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不自然ではありません。我々は セックスするべき関係です
kikaiheishi to aiaru breakfast
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
SF系作品。
地球から4光年のプロキシマbに移住しようとした地球人と先住星人との宇宙戦争が終わり、プロキシマはテラⅡとなった。
そして戦闘用アンドロイドと、同時にアンドロイド修理のメカニックは用済みとなった…
…という世界観。
メカニックから失業した40代のジェフリーが、スクラップ場でまだ動くアンドロイドを拾って家に連れ帰り、修理をするところから始まります。
そのアンドロイドは戦闘用なのに家事や料理がとても上手く、ジェフリーはリアムと名付けてそのまま一緒に住み続け…
このリアム。
人間に見えるアンドロイドではなく、もろロボット的な。
からだはスチールかステンレスか強化樹脂か、色も黒か銀か。
そんなリアムは、生真面目で無機質で、でも何故か愛情深い。
家事完璧、お菓子つくりなんかもできちゃって、力持ちで、スパダリなリアム。
…はとっても良かったんですが、ジェフリーがちょっと…
口調が。すっと入ってこない。「僕ぁ(ぼかぁ)」とか「なのぉ?」とか、なんかヘンな感じがしてしまいました。
性格的にもクヨクヨ、イジイジしてる。
リアムはジェフリーの命令を無条件に聞くわけだから、そのジェフリーが揺れまくる所が「誤解とすれ違い」になってジレジレします。
書き下ろしの「機械兵士と愛あるプレゼント」の方では、ジェフリーの職場にプロキシマ星人が入ってきて当て馬になる展開。
ここでも、ジェフリーはイジイジ。
でもリアムがアンドロイドと思えないほど心がアツい!
機械の顔も体もカッコよく見えてきます。
総合「萌」で。
このアンドロイド兵器が作られ使役された背景はサラッと流してます。 機械なので意思がないのはのはわかってますが、人間のエゴで雑に処分されるのは悲しいことです。 特にここに出てくる戦闘用アンドロイドにはなぜか意思があり、いろんな感情を吸収、記憶しているから余計に悲しく思います。 戦争が終われば用がなくなり廃棄処分。それと同時にその機械のメンテをおこなっていた人間もお払い箱。 そんな2人が出合い恋していくお話です。 言葉通りの意味でしか受け取らないピュアなアンドロイドですが相手の行動や感情でいろいろと人間らしくなっていく途中途中でなんか泣けてくるなぁ。 これからも2人でゆっくり成長していってほしいです。 最近昔のアニを見てたのでついついこのストーリーの背景がなんとなく宇宙戦艦ヤマトを思い出したよ。 青白い肌、デスラー総統しか頭に浮かばん(笑)
初読み作家さんでしたが、冒頭から惹き込まれ一気に読了しました。
人物の内面や情景描写が、とても緻密に描かれてました。
やはり人外×人間のSFモノというと哀しく切ないイメージを持っていたのですが、
でもこの物語は前向きというか
終始その隔たりを感じさせない空気感と、すごく純愛で希望が見えてくるような爽やかさがあるんですよね…
甘えたなジェフリーの、フワフワユルユルほだされ具合はクセになります(^.^)
気持ちが通じ合ってからのエチほど素晴らしくて愛おしいものはありません(/ω\)
幸せな気持になれる満足な一冊です!
中立評価ごめんなさい。
まず一番の理由として、受け(40代)の喋り方に引っ掛かってしまいました。
一人称の僕ぁ(ぼかぁ)。
~でさぁ、~なんだろうねぇ、~じゃないよぉ…といった小文字。
表紙のイメージから勝手に、穏やかで年相応に落ち着いた機械整備工なおじさまかな?と思っていたんですけど、読み始めてすぐに、違うわ、こりゃ可愛いおっさんだわ…と少し本を閉じたくなりました。(好みの問題)
この作品一番の見所であろう攻めのアンドロイド。
彼に関して受けは初っ端からやけに人間味を感じてるんですよね。
量産型でも個性があり意思があると思っているのは分かったのですが、傷付いた体で家事をしていることを健気と思ったり、我儘を言わず全ては受けの思うがままということに罪悪感を感じるのも謎です。
だって全てはインプット(?)されたプログラム通りの行動じゃないですか。
アンドロイドとして定められたままに行動していることに心を揺さぶられる受けに、ちっとも共感できずしんどかったです。
何か特別な仕込みがあったなら別ですが…家事スキルだけじゃないですか。
アンドロイドならではな言動はそこそこ楽しめるのですが、戦闘スーツ着た半人間と言われてもしっくりきそうな気がしてしまいました。
ただ可愛いところもたくさんあって。
とんでもない地獄耳なので、名前を呟いたらスリッパとエプロン姿で受けを迎えに来てくれたところは思わず笑ってしまいました。
あまり深く考えずに、珍しい組み合わせ二人の甘さを純粋に楽しみたいという人にはオススメかもしれません。
遊び心のあるちょっと適当なゆるふわおじさんジェフリーが最高。
リアムは人間だったら24時間彼氏を盗聴してるヤバい人だけど、アンドロイドだから期待を裏切らない王子様ムーブしてくれて格好良かった。彼にも抱えた思いがあって、気が付いたら幸せになって!と応援していた。
雑誌掲載時からの書下ろしがガッツリあって、倍くらいに贅沢ボリュームアップ。アンドロイドと一緒になったら避けて通れない話もクリアした二人はきっと幸せにやっていけると思う。
後書きに重要な世界観が記載されていて、理解が深まって面白かった。プロキシマ人がどんなHするのか凄い気になる。
表題作既読です。
電子で先行配信されていた表題作がすごく好きだったんです。特に、元戦闘用アンドロイドのリアムが。
まさかその後の2人が紙本で読めるだなんて嬉しい。
(表題作部分に関してのレビューは電子配信版のページに投稿しています)
大きく変わっている部分はないかな?と思いますが、一つ挙げるとするのなら、とあるシーンの書体の変化。
もう、これはあまりにも憎い演出でした。たまらなかったです。
以下、書き下ろし部分のレビューとなります。
「機械兵士と愛あるプレゼント」
本編終了後から数年後のお話。
こちらの作品。戦争・戦争後の新しい世界、戦闘兵器と人間の恋は成立するのか?など、題材的にもあまりBL作で多くは見かけないものだと思うのです。
本編でも感じましたが、この難しそうな設定の数々を魅力的なBL作品として仕上げ、なおかつリアムとジェフリーだけではなく、サブキャラクターにも深みを持たせているのがすごいなと。
ジェフリーと、かつては敵側だったプロキシマ人の元メカニック・イーゴ。
どちらも血が通わない戦闘兵器と呼ばれていた存在によって人生を変えられてしまった2人。はたしてそれは良い方向に変わったのか、そうではないのか?
お互いを想ってすれ違う、アンドロイドのリアムとジェフリーの価値観の違いを描きながら、他種族であるイーゴとの価値観の違いも描かれていて、これがすごく面白かったんです。
イーゴを変えたアンドロイドは一体どうなってしまったんだろうだとか、なんだかプロキシマ側のお話も読んでみたくなっちゃいましたね。
もしかしたら、リアムのようなアンドロイドがプロキシマ側にもいるかもしれないななんて。
あとがきに書かれていたプロキシマβの歴史も気になる。
そして、本編でも心揺さぶられたリアム視点。
書き下ろしでもリアム視点になる度にグッと掴まれたというか、アンドロイドには情緒がないと言いながらも、少しずつ感情が豊かになっていくリアムだからこその言葉と行動がなんともいじらしいんですよ…
時にはぶつかりつつも、薬指を絡め合いながら、これからも2人で仲睦まじく穏やかに暮らす未来が見えるような、素敵な後日談でした。
前半は神、後半は萌萌。
どちらにするか悩みつつ、今回はこちらの評価で。
風祭先生の次回作も追いかけたいです。
2021年刊。
先に配信されていた電子書籍のほうを読みたいなと思ってチェックしてあったところ、書き下ろし後日談付きで紙本化されたと知って早速買ってきた。
第2の地球?のような惑星で先住民と共存していたり、生活様式が現代とさほど変わっていない様子は、SFのはずなのに日常味が強い。
まるで子供の頃に読んだ児童書『岩波・SFこども図書館』を彷彿とさせる未来観設定だからだろうか、初読みなのに懐かしいって感覚が湧くほっこりした物語だった。
42歳のオジさんなのに常に語尾が上がるジェフリーの喋り方とか、リアムの自我の芽生え云々といった小難しい事は深刻に考えないほうがいいのだろう。
終戦を迎えて、お互いにかつての役割では"お払い箱"となってから巡り逢ったジェフリーとリアム。
それが偶然の出逢いではなく、リアムが過去に何度も戦闘用アンドロイドの修理技師だったジェフリーに修理、再建をしてもらった事を覚えているなんて、まさに運命じゃないの!!
またジェフリーに直してもらいたい=再会したいと常に願っていた過去のリアムの気持ちがいじましい。
ただ、その当時のジェフリーがアンドロイドにも情をかける信条で、リアムに亡き母親の得意料理レシピをインプットしたおかげで、リアムには"おふくろ属性"が備わってしまったが。
多分ジェフリーって元妻・アンが『面倒臭くて甘えん坊』と指摘した通り、マザコンだと思う。
彼が時折感じる孤独をそんなリアムの存在が埋め合わせてくれるってのも不思議な縁だとも言える。
そして、気になるエッチシーンもがっつり読めまーす!!
"付けてきた"リアムに驚いて肉体関係を持つ事に躊躇っていたジェフリーだったが、『気持ちを通わせるためのセックスにアンドロイド相手で何が不服だ!!』って意味合いで後押しするなんて、なんつー元妻だよ。
元夫とアンドロイドの生涯の縁を取り持つとは、素晴らしいじゃないの!!
つくづくアンのサバサバした性格には天晴れ!!と拍手したくなってくる。
小説投稿サイト掲載作品に加筆修正、更に書き下ろしの後日談を加えての書籍化になります。
こちらですね、戦闘用アンドロイドが攻めと言う異色作品でして、完全に好奇心から手にとったんですよね。
が、その奇抜な設定に反して、予想外に優しくてあたたかい、心を打たれる素敵なお話でして。
戦闘用アンドロイドと、彼等専門のメカニック。
戦争が終わった事で社会から「不必要」だとされた二人が、心を通わせ、互いになくてはならない存在となる。
すごく優しくて幸せな読後感なのに、同時にどこか感傷的になってしまうと言うか。
や、戦闘用アンドロイドであるリアムの存在って、実はかなり哀しいものなんですよ。
人間の勝手で作られ、過酷な戦場で酷使され、更に戦争が終われば用済みとばかりに廃棄。
彼はそんな境遇でありながら、ただただ純粋なんですよね。
自分を特別なアンドロイドだと言ってくれたジェフリーの幸せの為だけに、行動し続ける。
そんな彼の姿が心を打つから、こんなに切ないのかなぁと。
くっ、アンドロイド攻めにここまで心を揺さぶられるとは、完全に予想外だったわ。
でも、おじさん受けにメロメロになったのは想定内だったわ!と。
内容です。
戦闘用アンドロイド専門のメカニックだったジェフリー。
戦争が終わった事で失業中の彼ですが、スクラップ置き場で廃棄されていた機械兵士を気まぐれに拾い、修理するんですね。
すると、予想外に家事スキル抜群の彼が、やがて無くてはならない存在に。
そんな中、特別な相手と気持ちを交わしたいと言うジェフリーの言葉を聞いたリアム(機械兵士)は、我々はセックスすべき関係だと迫ってきてー・・・と言うものです。
まずこちら、主人公であるジェフリーが、ちょいだらしない生活能力皆無のおじさん(42歳)。
で、攻めであるリアムが、戦闘用アンドロイド故か生真面目。融通の利かない堅物って所でしょうか。
これね、二人の日常と言うのが、なんとも優しくてほのぼのしちゃうものなのです。
生活力の無いジェフリーの面倒を、完璧な家事スキルで見るリアム。
また、元メカニックであるジェフリーは、機械であるはずのジェフリーに対して、まるで人間のような対応なんですよね。
君をただの機械だなんて思っていない。
特別なアンドロイドだよ。
君には心を感じるんだー。
この時のリアムの気持ちと言うのは分からないのです。
分からないのですが、機械である彼が、確かに心を持って気持ちを動かされてるのが感じられると言うか。
で、この後、本機はジェフリーにとって特別なアンドロイドで、ジェフリーも本機にとって特別な人間である。
特別な相手同士が気持ち交わしてセックスするのがジェフリーの望みなので、我々はセックスをすべき関係である!
との極論の元、自分で勝手に性器まで増設した上で、暴走してジェフリーをわりと強引に犯しちゃうワケですが。
これね、まるでギャグですが、実はここが二人のターニングポイントとも言うべき重要なエピソードになるんですよね。
ジェフリーですが、決してリアムとのセックスを望んではいなかった。
こう、リアムとのセックスですが、ジェフリーにとっては自分の性欲処理の為に彼をセクサロイド扱いするも同然だったと言うか。
また、リアムはリアムで、ジェフリーの望みを叶えたいと言う純粋な動機しかなかったと思うんですよね。
もう、一方的に医療用ステンレスの性器を突っ込んで、「ジェフリー、満たされますか?」と尋ねてるリアムが切ない。
レイプも同然のみじめなセックスに、傷付いてるジェフリーも。
なんか、こういうスレ違いって、本当にめちゃくちゃ切ないんですよ。
リアムが望むのが、純粋にジェフリーの幸せでしかないだけに。
こうね、リアムにとってジェフリーを傷付けるものは、何一つ必要無いんですよね。
それが例え自身でも。
リアムとのセックスによってひどくショックを受けたジェフリーを見て、彼がとる行動も切なくて仕方なくて。
ちなみに、ちゃんと幸せな結末です。
ジェフリーはわりとアホだと思うんですけど、ちゃんと気付けて良かったね!と。
気持ちが通じ合ってのエッチには、ただ嬉しくて嬉しくて「尊い・・・!」しか出て来なかったですよ。
あとこちら、ずっとジェフリー視点で語られますが、最後だけリアム視点になります。
このリアム視点がとにかく素晴らしいのです。
や、最初はただの機械でしか無かったリアムが、特別なアンドロイドになったその理由ー。
こういうの、めちゃくちゃ弱いんだけど。
グッときちゃうんだけど!
ああリアム、なんて、なんていじらしいのと。
涙が出てきてしまう・・・。
他、ここから書き下ろしで二人の後日談です。
今は友人として交流がある元妻が妊娠した事で、複雑な心地になるジェフリー。
そんな彼を見たリアムですが、ジェフリーが子供を望んでいるんだと結論づけてー・・・と言った所でしょうか。
こうリアム、ヤツは意外と暴走が激しいよな!と。
人生(?)経験が少ないから、これはもう仕方ないとは思うんですけど。
まぁただ、表題作でジェフリーが単純な事に気付いたように、ここでリアムも大事な事に気付くんですよね。
こうやって一緒に、一歩ずつ前に進んで行くような二人の姿が、なんだかすごく微笑ましいですよ。
と、そんな感じの、少し切なくてとても優しくてあたたかい。
そんな素敵なお話でした。
感情を持たないハズのアンドロイドと人間が心を通わせる。
SF感があってとっても面白かったです!!!
これは私だけかもしれないんですが、童心に返る感覚もありました。絵本の中で読んだことがあるような、ないような、あやふやな記憶の遠い遠い昔にロボットと男の子が仲良くなるお話をワクワクしながら読んでいる自分と今の自分が重なるというか…。(純真さはまったく違うけどw)
なので絵本ではないけれど、気持ち的には大人の絵本(♡♡♡なシーンもありますし、心の機微など広い意味で…)を読んでいるような、心の片隅で腐りきってない子供心が疼くような、そんなワクワク感も楽しめました(﹡´◡`﹡ )
ロボットと心を通わせるお話はいつの時代に読んでも夢があって素敵だなぁ…。
さてさて。舞台は、地球人が他の惑星へ侵略戦争を仕掛けて勝利を収めた終戦後。産廃処理された戦闘用アンドロイド×失業中のアンドロイド修繕工のお話です。
受け:ジェフリー
軍のメカニックを担当していたアンドロイド修繕工。
間延びするのようなのんびりした口調が特徴的かな?一人称は「僕ぁ(ぼかぁ)」で、「~だよぉ」とか「リアムぅ」とか語尾を伸ばしがち。見た目は40代の少し枯れ風味で"紫煙を薫らす"が似合う雰囲気なんですが、中身はちょっぴり甘えたな人でもあります。
攻め:リアム
元戦闘用アンドロイド。一人称は「本機」。
非常に真面目な性格なんですが、これは"アンドロイドだから言われたことをこなす"というわけじゃなく、真面目さがリアムの個性なんだなぁ…と感じさせてくれます。変に人間臭さを感じるときもあれば、きっぱりとアンドロイドらしい物言いの時もあって、ギャップが可愛いやら切ないやら(;///;)喜怒哀楽が透けて見えるのがフフっと笑わせてくれます♪
戦闘用アンドロイドが捨てられた鉄くずの中で2人は出逢います。ジェフリーはまだ"生きている"アンドロイドを連れ帰り、壊れたところを修理して、名を付け、一緒に暮らし始めました。ジェフリーの空っぽだった心はリアムの存在で満たされ、かけがえのない存在になっていきーーーと展開します。
物に愛着が湧くというのは誰しもある感情で、意思疎通できるなら尚のこと。ジェフリーがリアムを大切に思うのはわかります。けれど恋愛感情を持てるのか?といわれれば"誰しもが持つ感情"とは異なってくる。
この部分の描写が丁寧に描かれているのがとても良かったです。ジェフリーがリアムをそういう相手として見られない理由や戸惑いが突き詰められ、トラウマが露わになって、リアムを大切に想うが故の葛藤なども見られます。
感情を持たないって難しいですね…。リアムはジェフリーが絶対的存在で、ジェフリーの為ならなんでもする!という意思はあります。互いに特別な存在との認識はあり、リアムの中で『特別=恋人=セックス』の図式が出来上がっているけど『好き』の感情は知らない。
リアムの目にはジェフリーが淋しそうで愛されたがっているように映るのですね。事実 ジェフリーは過去のトラウマから心が欠けた部分がありました。リアムがいることで埋められた穴があったけれど、埋め切れない穴もあった。リアムは恋人ならば埋められると結論を出して図式に則って行動に出ます。
しかしジェフリーにしてみたらアンドロイドを"使って"自慰するなんてまっぴらゴメンだ!となるわけです。セックスがしたいわけじゃないし、リアムをセクサロイドのように扱いたくない。と。
ジェフリーはリアムをリアムとして見てるはずなのに、
性欲が絡むと急に「アンドロイド相手に…」ってなっちゃうんですよねぇ(;ω;)
噛み合わないのがもどかしくてシンドイです(泣)
また、リアムは人間臭さがあって無自覚ですが喜怒哀楽がハッキリしてます。
なのに性行為はアンドロイド臭くなるのはどうしてなんだーーーー!!!
(気持ちの温度差が激しくて切ないシーンなのにカウントダウン射精で笑ってしまったw)
そんなこんなですれ違いながらも
心が通じ合って恋人になっていくのがグッとくるんですよー!(;///;)
特にリアム視点が印象的でした。
ロボットが恋愛感情を持つのか?のアンサーとなりそうな独白とも言える過去の記録。戦闘用アンドロイドでありながら何を想い戦っていたのか。生き残ろうと頑張ったのか。ジェフリーへの想いが詰まっていて涙腺が緩みました。アンドロイドは感情を持たないとされていたけれど、リアムは最初から感情のようなものがあって育てられてたんですよね。語彙力ないんでこんな表現しか出来ないけれど、すごくすごく良かった。
また書き下ろしではお子様問題でまたまたすれ違ってます。微妙に噛み合わず本音から剥離していく。けれどこれは人間同士も同じですよね。伝える努力をしなくちゃ伝わらないし、価値観の違いが大きければ意見が合わないのもあって当然で。この件でリアムがまた更に人間味が増したように見えます。(身体は熱を持たない無機質のロボットなのにギャップ良き!)
他、物語はリアムとジェフリーだけではなく、ジェフリーの元妻・スクラップ場で働く青年・地球人が侵略したプロキシマ人が登場します。彼らの立場で様々な角度から物事が見えるのも良かったです。
舞台は戦後で行き場を失い捨てられた者同士の哀愁もありながら、愛情と優しさに包まれる日常にホッコリし、異種間の切なさもあって。喧嘩する度に1つ2つと感情を覚えて更に愛が深まり心温まるお話でした…!(∩´///`∩)