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kankin souko
謎だらけの始まりなので、正直ネタバレなしでレビューを書きにくいです。
でも全部読み終わったら久々にいいストーリーのBLに出会えたと思ったので、レビューを書かせていただきました。
最初の20話ぐらいは性描写がかなりハードで、人を選ぶと思います。(血の描写も結構あります)
私はフィクションだから割り切るタイプなので、この作家さんの絵と表現がとてもうまいなーと思いながらサクサク読みました。
第一部の終わり(物語の半分ぐらい)で大きな謎が解け、主人公の本当の姿と感情が見えてきます。
そして第二部からは過去の話が分かるようになり、キャラクターが愛しく思うようになります。全体を通して無駄な話があまりなく、第二部からはずっと疾走感満開で物語のクライマックスまで行きます。
読み終わって、ストーリーだけでなく、心理描写もしっかりしてるなと感心しました。
韓流漫画+電子書籍のみなので、あまり知られていない作品ですが、読まないのは本当にもったいないと思います。
少しでも興味があるようならぜひ一回読んでみてください。読み終わって後悔はしないと思います。
現実に疲れ、刹那主義のクズになってしまった男、友也(受)が、
学生時代友也に狂わされてしまった男、真人(攻)に監禁され、
昔友也が真人にやったことと全く同じことを仕返しされる。
という感じの話です。
【昔友也が真人にやったこと】ということで、
過去は「受け」「攻め」が逆!!!
昔捨てた受けが立派な攻めになって帰ってくる…いやぁ、美味しいですね。
また、監禁モノですが、受けは
隙を見て、全力で逃げようとしてくれます。
もう脱出ゲームみたいな感じです。
そういうタフな受け、たまりませんね。
また、第2部からは
友也目線の二人の過去が明らかになっていくんですが、
友也の複雑な家庭環境や、それゆえの愛情表現の拙さにどんどん同情してしまい、
どうしてこうなってしまったんだ…と、胸が締め付けられっぱなしです。
二人ともの心がボロボロになっていってメチャクチャ熱いです。
どん底まで堕ちてしまった二人がどうなるのか、今後が本当に楽しみです。