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金髪碧眼の恋人と死別した隆一郎は彼女の墓前で
命を断とうとした時、金髪碧眼の少年と出会い、一命を
取り留める。その少年の存在は隆一郎の心に『天使』と
して刻まれ、生きる為の糧となった。
一瞬の出会いから数年。隆一郎と『天使』は再会する。
伯爵家当主と虐げられ傷ついていた孤児として。
『天使』は隆一郎の手元に引き取られて凛と言う名を
与えられ、幸運の為の一歩をおずおずと進めてゆく。
遺伝子の悪戯とそれに惑う人の心の所為で天真爛漫
だった心を押し込められ、一歩を踏み出す事に臆病に
なってしまった凛。でも、隆一郎と再会し共に過ごす中、
人を想うと言う強さを彼は取り戻します。
凛と隆一郎だけの世界だけが描かれていたなら、
読み応えは確実に薄くなっていたでしょう。
隆一郎の友人・二階堂恭二と隆一郎の兄・啓一郎が
『想う』と言う事についてそれぞれ良い味わいを加えて
います。