃします。
転入生は編入試験はオール満点、スポーツ万能、実家は奈良の大きなお寺の三男というチャラ男風イケメン。
生徒会長は成績トップ、フェンシングはインターハイ優勝、理事長の孫で美人。
ストーリーは王道というか、ヤキモチや対抗馬!?的なイベントはあるものの、全体的にわちゃわちゃとえろす>心理描写なので軽いです。
キャラが愛せなくて…。
チャラ男風イケメンは自信過剰で「言わなくても俺の行動で分かるだろ」タイプ。
このタイプ、苦手なんですよね。
受けを溺愛してはいるものの八方美人です。
生徒会長の方も人付き合いが苦手なだけなのに周囲から「見下してる」と思われている子で、二卵性の双子がいるのですが、そっちは人気者で本人は鼻つまみ的存在。
このテの軽い作品ではクール系美人には「冷たい!だがそこがイイ!」的な高嶺の花でいてほしかった。
周囲からの嫌われている感がアリアリなので、心の壁を突破した攻めが全然羨ましがられないという状況になってます。
軽く読ませるなら弟に劣等感がある感じとかいらなかったかなあ。
しかもそこの葛藤を中途半端にしか扱わないのであれば、「本人は嫌われていると思っているけれど、本当はみんな仲良くしたい」という方がキャラを愛せた気がします。
そして一番無理だったのは攻めのいとこ。
この子が男子校でモテまくり、ストーカー続出で助けてほしい!という理由で攻めが転入してきたきっかけになっているのですが、ストーカーなんて束で蹴散らせそうなくらい気は強いし、攻めとのスキンシップが激しくて、攻めが受けのことを好きなのを知っているのに「(自分と攻めが)キスすればみんな(ストーカーたち)諦めるかも」というゆるさ。
いつも変なものを持っていたり被っていたりするのですが、性格が全然可愛くないし、笑えませんでした。
むしろ攻めのことをずっと好きだった!と言って当て馬化してくれた方がすっきり読めたような。
よくわからないスタンスの子でした。
そんなわけでキャラを愛せないと楽しめない、と気付かせてくれる作品です。
上記のようなキャラが好きな方にはおススメです。