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義理の兄弟もので弟攻めです。
表紙だけみると主人公総受け…のような印象ですが、そうでなく複数のカプがいろいろ絡んで来ます。
なんでもそつなくこなす弟・恭と、可愛いけど弟から小馬鹿にされて威厳のないお兄ちゃん・皇也。
登場人物が多く、カップリングが複数あるので雑多な感じはするんですが、メインの二人がものすごく可愛く好みだったので楽しめました。
弟攻めの設定だとわりとスタンダードな感じではないかと思います。
ストーリーはコメディーチックで明るく、母親を亡くして父と三人家族なんですがしんみりした感じは欠片もありません。
お父さんもキャラが立っていていい感じです。
ストーリーはキャラとノリで進んでいくようなタイプで、シンプルでした。兄のを小馬鹿にしつつもお兄ちゃん大好きな弟の恭は、兄に近づくものは邪魔をし、兄が勝手にピアスを開けたら怒りピアスを取り上げ…。
強引で独占欲の強いわかりやすいタイプですが、皇也は自分をお兄ちゃんと思ってくれてない、嫌われていると落ち込む毎日。でも仲は悪くはなさそうです。鈍くてお気楽というキャラでした。
しかし、最後がかなり急展開過ぎて、どう見ても弟に恋愛感情を持っていない感じだった皇也が恭の恋愛感情を受け入れて結ばれるのが早すぎて、前半が長かった分、後半があれよあれよという感じでした。
他のカップリングのお話はスピンオフ作品に続く…ようです。
後半に「スタンバイ」の梁と久良地のスピンオフが入っています。スタンバイもカップリングが複数入っていた上に他のカップリングのインパクトが強かったためにこの二人がどんなだったかな…^^;
しかし、俺様キャラが組みしかれる様子はとても色っぽくて萌えました。
ただ一個気になるのは、「スタンバイ」も「姫式~」もそうですが、ヒゲキャラがこの可愛い絵にそのままヒゲが生えてて…何て言うか、奇妙な感じです。
女の子に見えちゃいそうな大きなキラキラ目なのに・・・ヒゲというものがも少し男ぽく描けてないとこれは萌えづらいなあ~と感じました。
イケメン揃い、だけど描き分けが……。ちょっとこの本から一之瀬さんの作品を読み始めましたって人には読み辛いかもしれません。
だって…。
・弟→兄
・友1→兄
・友2→父
・友3→友1
が同時進行で、描き分けが甘いのでどれがどのキャラか読み返さないと判らないシーンもあったりします。しかも過去話が沢山あって、詰めきれなかったキャラの続編「俺式~」も発売されています。個人的に兄弟の姫式~より、童貞メガネくんと遊び人のフリして純な受の俺式~関係の方がツボです。
この話に出てくるメインメンバーは、読み手さんの萌え方によってランダムにCPが組めると思います。恋愛模様がゴチャゴチャって感じです。
兄弟…メインなのに兄弟として仲良しなのでラブシーンが少ない気がします。
スピンオフの多い本です。あと、前回の「スタンバイ。」で登場した脇CPの話も入っています。『追憶』、最後のヒゲには吃驚ですわ。
先輩が…先輩が…、まさか攻だったなんて。いや、どうみてもあっちが受だろ!ギャップにキャーとなりながらも、組み敷かれるあの御方にはぁはぁしてしまいまし、た。ギャップ萌えです。