甘くなくても

甘くなくても
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
4
得点
53
評価数
18
平均
3.2 / 5
神率
16.7%
著者
火崎勇 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
朝南かつみ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
シリーズ
甘くなくても
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784775507926

あらすじ

外川は勤め先のスポーツメーカー「W.Wスポーツ」で念願の営業へと移動になった。前の部署にいる時、電話でよく口論になった取引先の「城」という男。天敵とも言えるその男に担当として直接会うことになってしまう。重く低い声、野性的な容貌の男は「取引だろう?お前が望んだことじゃないか」と酒に酔った外川の体を強引に拓き、舐り、貫く。仕事の取引を体の取引と誤解された外川は、それでも城が与える快楽に抗えず翻弄されてしまう。

表題作甘くなくても

元サッカー選手で現スポーツショップ社長
城の店を担当するスポーツメーカー営業

レビュー投稿数4

中盤~から終盤にかけての流れが好き

この作家さんの本を読むのは初めてでした。

受け:W.Wスポーツの営業・外川
攻め:取引先の社長・城

外川は勤め先のスポーツメーカーで営業へと移動になった。
前の部署にいる時、電話でよく口論になった取引先の「城」という男。
天敵とも言えるその男に担当として直接会うことになってしまう。
泥酔した外川は城に連れて行かれたホテルで強姦されてしまう。
「取引だろう?お前が望んだことじゃないか」と。
仕事の取引を体の取引と誤解された外川は、それでも城が与える快楽に抗えず翻弄されてしまう。

城は電話で口論になっていた時から外川が気になっていたんですね。
それで実際会うと自分の好みだったから口説こうと思っていた時に、
外川の先輩・根岸に「外川は俺の恋人なんで」と嘘をつかれる。
足手まといな根岸から離れて1人でやりたかった外川に根岸を切って自分を担当にして欲しいと言われ、いつも身体で契約を取っているのか?と思い外川を犯してしまったんですね。
ちょっとどうよ…とも思いますが俺様攻めだし外川が気になってしょうがないんだろうな~と思うシーンがちらちらあって萌えました。
個人的な萌えポイントは犯されても泣かなかった外川が、城の前で泣いてしまうシーンと、好き勝手やってた城が土下座するシーン。
俺様攻めの土下座ってなかなか無いですね。
終盤にかけての流れが面白かったです。

4

萌ポイントは、俺様攻の土下座

攻・城栄重 スポーツショップ社長
受・外川 スポーツメーカー営業

在庫管理から営業に移動になった外川は、指導係としてつけられた根岸にうんざりしていた。
その根岸に連れられて得意先のガイズ・スポーツへ行く。
在庫管理時代にガイズの「城」と電話で口論をした経験のある外川。
その城に新製品を薦める根岸だが、商品説明がいい加減で全く営業になっていなかった。
横から外川が説明を補足していると、城が「外川から納得の行く説明をしてもらいたい」と接待を要求される。

その日の夜、城の選んだ店で飲みながら新製品の説明をしていたが、城に強くすすめられて苦手な日本酒を飲んでいるうちに、酔いつぶれてしまう。
気がつくと外川はホテルで城に組み敷かれていた。

外川は「根岸の管理下から外れて一人前に仕事をしたい」と望んでいて、城に「売り込みの成果は自分(外川)の成績にしてくれ」と望んでいました。
城は「外川が(恋人の)根岸に命じられて、身体で契約をとるためにきたが、根岸に愛想をつかしているので別れたい」と望んでいて、自分に取引を求めてきた、と思い込んでいました。

外川は城に強姦され、その後ガイズ・スポーツからは外川に大幅増の注文が。
怒った外川は城のところに「注文が欲しかったんじゃない、根岸の指導下からはずれたかったんだ」と怒鳴り込みます。
城は根岸に「外川は自分の恋人だ」と聞かされてたんですね。

根岸からガイズ・スポーツの契約を奪った形になった外川ですが、営業に出ても城に会わないようにと神経をすり減らしています。
ガイズ・スポーツ以外の契約も取り、他の営業社員からも認められてゆく外川。

城は元サッカーの選手で、ブラジルのプロリーグと契約するほどの知る人ぞ知る有名選手でした。
しかし自宅の火事で顔と脚を火傷して選手生命を絶たれ、その後ガイズ・スポーツの社長としてビジネスを成功させてきました。
選手生命の短いスポーツ選手の再雇用先として率先して雇い入れている城。
そういった城の評判を先輩に聞かされ、少しずつ尊敬の念を持つように。

契約を奪われた根岸は、成績を上げてゆく外川を呼び出し強姦しようとします。
逃げ出した外川は無意識に城のもとへ。

根岸を殴り、外川に土下座する城は、俺様攻にはあんまり見られないですよね。
誤解の原因は根岸だったわけですが、城は最初から外川に惚れてたんですよ。
それを見抜いていた根岸に「外川は自分の恋人」と嘘を教えられてたので、最後の思い出に一発決めようと思って強姦…て(笑)。

外川さん、ほだされてますが…いいんですか?

受の外川がとにかく必死に仕事をしています。
お仕事BLとしても楽しいです。

7

終盤までしんどかった

シナリオとしては、萌える前に萎えるタイプの作品でした。攻のやったことは普通に強姦(男性同士なので暴行?)だし、被害者である受の一人称で書かれているものだから、終盤のタネ明かしまでずーっと傷ついてモヤモヤ苛々しているような雰囲気で、正直しんどかったです。

受(主人公)の外川は、内心ではそれなりに傲慢なところがあるものの仕事には真摯に取り組んでいる真面目な男で、営業マンとしての実力もあります。実際、城への最初のアプローチだって少し唐突だったにせよそこまでおかしな感じでもないのです。それが根岸のちょっとした狂言であそこまで拗れるなんて…城にしろ根岸にしろ外川の周囲にはおバカさんしか居ないのかしら、と思わなくもなかったです。

終盤も終盤、城の反省っぷりに救われた気持ちになったので★1つオマケです。

ちなみにこの作品、妙に登場人物が多い印象でした。名前付きのキャラクターがこんなに必要だったかなぁ。あと誤字脱字が多くて残念でした…。

1

体育会は嫌い

スポーツメーカーに勤務している文系出身主人公が、脳筋男達のつまらない誤解や嫉妬で、いわれない陵辱を受けて、それでもなんとか前向きに頑張ろうとする話。

あああああぁ
やっちゃったなぁ~
こうゆうタイプの強姦陵辱系のお話って読むのが苦痛。

外川は真面目に前向きに頑張っているのに、なんでこいつらは、って、外川に感情移入して、脳筋体育会男たちの思考回路にどうしても許すまじと思って読んでいると、肝心の戸川は、結局ほだされちゃうし、、、

小説としてのいい悪いじゃなくて、
もう、まったくこれは、個人的に、趣味じゃなくて、読むのが苦痛だったっていうだけで、
攻めの城の事を外川みたいに許せるなら、小説として評価可能なんだろうけど、
私としては、それ以前に、無理

3

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