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omega ni madowasarete
本人の意思とは関係無くともαを誘い込んでしまうヒート、そういう意味では誘い受け好きとΩの存在は比較的相性が良いのかもしれません。
紙本で購入、アンソロジーと言うと成年コミックサイズの大きな本が主流ですが、こちらはBLコミック(単行本)の主流サイズと同じ大きさでした。
6作品収録されており全てα×Ωです。妊娠&出産、子育て、極端なカーストなど読み手を選びそうなディープな要素は除かれ、αとΩの関係、ヒート、運命の番と言った萌え要素の高い部分に重点が置かれたライトな作品群。
オメガバースの説明ページが無いので無知からの初読みには向きませんが、初心者でも読みやすい内容なのではないかと思います。以下、特に印象に残った作品の感想をちょっとだけ…。
「ごめんね奏汰くん」
よく見ずに読み始めた私は二人のバース性&攻受が思っていたのと異なり初っ端から驚かされました、読み直すと最初に思いっきり書いてありますね(^-^;
自分の性を認めようとせずヒートを嫌悪する受けが、攻めの前で強烈なヒートを起こし必死に堪えようとするシーン、友達の前なのに!と言う理性と本能的欲求の葛藤が、なかなかのエロさでグッとくるものがありました!
そこから我慢の糸が切れたように相手を求める姿勢に切り替わる瞬間の、欲しいって言うのも可愛くて良かったです。
「やさしく壊して連れ出して」
人気者攻め、突き放す受けが両方好きでないので苦手かも…と思って読み進めたのですが、体質のせいで自分の存在価値すら見出せないΩを救い出すようなお話で意外と良かったです。
攻めの事を嫌っていた受けが初めて強いヒートを起こし、攻めにきちんと助けを求めようとする、自分に欲情してくれて嬉しい、もっと抱かれたいと素直に喜びを感じている所に萌えました。
攻めの方も理性を保とうと、手の甲を噛んで自制しようとする所が相手の事を考えられており好感が持てました。
「劣等αの居場所」
ラストは表紙のカップルです、この方は特に絵がお上手でした、可愛いワンちゃんも出てきます。
αは優秀で当たり前、そうでない者はαのくせに…と否定される世界、これはα特有の苦しみでもあります。
そんなコンプレックス持ちの攻めを、満面の笑顔と優しさで包み込んでくれるような受けがふわふわで可愛い!Hの時も表情豊かで萌えました。
真新しさはありませんが、Ωが自ら望んで抱かれる作品や、αに抱かれて嬉しいと感じている作品ばかりで幸せな気持ちになれました。
各電子単話も配信されているようなので、どれか一つでも興味があればそちらで購入するのも良いと思います。