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missho de gozaru
非常に面白かったお江戸BL「密書でござる!」の続編。
続いているので前作から続けて読む事をお勧めします。
電子で3話分が発表されています。この先3〜4話続いて一冊のコミックスになるかも。
とりあえず3話までのレビューで…。
前作での、セックスの伝聞、という設定がなんとも斬新で面白かった訳だけれど、そのため前作以上にそういうシーンがより激しく描写されている。
沼助は表紙では顔を隠しているが実際はシワっぽい。そして家老はもっと年上。
なのに(1)はのっけから沼助と家老の激しい愛撫/性行為のシーン。
ここは少し寸止め気味に抑えた方が良かったように思う。
(2)では家老の行為を若殿に伝える、という大義ゆえに若殿を抱く。
若殿の華奢で白い肉体、その羞じらう表情!
しかし、沼助は「密書を懐に持っている」と疑われ狙われる…
新たな登場人物の剣術師範・逆鬼玄龍斎、味方の又兵衛。
(3)ではいよいよ殿が主体的な行動をなされる。
さて、殿は家老を想うのか、実際に肌を合わせる沼助を想うのか。
殿が沼助を想うを知った家老がこのような伝言ゲームを仕掛けたのか。
(3)の終盤、沼助の子分である男・錫虫が登場。これがまたある意味美形。
登場人物も増えてきてこれからこの作品が大きくなっていく予感。期待期待。
たまにツッコミ、翻弄される沼助。決してイケメンとは言えない沼助に執着し、執拗に攻め立てる老中。いや、老中ももはや最初の密命とかどうでも良くなってるよね⁈っていう。
そして結構なジジイだと思うんだけど、元気ね、あなたっていう。
そもそもは、完結短編だったと思われる「密書でござる!」のその後を描いた分冊です。
コレを書いている時点で、まだ3巻。なのですが、1巻毎に濃ゆい。
短編では、老中→沼助→若殿、という三角関係のみにフォーカスしていたのですが、回を重ねる毎に登場人物も増えて行くし、何より老中のエチがどんどんエスカレートして行く。
もぅ、イカされまくっている沼助は任務どころでは無い。
「さあ!任務など忘れてしまえ!」
『任務忘れていいンすか⁈』
短編では、老中と若殿が、沼助を介して愛し合うという。何とも歪な三角関係。
本書にて、殿は老中と手を握りあったこともないと言う事が分かる。
そして、これが肝要なんだと思うけど、殿と老中の間を取り持つ沼助は1人リバっているのである。老中が沼助を抱く様に、沼助は若殿を抱き、若殿がどの様に乱れて果てたかを沼助は実況する。その様子をつぶさに聞いておいて、嫉妬する老中。このプレイに誰か名前を付けて欲しい〜。
3話目には、短編の終わりにチラと登場した醜い男が、実は沼助を兄貴と慕う、美形の鈴虫と分かってホッとする。そう、やっと。このむさ苦しい男ばかりの本書に。やっとイケメンの登場。短編の終わり、休みを取った沼助の代わりにと、老中の密偵を仰せつかろうと参ったこの醜い男に「そちに取り急ぎ用はない。」と断ったが、あのスケベジジイは、コレが美形と気付いたら抱こうとするんかなぁ。鈴虫、危うしである。鈴虫はこれまた、沼助に惚れてそうなので。危ういのは沼助か。
三角関係は何角形にも変化して行きそうで。目が離せないよ!