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俺は今 誘われてんの? ヤリチン恋愛初心者の胸キュンラブ
koi no shikata ga wakaranai
2021年、買ってよかったランキングベスト3に入るんじゃないかと。
まだ2月だけど、おそらくあと10ヶ月経っても、何回読み返しても、大好きな1冊に巡り逢えたんじゃないかと、読んでいる間からずっと思ってました。
好きだ!!
来るもの拒まず、去るもの追わず。
彼女がいようと他の女の子と遊びたければ遊ぶし、それに文句は言わせない。
そんな条件を出されても付き合いたいと思わせる男・逢見(あいみ)シュウ。
彼女との別れ話の直後、逢見に「付き合ってもらえませんか?」と言って来たのは…、男の子!?
という始まり。
「フリーのときに告白されたら断らない」みたいな設定自体は珍しくありません。
でもこの設定って、BLでも少女漫画でも受け/女子目線が多いんですよね。
付き合っても変わらない彼に、「でも!そういう条件だったんだから!」って自分に言い聞かせて、健気に微笑む受け/女子にいつしか「俺、こいつのこと、何か傷つけたくねーな…」って思うようになった攻めとハッピーエンドみたいな。
ひたすら耐える受け/女子の健気さに胸を打たれる仕様がほとんど。
この作品が面白かったのは、攻め目線だったこと。
それも受けサイドの感情は一切見せない、目線リレーなしの一貫した攻め目線。
厳密に言うとあるんですよ、受けのモノローグ。
でも自分の感情を語るモノローグじゃなくて、単純に「逢見観察ログ」。
1冊通して、逢見による、逢見の、逢見のためのモノローグでした。
「付き合う」となれば当然出てくる独占欲。
今までの彼女はだめだったけど、わたしにはきっと…!っていう期待を持って付き合い始めると思うんです。
そういう期待が失望に変わり、絶望になって、怒りに成長する。
欲しいものが得られないとき、なぜかひとはそれをくれない相手に腹を立ててしまう。
そうやって逢見から「もうおしまい」と言われて来た彼女たちと楓が圧倒的に違ったのは、最初の意気込みで。
楓的には逢見の条件は知っているし、自分は男だし、憧れているだけだった先輩と連絡が取れて、挨拶できる。それだけで十分なんですよね。
言ってみれば遠い存在だった好きな芸能人と仲良くなれた!みたいな。
「友達」ではなくて「彼氏」という肩書きであっても、接点ができただけで満足だし、最初から期待もしてないから失望もしない。
あるのはただ喜びだけっていう。
これまでの彼女たちの行動パターンしか知らない逢見からしたら、楓の行動は全部予想外。
こうしたらこうなるという経験則にはまらない楓に、頭の中で「?」が生じる。
この「?」が増えるごとにもやもやが増して、気付けば楓のことで頭がいっぱいに。
ここに至るまでの描写がいいんですよ!!
逢見の「?」が増すと、わたしの胸がときめく。
「?」と周りの言葉や元カノの反応がリンクした辺りで、脳内に花火が上がる。
ライブの話の辺りでは、切ないわけじゃないのに眼球がずっと熱くて、副交感神経が狂ったかと思いました。
ピュアっ子にしか見えなかった楓が案外…っていう意外性も良かった。
ずーっとローテンションな逢見が脳内で「?」を発生させては「まあ、いっか」みたいな繰り返しは面白いし、楓のわんこっぷりも可愛い。
受け目線だったらつらいはずの他の女子と事後なシーンも、攻め目線だから平然と見ていられるし、逢見のそばをキープしてる策士系女子の存在すら楽しめる。
まだまだ語りたいけど、さすがに長くなり過ぎました。
最後にこれだけ言わせてください。
買って損はないし、読まないと損!全力でおすすめの1冊です。
『この先は二人きりで』に続いて読んだ まちお郁先生の作品です。
大学3年生 逢見 萩と大学2年生 楓 真波人のお話。
大学一のイケメンの逢見は、来るもの拒まず去る者追わず、束縛が大嫌いな自由人。
フリーの時に告白されれば誰とでも付き合うけれど、それには条件があって…逢見が「どこで」「誰と」「なにを」をしようと一切文句を言わないこと。
ある日、大学のカフェで彼女と別れた逢見の前に1人の男子学生が現れました。
「よかったら俺と…つきあってもらえませんか?!」
うぉぉぉ!!まちお郁先生の絵柄がパワーアップしている!!
ストーリー展開は王道なのですが、キャラの魅せ方がお上手なので物語に惹き込まれました。
何度読み返しても胸キュンが味わえるイケメンクズ男の初恋物語です♡
イケメンだけど自他共に認めるクズ 逢見。
恋愛なんてテキトーでいいと思っています。
ある日、彼女と別れたその場で真波人に交際を申し込まれ、条件を守るならと付き合うことに。
逢見の条件の通り、何も口を出さないし、何も求めて来ない真波人。
最初はそれで都合がいいと思っていたけれど、あまりに何もないのが気になり始めます。
とうとう他の女とキスしているところを目撃されてしまいますが…真波人はノーリアクション?!
イケメンだけどクズの逢見が本当にクズでした(笑)
そんな逢見が純粋な真波人に翻弄されているのが面白かったです。
初めから好かれると思っていない真波人だからこそ、それが強みになったんでしょうね。
今まで付き合った元カノと真波人の言動が全く異なるので、逢見は意味がわかりません。
思わず本人に確認してしまうほどに…。
「俺のこと好きなんだよな?」
逢見が真波人を意識するようになり、最後は恋心を自覚するまでの過程が良かったです。
自然に少しずつ…でも、逢見のイライラとモヤモヤがちゃんと伝わってきました。
自業自得だとわかっていても、なぜか逢見を応援してしまう(笑)
だって、逢見にとってこの気持ちは「初恋」なのです (〃艸〃)♡
このお話には、当て馬は登場しません。
…逢見を好きなあかりちゃんは当て馬にもなれなかったと思う。
なぜなら、逢見に意識されていなかったから。
脇キャラとしては、逢見の友人2人組、真波人の友人 坂口祐二くんが登場します。
残念だったのは、逢見の友人に名前を付けて欲しかった~。
美味しいポジションなので要チェックです。
個人的には、扉絵だけに登場した真波人の弟くんが気になる!
Hシーンは、コマ数も少ないのでエロさも薄いです。
でも、好きな人とセックスをする逢見のセリフに胸が熱くなりました。
「スゲー幸せ…」
心も身体も結ばれたセックス。
初恋の逢見には全部が初めてのことだらけ。
これからは、真波人をいっぱい愛してくださいね♡
描き下ろし『番外編』
本編のその後のお話。
構内を真波人と一緒に歩く逢見の顔は穏やかで幸せそう。
その姿を目撃した友人2人組は感激して…。
遅すぎた初恋にまるで小学生のような逢見が面白くも愛おしかったです。
天然で健気な真波人も可愛くてもっと深く知りたかったな。
この先のイチャイチャ♡ラブラブしている2人を見たいよ~。
まちお郁先生、担当編集者様、続編をお願いします!
きっとお気に入りの1冊になる胸キュンラブストーリー。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいおすすめの作品です。
前作の「この先は二人きりで」を楽しく読ませて頂いたので、発売日を楽しみに待ちました。
あらすじを見るとクズの話だそうで、前作と方向性が違う話だな?と思っていました。
逢見先輩は、あらすじにもあるように結構なクズですが、そのクズの逢見先輩が楓くんに振り回されていくのが面白かったです。
話は逢見先輩視点で描かれていくのですが、描写が丁寧なので、逢見先輩の気持ちが何とも思っていない所から恋愛感情を持つようになるまでの動きが分かり易く、今まで持ったことがなかったこの感情が分からず、イライラもだもだする様子をニヤニヤ楽しむ事ができました。
逆に逢見先輩視点から見る楓くんは、本当に告白して付き合うまでの恋愛感情を持っていたのか?と不安になる程何も求めて来ないのです。
干渉も束縛もしない恋人を求めていたはずの逢見先輩がモヤモヤする様は面白いのですが、見ているこっちも楓くんの恋愛感情に疑問を抱く程でした。
これは逢見先輩がざまぁ展開になるのか?と疑ってしまいました。
結局楓くんが聖人のようにいい子だっただけでしたが、こんな子見たことないよ!もっと自分の気持ちを出そうよ!と心配になります。
もう少し続きというか、普通にヤキモチ妬いちゃったりするようになった楓くん視点も見たかったな~と思います。
尽くしてばかりではなく、我儘も言えるようになった楓くんが見れたら良かったな~
とりあえず、好きでした。
受けが、攻めすきすきすきすきー!
攻めが、受けうぜーーーーーー(でも居なくなったら気になっちゃう)
って言うの結構好きなんですが、新しい好きを発見した感じ。
初めてレビューしようと思ったけど下手くそだった…
電子配信時から気になっていて紙になったら買おうとずっと思っていたのですが予想の何十倍も良かったです!
↓↓↓ネタバレあり
調子が狂って気になっちゃう攻めも全くもって振り回しているつもりのない天然受けもどちらも可愛い…!
先輩視点での楓くんを気になり好きになってしまう過程にニマニマしてしまいます。散々色んな人と付き合ってきていざ好きな人となると恋愛初心者になるのが可愛い。最終的にはもはや溺愛してしまう先輩が好きです。あとクズな条件を提示していてもモテるだけあってビジュアルがどのページでも良いです、かっこいい、こりゃモテる。
今後のこの2人のイチャラブな日常をもっと見たい!と強く思うくらい素敵な2人でした!
クズ男が本気で恋をしてどうしていいかわからず小学生みたいな恋愛する系が性癖なのでツボりました。
他人のことなんでどうだっていい、付き合いも適当でいい、という性格の攻めが、初めて他人が気になって、モヤモヤしたり悩んだり、不器用で意地っ張りで自己中で構ってちゃんになっちゃうのが可愛すぎました。
受けの子も、叶わない恋(憧れ?)だからと、思い出作りくらいの、謙虚すぎる形だけのお付き合いと割りきってるところも健気で可愛かったです。
攻めのクズ感が理解できないといったレビューがいくつかありましたが、理解できなくて当たり前です、クズですからw
絵に描いたようなクズじゃなくて、割りとリアルなクズです。「お付き合いをする」ということに全く重きを置いてないタイプ。
お互いまだ未成熟な恋という感じなので、これからどんな風に成長していくのかな、と妄想するとにやにやします。
このふたりの続きが読みたいです!どうか続きを…!!
失礼ながら初見の作者様だったのだけどまずクズな攻が初恋に落ちる設定大好物すぎて絵柄も綺麗だしイケメンだし好みなので買って読んでキュンキュンして大正解な一冊だった♥
受くんが徹底してファンなのでちょっとツラい心境になりそうな場面でもファン精神貫き通してるおかげで読んでるこちらも暗くならずキュンキュン止まりで読めたので最後までほんわかかわいいなーかわいいなーと暖かい気持ちで終われた…けどもこれはだからこそラブラブだけどもう少し先輩をヤキモキさせる続編が見たいんじゃー
あーーーもうひたすらきゅんきゅんしまくりました。
これぞ攻め萌です。
恋愛初心者の攻めが少しずつ恋を知っていく感じ。。。
表紙の表情にきゅんとした人はぜひ読んでほしいです、後悔しないはず…!
受けも謙虚で健気で可愛い。
ただあまりに謙虚でお兄ちゃん感がなかったので、弟がいるのが意外でした。
純粋な感じなのにバイで男性と付き合ったこともあって、
今までの相手はどんな感じの人だったんだろうか。。ちょっと気になる。
ともあれ本当にどきどきできて楽しかったです!
両想いのらぶらぶ番外編も待ってます。お願いします。
何度も何度もつい繰り返し読んじゃうお気に入りの作品です!
攻め様は、超イケメンだけど来る者拒まず、ただ相手が面倒くさいこと言い出したらすぐ関係終了と付き合う条件をだす気持ちのよいクズ男様になります。
自分は他のモブ女キャラとかとの絡みとか、関係の描写など嫌なのですが、この作品では気になりませんでした。
攻め様は受け様に無自覚ではありますが夢中のため、セフレの女性に遠回しではありますが恋の相談しちゃったり、周囲にも漏らしてしまうほど頭の中ほぼ受け様状態になってくれるので、苦手を感じませんでした。だから何回でも気持ちよく読めるのかなと思ってますε-(´∀`*)ホッ
さらに、受け様の気持ちがとても健気で良いです。
好きになってくれることなんてないのはわかっているから、許される限り一緒にいれたらいいな。等身大の恋は望まないから、機会を大事にしたいみたいな。
なんつう健気さ!(´;ω;`)
攻め様はそんな受け様に振り回されます。そこがもうキュンキュンしてしまう。自分がだした条件通りなのに、自分をきちんと見ていないんじゃないかとヤキモキしたり、本当に自分を好きなのか確認したりもうずっとそわそわしてくれます。もう攻めが受けを求めて追いかける構図たまりません!!(;´Д`)
ラストは最高のハピエンですが、とにかく続編が読みたくて読みたくて読みたくてどうしようもないので、作者様どうか続編書いてください!めちゃ束縛する先輩がみたいですー
攻め視点が楽しかったです(^∇^)ノ♪
受け様は、純情大学生の楓。
攻め様は、楓の先輩になる逢見。
付き合うのに、“俺がやる事に口を出さない”なんて条件をつける、束縛を嫌うイケメン。
逢見がフリーになったときに楓が思い切って告白して、付き合い始めた2人。
つきあってもらってる、と理解してる楓は、歯がゆいくらい遠慮遠慮しい。
なので、連絡は最低限、女友達とのキスシーンを見ても、スルーでいつもと変わりない。
そんな、今までの相手と違う楓の事が気になりだしていく逢瀬の初恋模様を、ニマニマしながら楽しませてもらいました。
恋なんてダルい、なんて感じだった逢瀬が、本気の恋にテレたりおたおたしてるのがかわいい。
ふふっ、慌てるがいい、なんてね(☆▽☆)
束縛も約束も恋人同士ならでは。
楓には独占されたい、と拗ねて、2人でゆっくりやっていこう、と笑う姿に、やっと恋を知ったのね、ときゅんきゅんでございます。
逢瀬と楓の友達もいいやつで、楽しい気分で読ませて頂きました(≧▽≦)