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濡れ場の方が淡々と進行し、さり気ない日常の中に
誘われる要素が忍ばせてある中々に油断の出来ない
短編集です。
描線にどぎつい癖がないのでどの様な時代背景の
物語でも描けてしまうのは大きな武器でしょう。
淡々とした空気の中に潜む熱をお楽しみ下さい。
この作者さん、なかなか守備範囲広そうです。
なにせ、中国唐時代モノと思しきものから、人外まで淡くも暖かく書きつづっている印象。
いやー、冒頭作で男娼に「俺はこの仕事向いてんだ」とサラッと言わせてしまうあたり、ちょっとフツーじゃありません。
かすかにウェットでありながら、ジトジトにしないところがいい。
惜しむらくは描線が硬く、プロポーションがちょくちょくブレている描画。
体の描き方が安定していけば、ポエティックなBLとして説得力が増すんだけどなぁ。
不思議なことに、初期作のほうが絵が安定している。