お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
ai ni ikitai dakenanosa
探偵事務所を営む駄目所長の桐生院康家(ヤス)と、
しっかり者の経理、野村善幸(ヨッチン)のお話。
仕事上のパートナーだった2人の関係がとあることをきっかけに変化するという展開です。
この2人、傍目からは、生活能力のない康家が、善幸に頼りきっているように見えますが
実は、善幸のほうが康家に、精神的に依存しています。
駄目なヤツだから放っておけないだけじゃなく、
自分も康家を必要としているということを自覚していく善幸が
無理なく描かれていたあたりは、好印象でした。
駄目亭主としっかり女房ってことで、結構お似合いなのかも。
それにしても、康家のヘタレ攻めっぷりには、なんともびっくり。
フツー、決める時は決めると思うじゃないですか。
ちょっとくらい“やれば出来るコ”なんだよってところを、見せてくれるじゃないですか。
それがまったく無かったんですよ。
ヘタレ攻め選手権があれば、優勝してしまいそうな勢いで駄目っぷりを発揮しています。
まぁ、そんなところが愛しかったりするのが康家の魅力です(笑)
ちなみに、探偵事務所が舞台の割には、全然それらしい仕事はしていません。
「ただの便利屋じゃないか!」と、読者につっこませるのが狙いだったんだろうか…。
だとしたら、まんまとやられたーって感じです。
真山さん作品らしく、ギャグあり、テンポ良しで、楽しめます。
コメディ路線のお話が好きな方にはオススメです。
完全にラブコメです。
「探偵」というタイトルに惹かれて読んだんですが、完全に肩すかしを喰らいました^^;
新宿二丁目にある探偵事務所が舞台なのですが、冒頭にちょっとだけ出てくる仕事らしい仕事をしているシーン以外はペット探しとかペットのシャンプーという便利屋のようなお仕事しかしていません。
せっかく探偵という設定なのに勿体ない…と思わず思ってしまいました。
攻め様が外見はイケてるんだけどヘタレで頼りなくてキメて欲しい所でカッコよくキメてくれなかったりとか、受け様が美人でツンデレなんだけど、ノリはコメディという雰囲気で、私の好みからは微妙に外れて、今一つ面白い乗り切れませんでした。
受け様が自分の気持ちに気づくまでの過程もちょっと長すぎたかなという気がします。
惜しいなぁと思った作品でした。