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royal favorite
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
すごく面白かった。
500Pを超える分厚さがありながら、あとこれだけでどう締めるのだろうかとページを捲りながら不安になってしまいましたが、全くもって杞憂でした。
これだけのページ数を夢中になって読ませてしまうストーリー展開が見事な1冊。
読中にあれだけハラハラとしたのにもかかわらず、なんて心地良い読後感なのでしょうか。
もしかしたら別れてしまうのではと思うほど、幸せなお伽話のように上手くはいってくれないベンとジェイムスの恋。
一国の皇太子との身分違いの恋というのはこれほどまでに難しいのかと、厳しく苦しい現実という困難に立ち向かう2人の心情が生々しく、けれどもとても好ましかったです。
前作・今作と両視点で描かれていたものの、私はてっきり主人公はジェイムスだと思っていたのです。
読み終えた今、物語の主人公はきっとベンなのではないかなと思えてなりません。
ものの見方を変えてみようと考えることが出来る、ベンという人が大好きです。
作中に登場するチェスが印象的なシリーズでしたが、なんだかまさにチェスのようなお話だったなと感じます。
生まれや育ちがあまりにも異なる2人が一緒に居るために、向かい合いながら大切なものを手放したり、何かを得たり、時には迷い悩み進んでいく。
彼らが最後に取るのはもちろん…ですよね。
読後に見るyocoさんのカバーイラストが本当に素晴らしく、2人の背後に気が付いた時の幸福感たるや。
躍る恋から手を取り繋ぐ愛へ。
3カップルともずっと幸せでいてほしくなる、エピローグまで素敵な1冊でした。
前作では時期国王の皇太子と記者の大人の秘密の恋の物語だったのですが、最後の最後で2人の関係をカミングアウトする事が決まり、今作はその続きから始まります。
最初は2人の勇気ある決断に感動し、どんなことでも乗り越えられると思っていたのですが、そんなうまいことは行かず、困難が多すぎてハラハラしました。
一般人だったベンが皇太子の恋人と報道され、パパラッチに追い回されプライベートを面白おかしく晒され、仕事も上手くいかなくなり、そんな中、昔の悪い恋人から連絡があったりと、次から次へと困難が立ちはだかります。
2人の心の機微を見事に表現していて、最後までハラハラしながら読みました。
真実を伝えると決意した2人。
本人たちの意思とは関係なく、生活の変化を強要され、大きな決断を迫られます。
お互いの立場と思いを気遣ってもなかなか通じ合えないもどかしさと、切なさ!
簡単に答えが出ない展開。
恋愛だけではなく、人生について、考えてしまいます。
読み終えれば、王道と思えますが、途中はどうなるのか心配して、涙が出ました!
読み終わった充実感は格別です!
ただ、1番大事な場面の和訳がわかりにくいです!残念。流れでなんとなく了解しました。
物語が大きく動いていく下巻です。
ジェイムスが、ベンが、インディゴが、自らの人生を決断し、歩んでいきます。
上巻から引き続いて非常に骨太で、計算された物語。
人物の繊細な心の動きが丁寧に描写されていますので、何度も涙腺が緩みました。
大きな波乱のあった二人が日常を過ごす描写に微笑ましくなってしまいます。
エロは上巻ほどしっかり描かれているわけではないのですが、雰囲気というか、匂わせが上手だと思います。ダンジョンでの再プレイはぜひ見たかったですか…
前作ロイヤル・シークレットは、出会いから交際、まさかの王子様のカミングアウトまでのロマンティックストーリーで、ドキドキが詰まったお話でした。
今作はその続き、さて王子様がゲイとカミングアウトしたらどうなるのかの現実のお話。
とても苦しくて、2人の行く末が気になって仕方なかったです。
産まれた時から、マスメディアに晒されて生きてきたジェイムスと王子様のお相手として急にプライバシーが無くなってしまうベン。
信頼していた編集長のフィオナの裏切りは、悲しかった。人としてより編集者としての欲が勝ってしまったのか。残念。
公になって得たモノと手放さざるを得ないモノがあって、2人でずぅーーーっと葛藤する。
プライバシーがなくなる事で、薬局でローションとかコンドームを買うのも悩むようになってしまうなんて、本当に大変。以前はパートナーに調達して貰っていたらしい、ジェイムス。今は、ベンもマークされてるからすぐスクープネタにされちゃう。(結局どうしてるんだろ?カサンドラに買ってきて貰ってるとか?)
ハートリーの急逝は、とてもショッキングで悲しい出来事でした。そこで大きく物語が動くので必要な事態だったんだけど、失くしてから更に大切さがわかるってやつだな。
もっと早く、ハートリーが薦めた病院に入院してたら
インディゴの結婚式をハートリーも迎えられてたかもしれない。
ハートリーがインディゴの為に病院のリストを用意してたってあたりの話で想いに込み上げて思わず泣いてしまいました。
2人が決心した後は月単位のショートエピソードで綴られていて、その話もう少し詳しく!って思わされました。(ケニアの2人の思い出の場所に旅行した時の事、恐怖でリタイヤしたお城でのごっこ遊びのリベンジ←これは、本当に読みたい!)
ジェイムスがカサンドラの結婚祝いに母親のティアラを贈ったエピソード、とても好き。
2人の今までの恋愛ではないけどかけがえのない絆を感じられてよかったです。
とにかく、『セレブと付き合うとは』を考えさせられ2人が出した結論に胸が熱くなりました。
ちょうど、我が国のお姫様がご結婚されるこの時期に読んでいたので、現実のお2人の大変さが思い知れました。
日本のBLとは違って、ナチュラルにリバだし性描写はとてもサラッとしてる。お互いの気分でポジションを決めたり、今日はアッサリと抜き合いだけとか、挿入に拘らないスキンシップがリアルな感じがしました。(知らんけど)
実際にある作品名(デューン砂の惑星)や、人名(ベッカム)が出てきて、それ有りなんだと驚きでした。
ロイヤル・シークレットの興奮冷めやらぬまま、続編のこちらに。
もー最高でした!!
ロマンチック度はロイヤル・シークレットの方が相当高いと思います。
こちらはもっと現実的な問題を二人がどう乗り越えていくか、というのが主題になっているので、少ししんどいです。
お互いのことが大事、愛している。でもやっぱり自分の事も大事。
この辺の葛藤が苦しくも面白かった!ベンの気持ちすごくわかる!
王位の行方と二人の関係が揺れ動き、ぐいぐい読ませます。
ラストは、こう落ち着いたか〜と私は満足でした。
タブロイド紙の見出し「ビッグ・ベン!」に、めちゃくちゃ笑いました!紙面がリアルに想像できる。作者さま、これやりたかったから名前ベンにしたんでしょ?って思っちゃった。
未読の方に全力でオススメしたい作品です。
序盤の摂政王子の民衆に向けた告白とその準備にはこちらまで心臓バクバクでした。
「私たちがどのように生まれてきたとしても、私たちはどこにいても名誉と尊敬に値する」
彼のためだけでなく、英国民だけでなく響く言葉に泣きました。
この作品が甘く描かれた訳では無くても、現実はもっと入り乱れ厳しいかもしれない。けれどももしこんな王子がいたら応援したいと思わずにいられません!
そして英国王室にときめくこと必至!
前巻の躍る様に情熱的な恋よりも、愛をじっくり試され確認し熟成する巻でした。
生き方が全く違う二人に折衷案は無く、どちらかが必ず諦めなければいけない。双方が相手に譲り合うように思い悩むのは切ないけれど、相手は人生でただ一人の人と迷わないところが熱いです。
ジェイムスは相手に有無を言わせない地位であるのに、ベンと至極対等に一つの道として考えさせ、またそう描かれているのも素晴らしい…!
ジェイムスもベンも不安要素が大量。
ジェイムスは自分が王と認められるのか、ベンは側にいてくれるのか、妹のインディゴは、と。
けれど二人抱きしめ合っている時は腕の中が安心できる場所だとハッキリしているので読んでいてこちらも安心でき、またyocoさんの素晴らしい表紙を信じながら結末まで読み進めました。
途中読み留まったり、妹パート長いなぁと思ったり、羨ましさやコンプレックスが邪魔をして感情が動かなかったりしてしまう部分がありました。あと誤字が・・・
けれども沢山の人の動きが伏線となり結実した華々しいラストは拍手しかありません。
容赦なく仕事できて褒め上手なキンバリーさんかっこいい。リチャードおじも、途中からベン担になる威厳ある王妃も良き。
前作よりエロは少なめ。
「流石に王子がゲイバーなんて」と思っていたのにまさか行くとは!しかも王子のカリスマ性ではなく一人のセクシーな男としての注目と、客全員分の奢り!カッコ良すぎる。
ベンの妄想再現その② 城に捕らえられたベンは、残念ながら途中退場。こちら、特に伏線でもなく尻すぼみな印象でただベンが可哀想なだけだった…
マスコミに「人生最高の◯◯◯」と見出し付けられたジェイムス、“一番気に入った”発言からの、ベンに“本当?”と可愛く直接確認、からのベンの返答は爆熱でしたね。言葉は誠に使い方次第ですね。
そして読みやすく新しい世界を見せてくれた翻訳家と作家さんに感謝です。
緊張感を煽りながらのカミングアウトから始まる続編。
気持ちを確かめ合ったところで終わった一巻の余韻は、序盤はまだ楽しむ余裕が残されている。偽名を使ったやりとりなんかは、秘密の恋を盛り上げるエピソードとして、とても良かった。
大筋は王道だが、スケールが大きいとこうも面白さが増すのかと、引き込まれるように読んだ。今になって相手のことを何も知らないと気付く、なんてラブストーリーのお約束だが、その意味が深すぎる。
事が動き、ベンがマスコミに追い回される日々が、かなり長く詳細に綴られている。夢から一転、付き合った後の現実が襲ってくるようで心が痛い。状況的にも心理的にもどこまでも追い込まれ、どう決着をつけるのかハラハラした。
ジェイムスとベンの価値観の違いも当然ながらすさまじい。「自由」という言葉を使い、その単語一つとっても解釈違いが起きているのを表していて、二人の違いが分かりやすかった。
様々なことを乗り越え、完全な一致でなくても、ゆっくりじっくり歩み寄っていく二人。ベンは自分の中にある一番大きな矜持と信念を曲げるくらいの覚悟が必要だったように見えた。それほどよく考えていたし、ジェイムスへの想いとの間で葛藤する様子が伝わってきた。
ジェイムスはベンへの気持ちに迷いはなく、立場的に必要な決断について考えを巡らせていた。不安になる場面もあったが、ベンの全てを受け入れ尊重して待っている懐の深さと純粋さがカッコ良かったし、安心感を持って読めたので良かった。たまに喜びを素直に出し過ぎるところは可愛くて好き。
ベンはずっと自分の内面との戦い、ジェイムスは自分を取り巻く環境とのせめぎ合いという感じだった。
本編は、ベンが過去と対峙し自分自身で決着をつけ、ジェイムスに告白するところで終わる。長いページ数をかけ、それがベンにとってどれほどの事かを見てきただけに、感動もひとしおだった。
その後のエピローグでは、気になっていた事柄がぽんぽん流れていった。物語が綺麗に畳まれていくことに清々しさと寂しさを感じる。
ラストシーンもとても良かった。不安定だが迷いはなく、決めた道に前向きになるベンの心理描写に泣きながら情景を思い浮かべて萌えてまた泣く。読後に見る表紙もまた素晴らしく、心地良い余韻は長く続いた。
惜しむらくはBLらしく校正・校閲が甘い。一人称の表記揺れや、一巻と統一されていない訳し方などが気になってしまった。直訳に近い訳文も一巻より増えており、ところどころ雑。せっかく素敵な作品なので、翻訳ももう少し頑張って欲しかった。
全てが最高の一冊。少し駆け足気味のところもあったけど、このページ数で収めるなら丁度いいと思う。
人々の興味と好奇心の目に晒され続けるジェイムスと共に生きることの意味が詰まっていてよかった。
二人がこのまま一緒に人生を歩むのかをすぐに決めない(決められない)のがいいなあ。
ベンの情報をリークしていた人物には正直驚いた。信頼し、友人だと思っていた相手にもいとも簡単に裏切られる。でも多分目の前に渦中の人物がいてそれを黙っておくことが出来る人間って超少数なんだろうな。
エピローグが特に好き。
文章もとても綺麗で何度も読み返したい。
2冊両方読みました。
yoco先生買い。イラストは素晴らしかった…今回もとても素敵でした!!
内容は王道なストーリーとして面白いとは思います。が、訳が直訳に感じてしまう事が多々ありでのめり込めなかったです。
また、妹(王女?)の結婚までの展開が早く…あれ?この間まで入院してたけど、トントン拍子過ぎないかなー…と、思ったり。攻め様と王妃の仲が非常に良いのはいい事だけれど…あのやり取りで一気に信頼関係結べてしまうのね。など、最後の方にかけてバタバタとまとめていくような感じがしました。
多少の山場はありますが(執事のところは涙…)王道ストーリーだと思います。攻めも受けも好感が持てます。訳が良ければもう少し良かったかな。直訳に感じてしまうのが気になってしょうがない。残念。
BL以外の本の和訳はスムーズに読めるのに、BLでの和訳でいいのに当たらないので…BLの海外のものは買い渋ってしまいます。