浪漫豪奢

浪漫豪奢
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
28
評価数
9
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
北沢きょう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

作画
北沢きょう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784344808287

あらすじ

浪漫豪奢…時は大正八年。病気の妻と二人の幼子を抱え、生活に困窮する柳川鳴人は、貿易商の都筑清治の屋敷へ出稼ぎに出る。しかし、雇い主の都筑は冷めた目をした傲慢な男で、鳴人はなぐさみものにされてしまう。しかし、持ち前の明るさと強さで、愛情に飢えた都筑を見守ろうと決心するが…。

ひと夏の。…中2の夏休み、特にやる事もなく田舎のじいちゃん家の寺に遊びに来た金坂。沼で溺れて死んでしまった地縛霊のさとりを成仏させるため、おばあちゃんの金の指輪を探してやる事に。だが、一緒にいるうちに愛しさが募り…

表題作浪漫豪奢

都筑家跡継ぎで鳴人の主人
出稼ぎに来た妻子持ちの使用人,30才

同時収録作品ひと夏の。/・・・それからの。

中学2年生→高校2年生
幽霊

同時収録作品恋敬滑車

茜の友人,高校生→社会人
高校生→酒屋の店主,17才→20代

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

作品の雰囲気が好き

北沢さんの初コミックスだそうです。
表題作シリーズは、大正初期を舞台にした少し切ないお話です。
時々見られる絵の拙さが初々しさを感じさせました。
病気の奥さんの存在や、主人にも結構はっきりと物言う鳴人や、主従関係が途中でうやむやになったように感じたことなど、色々気になる事はあるのですが、ジーンとくるシーンが散りばめられてますし、鳴人が世話焼き女房の様になってからは子供達とじゃれてるシーン等、萌え所が沢山あったので萌x2評価です。
この頃の北沢さんのカラーの色の付け方や、線のタッチが繊細で好きです。
昔のお話の設定とよく合っているような気がします。
描き下ろしは本編で脇役で登場した茜の、これまた切ないお話でした。

同時収録は幽霊が出てくるちょっとファンタジーもの。
この作品もそうですが、表題作シリーズ含め、切なさと甘々がバランスいい作品だと思います。

3

こういうBLもありだとおもう

米が不作の為、街に働きに出たお父さん(2人の子持ち)。
懇願して、雇ってもらった先の主人から言い付かった仕事とは・・・!?

BLにおいて、お父さんで受ww
しかも、犯されて~というのはあんまり無いんじゃないでしょうか。
しかも大正モノ。
(お父さんといっても、見た目は少年・笑)
奥さんが生きてて。
子供と奥さんの為に頑張って働く。
でもBL。
奥さんがいて。
旦那様に犯されて。
キモチが徐々に動かされて。

ちょっと複雑な気持ちになりますね(´ー`)
ただ、これ、最後のまとめっていうか、気持ちの動き。
二人の関係の変わり目。
どうやってまとめるかっていうのが上手なので、おもわず貰い泣き。
髪が伸びてきた髪が月日を思わせます。

最終的に、「カッコイイだろ」的な言動を一瞬で無にされる。
という、ちょっぴりカワイそうなご主人様が可愛かったです。
子供と受に尻にしかれてるのが、なんだかんだいって嬉しいんだなと思うから。

絵も可愛く。
切ない中にも、コミカルな心沸く描き方をされています。
オススメするとともに、今後に凄く期待な作家さんです。

4

都合の良い展開。

『浪漫豪奢』…邪魔なおウメがグッドタイミングでお亡くなりあそばすなんて、都合良すぎだろーとか思いました。あと、なぜ鳴人は初日から都筑の慰み者にされたのか、もう展開が唐突すぎて(BLじゃ当たり前だけどさ…)超がつくほど、理解不能。男だろ…。茜さんは都筑のこと好きだったり。大正時代のわりに(恐らく、江戸時代と変わって、明治~この頃にかけて男色が排除されていった時代だったはず)、男色がお流行りのようでした。せっかく握ってあげたおにぎり棄てられたり、繁華街で売られた子供と出逢ったり、母が自殺し父は愛人と逃げた話を聞かされたり…色んなことが1つの作品にたくさん詰まってました。

『ひと夏の。/それからの。』…さとり、可愛い。私好みのお話でした。浪漫豪奢より、こっちの方が面白かった。ノーマルの友人に読ませたら、やっぱりさとりを可愛いと言っていました。笑
幽霊とデキるのには、かなり驚かされました。社会科準備室に仮に誰か入って来たら、金坂がひとりでおかしな事やってるようにしか見えないだろうなと思ったら、すごい笑えました。ww

1

表題作はイマイチ

表題作は大正モノで、あともう一作は現代学生モノ短編。
話としては「ひと夏の。」とその続きの「・・・それからの。」の方が良かったです。
中学生の少年が幽霊になった少年と出会う話なんですが透明感と繊細さがあって、なかなか可愛いストーリー。

表題作はあとがきに鳴人[受]は最初10代設定だったとありますがそっちの方が良かったんじゃないかな。
妻子は必要無かった様に思います。
30代にしては主人に対する態度や言葉使いが甘いなあと思ったし、主従関係は最後の方は曖昧になってましたね。
子供は確かに可愛いかったですけど……まあほのぼのはしましたが話的には微妙。
大正時代は雰囲気だけで生かし切れていなかった感あり。

絵柄は未だ不安定な部分ありますが、この頃の北沢さんの方が自分的には好きです。
特にカラーは今のパッキリデジタル塗りより、同じデジタルでもこっちの方が好きだなー。
カバー下にイラストとオマケマンガ有り。

1

生活のための駆け引きだったのに

 農民の鳴人が都築のもとへ出稼ぎに出るところから始まります。しかし、妻、子のために懸命な鳴人が気に入らないのか、彼は試すように体の関係を迫ります。

 いつもまっすぐな鳴人と、世の中を斜めに見てしまう都築で、鳴人のまっすぐ気持ちでつながっているような二人です。妻が亡くなった後に都築が鳴人を訪ねていくのですが、そこで本当の気持ちに気づいて…。
 鳴人は妻、子ども一筋だと思っていたのに、都築も好きだったなんて(笑)
最後の最後でBL力を発揮する展開です。ほか中学生と幽霊の恋、高校生と幽霊の恋を収録しております。

 メインは鳴人と都築の話ですが、感情やイベントが少ないせいか、展開が早かったように思います。北沢先生は絵がおすすめの先生なので、この時代設定が好きな人にはお勧めです。

1

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