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unohana sei renaiketsuboushou no naoshikata
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
思わず、花言葉を調べてしまいました。「秘密」そして「古風」「乙女の香り」とある。
楚々とした清廉な。それはそのまま晶の印象。たおやかに控えめに。秘した恋心。
大人しい晶は、幼馴染の怜央に密かに恋をしている。決して怜央に迷惑にならない様にと、ひた隠して来た恋。ところが、晶は男とセックスしなければ、やがて死ぬと言う、世にも奇妙な奇病に罹る。急な発作に苦しむ晶を抱く怜央。
怜央に迷惑をかけてしまった事と、痴態を晒して恥ずかしい気持ち。さらに病気だから仕方ないと言われて傷付いて痛む気持ち。色んな気持ちがない混ぜになって、いたたまれない。
読み手側には、怜央も晶に独占欲と深まる愛情をひしひしと感じているのに。当の本人達はすれ違っているのだから、手に負えない。
んも〜!早く告白していれば、こんなややこしい事にはならなかったのに。
互いの気持ちを案じるあまり、互いに恋心を隠そうとする2人。
怜央の方には親の決めた許嫁が居たり。その結婚を推し進めたいあまり、怜央の母親から晶は危険な目に遭わされそうになるし。まぁ、読みながらもコレは怜央間に合ってくれるでしょうという安心感はあるのだけれど。
一番ビックリしたのは晶のパパと怜央の父、涼介さんの秘密。悲恋。
『ウノハナ性恋愛欠乏症』とは。恋を渇望するあまりに罹る病なのかもしれないね。
ああそうか、これこそ恋の病。