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君は私にとって世界で一番大切な人
isekai yuukaku monogatari
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は羽振りの良い狐獣人と異世界トリップした高校生のお話です。
事故で異界に飛ばされた受様が攻様との出会い幸せを掴むまで。
受様は交通事故で両親を一度に失い、
娘2人を育てるシングルマザーの伯母に引き取られます。
少しでも伯母の助けになればと数年前からは
料理をするようになり、今年高校を卒業したら進学せず
アルバイトをしているレストランに就職を決めています。
受様の境遇を幼馴染の親友は歯がゆく思っているようですが
そんな友人がいる事は受様にとってとても心強い事でした。
今日の両親の命日も親友とともに墓参りに来ていて
いつか親友が困った時は力になりたいと思う受様でしたが
帰路で飛び出した子供を庇って事故に遭ってしまうのです!!
次に受様が目覚めた時には
無傷ではある物の体が鉛のように重くてだるい状態で
全く見覚えのない古めかしい日本家屋にいたのです。
しかも川べりに倒れていたという受様を
拾ったのは男色専門の遊郭を楼主である鼠の獣人で
受様は助けてやったのだから見世で働けと
強制的に連れ帰られとしまいます。
受様が目覚めたのは、誰もが例外なく
耳や尻尾のある獣人達が住む世界だったのです!!
楼主は受様に客を取れと迫り、
別世界から来た"耳ナシ"色子として売り出しますが
耳や尻尾にステータスを持つ獣人に受様は不評です。
楼主は苛立ちをこめて受様を鞭打ちますが、
楼閣一人気の兎獣人や小柄だが気の強い栗鼠獣人に
庇われながら遊郭で生きるしか術がありませんでした。
そんな受様に初めてついた客が攻様でした。
攻様は彼が通う色子は必ず売れっ子になると言われる
洒落た遊び人風の狐獣人で受様のいた世界に
興味津々な様子です。
楼主は大物の客が着いたと大喜びですが、
攻様は何やら見た目通りの人ではない様で!?
日本でも異世界トリップでも苦労人だった受様が
訳有りの狐獣人である攻様に見出されて幸せになるまでの
もふもふ系異世界トリップファンタジーなります♪
もふもふもファンタジーもMYツボなのですが
櫛野先生は既刊『竜人と運命の対』の尻尾ユカダンとか
『ユキヒョウの獣愛』の尻尾はぐもふ等々
攻様の尻尾がとってもラプリーなのですよ♡
本作の攻様は狐獣人との事でしたので読む前から
絶対立派な狐尾をもふも付するに違いないと
ワクワクで読み始めました ヾ(≧▽≦)ノ
受様を拾った楼主は小心者なのに金に厳しく
耳ナシで客も取れない受様をよく思っていませんが
ついた色子を売れっ子とにすると噂の攻様が
受様を気に入った事から捕らぬ狸の皮算用を始めるのです。
攻様はいかにもな遊び人を装ってはいますが
こちらも訳あり臭がプンプンするという
勧善懲悪的な王道な設定の鉄板展開ではありますが
結末がわかっているからこそ
ハラハラ&ドキドキって事、ありますよね!?
攻様の正体、人気色子の過去や攻様との関りなど
丁寧に伏線が張られていて
受様と攻様の恋模様と絡みながら
登場人物たちの動向にワクワクしつつ
楽しく読ませて頂きました♪
本作の攻様の尻尾もとってもゴージャスで
わざとらしい耳ペタンやふるふるも萌えでしたが
Hシーンでの使われ方に激萌えでき、たいへん満足です♡
今回、コミコミ特典小冊子は
受様を支えてくれた色子2人の恋愛事情が読めます。
これから購入される方はぜご検討の価値有りですよ。
交通事故で何故か異世界に飛ばされ、遊郭に売り飛ばされてしまった受けが、嘆いていても仕方ないと頑張る姿を気に入った攻めに甘やかされ、幸せになる話
受け様である悠人は両親を事故で亡くし、伯母に引き取られていますが、かなりひどい扱いを受けています。それでも、自分の境遇を仕方ないと諦めその中でできることをやっていこうとする健気な男の子です。
両親の命日、親友の大和とともに稲荷ずしをもって墓参りに行った帰り、車に引かれそうになっている女の子をとっさに助けた悠人は気が付くと知らない場所にいました。
そこは、獣の耳尻尾の生えた獣人の住む世界で、捕まってしまった悠人は遊郭に連れていかれてしまうのです。
色子となった悠人でしたが、耳尻尾のない悠人は「耳ナシ」と蔑まれ客もつかず楼主からいわれのない虐待を受けるのでした。
ある日、悠人の親切から知り合いになった花街で有名な遊び人で狐の獣人・東雲(攻め)に気に入られ、独占契約をしてもらうことになります。
忙しい東雲は時間を作っては通ってくれ、悠人の作る稲荷ずしを喜ぶのです。
モチーフは暴れん坊将軍か遠山の金さん(若い人にはわからないかもしれない)でしょうか。
偉い人が一般人に紛れて悪事を暴く痛快なお話ですよね。
悠人はこの世界では耳ナシということで全く人気がなく、楼主や外の人には蔑まれますが、色子仲間はみないい人ばかりで右も左もわからない悠人を何くれとなく面倒見てくれます。
特に店一番の売れっ子・鈴蘭は、東雲が客としてきたときも、初めての客だからと面接し(良くない客だったら適当に追い返そうと思ってたというからとっても過保護)着物を与え、準備を整えてくれるし、ちょっと先輩のリンは言われない虐待を受けているときに庇ってくれるし、そっけない態度ながら傷薬をくれたりと気遣ってくれる紫苑、この3人は悠人にとって救いだったのではないでしょうか。
事件に巻き込まれ危ない目にあったり、元の世界には帰れないとわかり落ち込んだりしますが、もう帰るところもない悠人の帰るところになってくれた東雲と今まで不遇だった
分幸せになってほしいものです。
異世界トリップものです。
主人公悠人は10歳で事故で両親を亡くし、伯母に引き取られ冷遇されこき使われる。
楽しみは年に一度両親が好きだったお稲荷さんを作って親友の大和とお墓参りに行くこと。
こんなに不憫なんだから異世界では幸せになって欲しいところなのですが…。
なんと気がついたら遊郭の人に捕らえられなぜか借金を負わされ、逆らったりすれば鞭で打ち据えられ。
とにかく悠人の扱いが酷いんですよ。悠人も諦めモードで、これまでだって諦めてきた。こうやってまた諦めれば…と。
遊郭の先輩鈴蘭や紫苑、リンと仲間には恵まれ、客が一人もつかずご飯もまともに食べられず鞭打たれてもなんとか生きている悠人。
そんなところに東雲という美丈夫に助けられ…。
色々萌えるんですよ。それに東雲のおかげで悠人も諦めず前を向く勇気を持ち。
だけど東雲の正体もわからないので、一月と言わず身請けしてあげなよ!悠人がヤバイよ!とハラハラします。
敵を泳がせ証拠を掴むための必要な時間だったのでしょうが、その間も悠人は危険な目に合うし悠人からの連絡方法もないし。
とうとう東雲の正体がわかり、勧善懲悪でやっと不知火と浮島を捕らえて。
エッチはとっても甘かったです!
そして色子のみんなは借金がなくなり支度金を貰って帰省したり商売を始めて。
悠人もお稲荷さん屋を開きます。なんと鈴蘭やリン、太兵衛さんも手伝ってくれて。
平和な最後でした。お稲荷さん食べたいな、五目の。
良いお話でした。が、長いかな?もっと早く救ってくれてたら、悠人が酷い目に合う機会が減ってたらと思ってしまいます。
イラストは八千代ハルさんでとっても可愛らしいです。
毎回遊郭物は設定なのにキツいんですよね。なら読むななんですが。理不尽さに挫けそうになります。今回は悠人はシンデレラボーイになれましたが。
ん?よくタイトルを見たら!表紙のイラストも本文と違う!何とも思わずハラハラして損したような、気が付かなくて良かったような。
表紙の攻めさんに撃ち抜かれて購入。猛烈に好きなんです、この攻めさん!中身もですが、特にビジュアルが!ただお話はめっちゃ王道だったので萌2よりの萌にしました。健気高校生ちゃんの異世界ハピエン話、二段組で本編230Pほど+あとがき。稲荷寿司食べたくなるので夜読みはご注意を。
両親の墓参りの帰り道、道に飛び出しちゃった女の子をかばって車にぶつかったと思ったら異世界。しかも拾われたのは男色専門の遊郭を切り盛りしている男のところ。この世界の住人はみんなケモミミ・シッポがあるため、耳のない悠人(ゆうと)の事は皆気持ち悪がって、客も付かず、この先どうなるのかと不安に思っていたのですが・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は やや多め
黒鉄(攻めの側にいる烏)、リン(悠人に良くしてくれる少年)、鈴蘭(遊郭の売れっ子)、紫苑(遊郭の№2)、平助(攻めの護衛)、大和(受けの幼馴染)、
浮島(遊郭の楼主)、不知火(怪しげな男)等。紫苑も鈴蘭もよさそうだったので平助を押し倒すとか無いかな。
++良かったところ
なんてったって攻めのビジュアル!どストライクで、表紙みた瞬間に昇天しかかりました。穏やかですが、やんわり攻めてくるので心地よいのです。たまらん。カラー口絵にある攻めさんの胸板にも一発KOされました。初めての受けさんにゆっくり教えていく手練れ感がこれまたヨロシイです。(受けもチっと妬いてる)。
いちゃこらシーンでは、そのシッポが最高にご活躍。(便利ですよね、9本もあるんだもん、自由自在に攻められる) 耳もとても表情豊かに記載されていて、ケモミミ好きさんには良いのではないでしょうか。あー子犬になって抱っこしてもらって顔中、ぺろぺろ舐めたい!
受けは本当に健気でいい子、悪人要素がぴっとも無いという方。今までは色々諦め受け入れてしまっていたのですが、これからは攻めさんと一緒にいる事で、新しい人生を切り開いていけるのではないでしょうか。
やーイケメンロン毛ケモミミさん、堪能しました。たまらんかったです。ケモミミ溺愛話がお好きな方でしたらお手にとっていただいても良いのではないでしょうか。
櫛野先生のお得意な異世界物でした。王道中の王道です。
しかし副題とカバー表紙で東雲の正体がバレバレなので、いつどんなタイミングで招待を明かすのかを楽しみながら読むという感じになると思います。
だからか分かりませんが悠人の健気さや頑張りが空回りしているように感じて、依怙地さにイライラしてしまう場面が多々ありました。
これは彼の今までの育ちが原因なのですが、人に頼らない、人に相談しない、しても何も変わらないからって諦めて我慢してるんですよね。
元の世界でも異世界に来てからも、周りには手を差し伸べてくれる人達が沢山いるんです。
だから読んでいて健気だなっては思えなくて、愚かだなぁとしか思えなかったです。
まあそれで危機に陥って東雲が助けに来て、全面解決して大円満になったんですけど。
そんな無欲な悠人に東雲が惹かれたんでしょうけど、後に明かされる彼の気持ちにそこまで惹かれたの?ってちょっと不思議に思ってしまいました。
東雲はとても魅力的なので悠人が好きになれるかなれないかで評価が変わって来ると思います。
ちなみに「竜人と運命の対」シリーズと違って悠人が異世界に飛ばされた理由は明らかになってはいませんでした。
異世界、遊郭、そして櫛野先生と八千代ハル先生。
きっとこれは甘いに違いない!と、糖分を欲して手に取った結果、期待通りの甘さたっぷりのお話でした。
攻めのキャラクターが色気があって好き。
遊郭ものではあるけれど、ドロドロさだったり悲壮感はなく、懐が大きな攻めの愛に包まれるように終始安心して読めました。
異世界といっても、昔の日本寄りなライトめの世界観なのでさくさくっと入り込めるかと思います。
ひょんなことから獣の尾に耳を持つ人々が住まう櫨(ろ)という国にトリップしてしまった天涯孤独の高校生・悠人が、トリップ先の遊郭で色子として働くことになるけれど、種族の違いから気味悪がられ、これが全くこれっぽっちも売れない。
そんな中、街で偶然知り合った色っぽい狐の美丈夫が自分を買い占めると言い出して…
と、概ねあらすじ通りに進む王道もの。
辛い状況下でも懸命に生きる主人公・悠人。
文句も言わず何事も一生懸命に頑張る悠人の姿に、同僚である色子達も味方してくれたりと、差別をする者も居るけれど、遊郭ものなのに雰囲気はあたたかくてソフト。
でも、これまでの家庭環境の影響もあってか、かなり我慢強く、周囲に頼らず自分でなんとかしようと思ってしまうタイプの健気受けなので、うーん…人によってはもしかしたら鼻につくかもしれないなと思う。
そんな健気で頑張り屋な受けは幸せになるしかないよね!と、悠人を頭から丸ごとすっぽりと包み込んで甘く愛してくれるお狐様・東雲がたまらなく色っぽいんだなあ。
なんというのでしょうかね、懐に余裕のある大人な攻めなんですよね。それでいて茶目っ気もあるなんて最高。
もちろん受けの悠人も可愛らしいのですけれど、今回は攻めの東雲に持っていかれたなあ。
「〜かい?」なんて、穏やかで甘やかすような口調が優しく紳士的で。真綿で包むなんて表現がぴったりな愛で方をする良い攻め。
経験豊富そうなところも含めてなんだか好き。
糖分多めのお話でとても楽しめたのですが、王道シンデレラストーリー以上のものはあまりなかったかなと感じたのと、ケモミミ設定はそこまで生かされていなかったのでこちらの評価に。
もう少しその種族ゆえの特性だとか、ケモノ設定を生かした何かがあっても良かったかも。
とはいえ、健気な子がどんどん愛されていく様は読んでいて気持ちが良かったですし、サブキャラクターが魅力的だったので、彼らのお話も読んでみたいなあなんて。
東雲のお目付役の平助がすごく好きでした。
東雲と平助のやり取りが気心知れた仲ゆえの微笑ましさがあって、彼らがセットで登場する度に「ここもっと読みたいな〜!」となってしまった。
そして、これはこちらの作品に限った話ではないのですが。
最近はサブタイトルやタイトルで内容を解説してしまうのが主流なのでしょうかね?
せっかくの異世界もののお話なのに、あまりにも内容が想像出来てしまうと読み進めながらのワクワク感が減ってしまうような気がして、なんだかなあと微妙な気持ちになるのは私だけなのか。
個人的には副題はいらなかったなと…ちょっと勿体なく感じます。