厭世的な王国軍将軍×転生した美少年の、輪廻転生ラブ

背中を預けるには 1

senaka wo azukeruniwa

背中を預けるには 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神207
  • 萌×226
  • 萌19
  • 中立6
  • しゅみじゃない26

--

レビュー数
34
得点
1202
評価数
284
平均
4.3 / 5
神率
72.9%
著者
小綱実波 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
一夜人見 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
シリーズ
背中を預けるには
発売日
電子発売日
価格
¥1,400(税抜)  
ISBN
9784041111413

あらすじ

かつて身をていして国を守った騎士・イオニアは、天使のように美しい辺境伯の四男・レオリーノに生まれ変わる。レオリーノは夢の中で、イオニアの人生をたどり、身分差から想いを封じた王弟・グラヴィスへの思慕を思い出す。さらに敵国の内通者によって殺された記憶までよみがえり、慰霊祭の日に裏切り者と対峙するが、逆に拘束されてしまう。命の危機にひんしたレオリーノが、「ヴィー!」と助けを求めると、イオニアを喪って以来、すっかり厭世的になっていたかつての親友であり将軍・グラヴィスが現れ――!?

表題作背中を預けるには 1

グラヴィス・アードルフ・ファノーレン,王弟で王国軍将軍
レオリーノ・カシュー,17歳,辺境伯四男

同時収録作品背中を預けるには 1

グラヴィス・アードルフ・ファノーレン,王弟で王国軍将軍
イオニア・ベルグント、ファノーレン王国の騎士

同時収録作品背中を預けるには 1

ルーカス・ブラント,高等教育学校の生徒
イオニア・ベルグント,高等教育学校の生徒

その他の収録作品

  • 雪よ、降り積もれ

レビュー投稿数34

鈍器本にようこそ

大型新人小説家・小綱実波先生の代表作「背中を預けるには」

これは、絶対に読むべしだ、と天啓が。
あちらこちらの書店で探し回って諦めかけていたとき、遂に見つけることができてうれしかった。
それ以上の作品だということを思わずにいられなかった。
値段は決して安くはありません。流石は鈍器本というだけにあり。

ブルングウルト辺境伯家とファーノレン王家。
ブルングウルトのアウグストとマイアとの間にうまれた四男レオリーノ。
類まれな絶世の美貌を持ち、女性のような容姿。アウグストとマイア(両親)と三人の兄たちから半端ではない溺愛されていました。
そのレオリーノこそ、国のために殉職した赤毛の騎士・イオニアの記憶を受け継いでいる・・・少年時代から恐ろしい夢をずっと見るようになって・・・
イオニアは鍛冶屋の長男。イオニアはファーノレン王家の王子。お互いに惹かれ合います・・・しかし、身分の違いで到底許されぬ恋だった。思いを断ち切り、グラヴィスの盾になる、と決意。そして、グラヴィスを忘れるべく、イオニアはクラスメイトのルーカスと付き合っていますが、三角関係がとても切なすぎます・・・。グラヴィスを思うイオニアを見ると・・・本当にやるせない。
ルーカスもイオニアに思いを寄せています。
レオリーノはイオニアの殉職の真相を知ることになります。慰霊祭の日、裏切り者と対峠するも、逆に捕まってしまいます。
命の危機に瀕したレオリーノは

「ヴィー」(グラヴィスの愛称)

咄嗟に助けを求めていたら、かつてのイオニアの親友だったグラヴィスが現れ・・・イオニアを弔ったあと、厭世的になっていました・・・
レオリーノとイオニアは菫色の目を持っています。
菫色の目は類まれないですね・・・かつての英国女優エリザベス・テイラーのように。
そんなレオリーノを見たグラヴィスとルーカスは・・・

レオリーノは事故で少しばかり身体がひ弱で足も少し不自由。前世のイオニアと体格差は全くを持って違います。

ゲルマン系をモデルにしたファンタジー系。アウグスト、レオリーノの兄たちの登場人物の名前を見たら・・・
ブルングウルトのアウグストはレオリーノを溺愛。側近のフンデルトとレオリーノのやり取りにはほっこりとします。

輪廻的で半端ではないほどのシリアスなストーリーです。
複雑な人間関係など抱えている背景が見え隠れ・・・

0

胸がきゅっとなる物語

小説を読むことから10年近く離れていて、最近また人気作や話題作から順に読んでみているのですが、正直に言います、今年読んだ中で一番面白かった!!!!
表紙とあらすじくらいしか情報がない中で、私が表紙を見てまず思ったのが儚くて陶器のような美少年の受けと正統派美形の王子様のような(ただしくは王弟)攻めだな……でした。
個人的な好みでいうとその時点で外見に関してはそこまで刺さっておらず、萌えられるのか判断がつかなかったのですが、この作品がおもしろいという評判は私の耳にも届いていましたし、ちるちるさんでも神評価が多かったのでその2点を信じて読み進めることに。
予想のはるか上の面白さで興奮してテンションが上がっています。笑
鈍器BL小説というと、あれとあれとあれとあれと...とお詳しい方はすぐタイトルが浮かぶ圧倒的な厚みと重さがありますよね。
読むのも遅いしブランクもある私は、いつもまずその厚みに怯んで、これを読むのに何日かかるんだろう大丈夫かな?と不安を抱えながらページをめくり始めるのですが、この本はのめりこんでしまってこんな私でも一日数時間づつで4日で読めました。
普段の私なら1週間くらい必要だったと思うので、半分以下の日数で読み終えたことでいかに楽しかったか伝わると嬉しいです。

まず文体と表現が読みやすい!
レオリーノはイオニアという青年が亡くなった日に彼の意志と目を継いで生まれてきた子なので、それもあってか章ごとにレオリーノ→イオニア→レオリーノ→イオニアと交互にお話が展開する構成となっていました。
レオリーノはイオニアの記憶の夢を見てイオニアの記憶の欠片を集めていくのてすが、同じく読者もそこからパズルのピースを集めていくことになります。
レオリーノはお人形のようだとか妖精だとか天使だとか言われているくらいのキラッキラな美形なんですが、嫌味のない愛らしさと純朴さ、芯の強さと庇護欲をそそる世間知らずさを内に持った素直な子で、絢爛豪華な外見とはギャップのある素朴な内面を持っているのが魅力です。
天使や妖精という表現は描き方によっては、妖精…!(笑)天使...!(笑)ってことになりえないと思うのですが、なるほど多分こういうことだな?ということが文章から伝わってきたので、私はその形容も受け入れられました。
天然とは違うんですが、箱入り息子すぎて世間知らず故に浮世離れした一面がある子です。
いい子で愛嬌があるので応援したくなります。
そして、とある事件で死にかける怪我をして足が不自由であり、イオニアの記憶があるからこそせつない思いもする立場でもあります。
私の僻でもあるんですが、もういないあの人を重ねられてちゃんと自分を見てくれているのか分からない!今誰を見てるの、自分を見て!……っていうのが好きで。
そんな葛藤に苦しむ姿ってつらいんだけど、スパイスになって美味しかったです。

そしてまた美味しいのが、生前のイオニアはグラヴィスとルーカスの両方から求められていた立場なのです。
三角関係!!!!大好き!!!!
その生まれ変わりかもしれない存在のレオリーノに対して執着を見せて、レオリーノ、イオニア、グラヴィス、ルーカスの四角関係要素のようなものもあります。(レオリーノはルーカスに対して全く恋情は抱いていないのですが)
そこからグラヴィスとレオリーノが恋を感じだす気配が流れ始めるのですが、イオニアの存在というものが2人の中にあるせいで、レオリーノ、グラヴィス、イオニアの三角関係みたいな...イオニアの影がちらつきながら進んでいくんですよ。
しかも、レオリーノは兄の嫁の兄であるユリアン(美形のモテ男。浮名高い公爵家嫡男)からも求婚されていて、そちらもそちらで押してくる。笑
男同士の結婚がありな世界線なのですが、公爵家や王族なんかの位の高い人はさすがに男を嫁にすることは通常ではないようで...でもユリアンはそれを押し切って嫁に貰うことを親族に了承させてしまった強者なんです。
レオリーノを巡って矢印が交差する逆ハーレムのような状態。
レオリーノとグラヴィスは両思いだし相手以外に興味がないのですけど、そんな周りの求愛のお陰で恋を自覚したりする。
多角関係に激しく萌えるタチなので、すごく楽しませてもらいました。

そしてグラヴィス、この方がレオリーノにする仕草がキュンでした。
きっとこの方に送るべき言葉はかっこいいなんでしょう...美貌の主だし!
でもそれよりなんだか可愛くないですか???????
膝の上にレオリーノを乗せて子供をあやすみたいにゆすってみたり、頭に顎を乗せてみたりetc.……。
かと思えば庇護欲や嫉妬心や独占欲でバチバチに男を出してくるので、端々でときめかせてきます。

えっ、いい!
グラレオお似合いすぎる...!

そういえば、読み始めた頃は物語冒頭のシーンはこの巻のどこかで出てくる場面なのだろうと思っていたんですが、別の巻でやっと読めるまだ先のシーンが描かれているんですね。
うわーあとで読み返したくなる書き方だ~!!
早く辿りつきたいな。

あと、ちょっと衝撃だったことがあるんですよ。
グラヴィスがイオニアを抱いた時、閨教育で女性とは経験済みだろうと分かっていたけど、男とも経験済み(?!)だったというところ。
えっ?!て2度見しちゃいました。
「これほど強烈な快感を、どんな女からも、男からも、得られたことはない。」って、そういうことですよね???
イオニアが亡くなったあとは赤毛の体格のいい男と寝たりしてるらしかったけど、イオニアを抱く前も男娼とか抱いてたのかな。

5

胸震える壮大なファンタジー

これはすごい小説を読んでしまいました…
読了後、興奮冷めやらぬ状態で夜中に読み始めたのですが、ページをめくる手が止まらず、結局徹夜で一冊読み切りました。

ファンタジーものでこんなにも胸が震えたのは、いつぶりだろう…?初めてかな?と思うぐらい、トイレに行く時間も惜しくなるぐらい面白かった。

生まれ変わっても、以前の自分とは似ても似つかぬ小さく非力な姿で、これでは以前のようにヴィーを守れない。。と打ちのめされるレオリーノの描写に胸が痛みました。

メインCP2人ももちろん魅力的なんですが、
個人的に胸をグッと掴まれたのは、当て馬役のルーカスですね。。

心はあげられない、心はヴィーのもとにある、と言うイオニアに対して、そんなお前ごと愛してるから構わない、と言ったルーカス。
海より深い愛情と言えるのでは……

生まれ変わったレオリーノに襲いかかってしまうのは許せないことだけれど、イオリアを想うその気持ちの強さに胸を打たれて、涙が出ました。

はぁ…読了後の余韻冷めやらぬ今ですが、
続きが気になりすぎるので、これから2巻に突入したいと思います。

こんなに素敵な作品に出会えたことに感謝です◎

4

前世で知った犯人を追う

お値段とシリーズの冊数を見て、購入を躊躇してましたが…買って良かったです!面白かった!

レオリーノが幼い頃から、何度も同じ人物の夢を見る。イオニアという青年の幼い頃や大切な人との時間、そして彼が戦争で亡くなる日。様々な時間を、夢で追体験していく。多くの犠牲があった過去の戦争でイオニアは亡くなったが、仲間の裏切りを亡くなる直前に知ってしまう。イオニアの夢と、それに関わる事件で黒幕が別にいた事実を知ったレオリーノは動き出す。

夢で見る前世のイオニアは、体格も良く力があり王弟グラヴィスの盾として戦う軍人だった。対してレオリーノは、前世に関わる事件で足が満足に動かなくなってしまい、またその美貌が原因で独り立ちも難しく、身体が弱いせいで戦うこともできない。父や兄達は身体も大きく戦う戦士なのに…。イオニアを想っていたルーカス、イオニアと両思いだったが決して結ばれない恋だったグラヴィスに、自分の中のイオニアを期待される程、自分の存在が消えてしまう事やイオニアと似つかない身体を失望される事を恐れてイオニアの記憶があると言えないまだまだ幼いレオリーノが悲しい。

イオニアの記憶と、レオリーノの現在とを行き来するのは最初は混乱してしまいましたが、慣れると問題ありませんでした。
世界観を知る為の1巻目ですが、引き込まれました。
レオリーノの健気さと、幼いレオリーノに執着するいい大人2人を堪能し、次巻へ続きます。

4

挫折しそう

評価が高いので買ってみました。
あらすじをを見る限り、好きそうな感じだったのですが、読み始めてすぐに違和感が…
言葉選びが気になるというか文章が稚拙というか…
背伸びして頑張って書きましたという印象。
セリフも世界観や人物設定に合っていなかったり、あまりにステレオタイプな口調だったり。
コメディならいいんですけどね。
一旦気になりだすと設定から地名・人名まで全てが安っぽく感じられて、しらけてしまいます。
そのあたりに言及している方が少ないので、ほとんどの方が気にならないのだと思いますが…
残念ながら私には合いませんでした。
巻が進むと変わってくるのでしょうか?
ストーリーは嫌いじゃないしボリュームもあって長く楽しめそうなのに、物語自体に入り込めず、読み進めるべきか迷います。

10

設定は良い※ネタバレ注意

前世の三角関係が今世でも・・・
その三人の中で主人公だけが生まれ変わり、
約20歳ほどの年の差に。

前世の記憶は引き継いでいるけど(夢で)
人格はあくまで今世のレオリーノという人格で
セオリー通り前世の思い人や親友?には
隠さなきゃ・・・といった感じでした。

■良かった点
前世の最後に裏切り者を見つけ、
今世でその黒幕を探すといったちょっぴり
ミステリーちっくなのが良いなと思いました。
ただ恋愛だけじゃないという・・・

攻めのグラヴィスがカッコいいです!
もう一人の攻めのルーカスより理性的で、
でも内にすごい情熱を隠してる感じが凄く好み
ただ、同じ年代の誰よりも若々しいイラストなのは
ヒーロー補正?



■悪かった点
レオリーノは絶世の美少年設定ですが
会う人みんなに容姿を賛美され
一冊に十回以上は多すぎじゃない?と
何度も繰り返されると流石に飛ばしちゃう

かなりイライラしたのが、ルーカスです。
レオリーノの前世と今世で唯一の共通点が瞳なのですが
その瞳のおかげで前世の三角関係の一角
ルーカスの執着が半端ないです
それを抵抗できない相手にぶつけて
身体的に不自由なのに押さえつけて・・・
いくら前世で好きだった相手だとしても
瞳が同じなだけで、他に確証もないのに
何で決めつけられる?
もし勘違いだったら赤っ恥おじさんよ。

無理にキャラクターにアクシデントを起こさせてる感じがしました。
ストーリーに必要だからこういう行動を起こさせようという
作者の意図が透けてみえて
あんまり集中できなかったです。

とりあえず設定に惹かれたのと、
イラストがきれいだったので"萌"の評価で

5

受けの好き嫌い別れそう

・受けが超絶美形
・大切に育てられてきた箱入り
・健気で純粋無垢で汚れを知らない
・受けがトラブルメーカーで割と酷い目にあう(心身共に痛い系)
・攻めに監禁、軟禁される

が好きな人は受けのレオリーノくん大好きだし作品自体にもハマると思います!!!

作者様の言葉選びがどんぴしゃにタイプでドキドキきゅんきゅんしながら読んでおりました〜小説は、スキ!!とならないとすぐ飽きて忘れてまた1から読んで…を繰り返して中々読破出来ないのですが本作品は受けがどタイプでして二徹くらいして読み終わりました。

あと年の差好きな方もハート射抜かれそうですクール歳上攻めが年甲斐もなく19歳下のリーノくんに甘々デレデレで…恋愛初心者のリーノくんにはイマイチ愛情が伝わってなかったり…とドギマギするシーンも多くてすごく楽しめました。

ただ唯一苦手な展開というか(以下ネタバレ注意です。とはいっても1巻の序盤程のネタバレなので気にならない方は参考にして頂ければと思います)


ウーンと思うのが、輪廻転生系で前世と今世の人格が異なる場合なんですよね(T_T)前世で攻めと恋人だったけど今世では魂が同じでも人格が違う!あの人じゃなくて自分を見て!みたいな展開が苦手な方は割と辛いと思います。ただこれをどう乗り越えるのかが本作のキーポイントとも言えるので中々重いです。
私はリーノくんがタイプだったので割と受け入れられたのですが作者様の文章力と2人のキャラクター性が少しでも違ってたら地雷だったかもしれません(^_^;)
なので賛否分かれるのかなあと勝手に思っている次第です。




0

鈍器!!

一巻だけでもかなりの鈍器!!
文字も、二段書きでかなりの量だけれども!!
取り敢えず、一巻を読み終えたら、
絶対すぐに、『二巻!!!』って思います!!
(私はそうでした!!)

物語の設定もさることながら、キャラクター達が一人一人濃いし、しっかりしていて、ファンタジーの中に、
『人生とは??』、『生きるとは??』と
色々と考え身につまされる作品です。

そして、表紙のふたりが美しくかっこいいことこの上にない!!!!

前世と国とふたりの幸せと、幾重にも絡まる運命を、あなたも見届けてみませんか??

1

これは生まれ変わりではなく全くの別人!!

一巻の9割がた読んだ感想です。間違いなく神作品ですが、これではあまりにルカがかわいそすぎて読んでいられません。途中からなかなかイオニアが前世であることを告げないレオリーノにイライラしてきます。
しかもイオニアの記憶はあるけどイオニアではないというのは生まれ変わりと言わないのでは??姿形は変わってもそのまま意識を受け継いでいる設定だと思っていたのでわたしには合わないかもしれません。
これはグラヴィスが過去の想い人(イオニア)の未練を昇華してレオリーノに新しい恋をしていく物語なので読者側からすると凄くモヤモヤする人多いのではないでしょうか?
青年になったレオリーノを見て、イオニア関係なく綺麗だとか外見を褒め倒して一目惚れしそうになっているグラヴィスより、その目にイオニアを見いだして正気ではいられなくなっているルカの方が恋慕も大きいように思えてやはりルカに感情移入してしまいます。
思ってた生まれ変わりと違ったのでご注意を。

1

過去に捕われる男たちの苦悩

すごく良い作品と聞きながら積読でしたが、ようやく時間が出来たので読みました。
この世のものとも思えぬ美しい少年が前世の記憶を夢を通して知っていきます。
過去と現在を交互に話は進みます。
現在は天使のような美しさとか弱い体を持った貴族少年。方や王弟殿下の護衛を任される剣術体術に優れた平民少年。
あまりにも相反する2人だからこそ、話は複雑になっていきます。
私は電子で読んだのですが、カタカナばかりなので、土地の名前も人の名前も覚えられない。あとは貴族らしく家柄とか親戚とか出てくるけど、覚えられない(꒪д꒪II
紙本だと、登場人物のページに戻って確認できるんですけどね。
だから、先生の書かれたことの半分は理解出来てないと思います。最後まで読み切ったら、もう一度読まなくちゃ。
美しすぎる少年っていう設定はよくあるけど、美しいけど剣は強い、とか、頭がよくキレるっていうのが多いと思いますが、1巻の彼は美しく体が弱い、という、主人公としてはあまりない人物のような気がします。これから、いろいろ成長するのでしょうか。

前世のイオニアが魅力的であった為に今の自分を卑下してしまうリーノ。でもイオニアが心の中にいるから、頑張りたい気持ちもあり。
リーノは本当にいい子です。
ルカとヴィーが未だにイオニアを忘れられず、彼を思うと理性をなくすくらいだなんて。
この先、リーノはどう行動するのか、裏切り者は誰なのか、ルカはイオニアを諦められるのか、気になります。

3

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