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iromachi tasogare
著者のネーム「Dite 」の意味は/古語「準備する」/英方言「少し」/仏語「語る」
titleは、イロマチタソガレ とルビされています。
ネームの意味通り、作業フェチな作家?なのか、この作品の構想は二年半かけたそうです。
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双子の兄が、死んだ弟の生前の様子を探る物語。
場面は架空の離島=千と千尋の遊郭版といえばいいのかなー。不思議世界の物語です。
描写と構成は、講師を務める人だけあって丁寧で美しい。こま割りなど小さな所に拘りがあるらしく、凝ってます。
まだ序盤で、全体の見通しがつかない。レビューを今書いている時点で、分冊版が3巻。
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★モデルは実存した「売春島」?:
渡鹿野島 “売春島"。三重県志摩市東部の入り組んだ的矢湾に浮かぶ、人口わずか200人ほどの離島、周囲約7キロの小さな渡鹿野島を、人はそう呼ぶ。志摩半島から船で3分。
島内のあちこちに置屋が立ち並び、島民全ての生活が売春で成り立っているとされる、現代ニッポンの桃源郷。時代の流れに取り残されたこの島は現在疲弊し、凋落の一途を辿っている。