お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
ai to seigi de yo ga akeru
初読み作家さんです。
絵は表紙よりも中身の方が好みでした。
表題作シリーズの他に短編が1作品収録されています。
表題作は主人公の2人は同じ大学の学生なのですが、攻め様が学内で超好みの受け様を見つけて「必ずオトしてやる!」と意気込んでから猛アプローチをかけるというところからお話が始まります。
実は二人とも別にセフレがいて、攻め様は友人の間でもゲイだと公言しているのですが、偶然受け様をホテル街で男と一緒の所を見かけてから男でも大丈夫だと分かり、受け様にアプローチをかけます。
特定の恋人を作らない主義の受け様をどうやって本気にさせるかというお話。
この作家さん独特の台詞回しがあって、台詞は多い方だと思うのですが、テンポよく読めました。
途中でべらんめぇ調が出てきた時には少し驚きましたが、その前にも「仁義」とか「侠気(おとこぎ)」とか言っていたからその傾向はあったかな。昔のひばりや錦之助の映画を思い出しました(笑)。
受け様の変化の過程が割と丁寧に描かれていると思います。Hシーンも盛りだくさんです。
最後の最後までハラハラの展開もグッドです。
同時収録作品はフリーのイラストのデザイナー(攻め様)と攻め様に仕事を依頼する会社の若手社員。
昔の恋の傷が忘れられなくて臆病になっている受け様が可愛かったです。